ダブルマザー の商品レビュー
駅のホームから若い女性が通過中の急行列車に飛び込むシーンから始まる衝撃作。亡くなった馬淵鈴の遺品から柳島詩音のスマホと財布が見つかり、駆けつけた詩音の母は遺影を見て自分の娘だと言い張る……。 なにやらわけのわからない展開になりそうだなと覚悟を決めた。読み進むうちに明らかになるのは...
駅のホームから若い女性が通過中の急行列車に飛び込むシーンから始まる衝撃作。亡くなった馬淵鈴の遺品から柳島詩音のスマホと財布が見つかり、駆けつけた詩音の母は遺影を見て自分の娘だと言い張る……。 なにやらわけのわからない展開になりそうだなと覚悟を決めた。読み進むうちに明らかになるのは、それぞれの家庭において不満を抱えていたらしい娘たちの姿だ。鈴はともかく詩音はどうなんだろう? 設定はおもしろいが説得力に欠ける。 仕掛けられたミスリードにも今回ばかりは引っかからなかった。
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序盤から展開が気になり、一気読みでした。 電車に娘が飛び込んで亡くなったと連絡を受け、その娘をめぐっての謎、親ガチャの苦悩、色々や要素が絡んできて面白かったです。 ただ結末が…。 湊かなえさんのイヤミスを読んでいるような気持ちになりました。
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ある若い女性、馬淵鈴が駅のホームから飛び込み、電車に轢かれて亡くなった。鈴の母、温子は彼女のバックから鈴とは別の女性、柳島詩音の財布と携帯を見つけ、詩音の母、由里枝が温子の家に財布と携帯を取りに来る。由里枝は亡くなった鈴の写真を見て、行方不明の詩織だと言い張る。亡くなった女性は一...
ある若い女性、馬淵鈴が駅のホームから飛び込み、電車に轢かれて亡くなった。鈴の母、温子は彼女のバックから鈴とは別の女性、柳島詩音の財布と携帯を見つけ、詩音の母、由里枝が温子の家に財布と携帯を取りに来る。由里枝は亡くなった鈴の写真を見て、行方不明の詩織だと言い張る。亡くなった女性は一体誰なのか? 読んでいくうちに何となく先が見えてきたけど、最後は想像の斜め上をいく展開だった。 毒親って自分がおかしいことに気づいてなくて、自分を正当化してるからややこしい。鈴と詩織は毒親の犠牲者だけど、そこまでしなくてもと思ってしまう。 温子も由里枝も異常だけど、鈴と詩音も異常。
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このサイトか何かで紹介されていた。 電車に飛び込み自殺をした若い女性の持ち物から別人の身分証が出てきて、母親が連絡を取ったところ、そちらの母親からも自分の娘だと言われ、1人が2軒の家庭を行き来して、どちらでも娘として振舞っていたことがわかる。なぜそんなことを?亡くなったのはどっ...
このサイトか何かで紹介されていた。 電車に飛び込み自殺をした若い女性の持ち物から別人の身分証が出てきて、母親が連絡を取ったところ、そちらの母親からも自分の娘だと言われ、1人が2軒の家庭を行き来して、どちらでも娘として振舞っていたことがわかる。なぜそんなことを?亡くなったのはどっちの娘?という謎を2人の母親が協力して追っていく、という内容。 なかなかない設定に挑戦しているのだけど、やっぱりかなり無理がある。 親を捨てたいなら、連絡を断てばいいだけの話で、ここまでする理由が説得力がない。この先必ず、困ることになることも目に見えている。 スマホの画像から導く結論も、強引過ぎる。娘を心配する親ならそうは思わないのではないか? ポリアモリー…性的嗜好は自由だけど、子供作っちゃダメでしょう。 最後はどんでん返しのつもりかも知れないけど、結構しつこく伏線があったのでわかってしまった。
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ホームへの飛び込み自殺を図った一人の女性…彼女は馬淵鈴21歳、身元確認のため遺体と対面したのは母の温子…。遺品の中に、柳島詩音という女性のスマホを見つけ、母の由里枝に連絡すると、詩音も行方不明、しかも2年前に整形手術を受けたところも一緒だった…。真実を探るために温子と由里枝は行...
ホームへの飛び込み自殺を図った一人の女性…彼女は馬淵鈴21歳、身元確認のため遺体と対面したのは母の温子…。遺品の中に、柳島詩音という女性のスマホを見つけ、母の由里枝に連絡すると、詩音も行方不明、しかも2年前に整形手術を受けたところも一緒だった…。真実を探るために温子と由里枝は行動を共にしたことで、ある結果を導き出すのだが…。 ポリアモリーって初めて知りました。ポリアモリーとは、「お互いの同意を得たうえで、複数のパートナーと親密な関係を築く恋愛スタイルのこと」らしいです。鈴の母の温子がポリアモリーという考えの持ち主なんだけど、娘の鈴に母の考えを認めさせるようなそんな言動があって…いやいや…私にはわかんないです。 鈴も詩音も母に変わってほしかったんだろうなぁ…でも、わかってもくれないのはとっても切ないです。鈴と詩音の2人だからよかったのか、それとも悪かったのか…。結末は予想外のもので、私にはこの結末は導き出せなかったです。読みが甘かったみたいです(汗)。
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娘の鈴が電車に飛び込んで死んだ。その遺品から友人とみられる女性・詩音の私物が見つかったため、詩音が何かの事情を知っているのでは、と思った温子は、詩音の母の由里枝に連絡を取る。そこで詩音もまた鈴の死と同じタイミングで行方不明になっていることを知らされ、さらには鈴と詩音が実は同一人物...
娘の鈴が電車に飛び込んで死んだ。その遺品から友人とみられる女性・詩音の私物が見つかったため、詩音が何かの事情を知っているのでは、と思った温子は、詩音の母の由里枝に連絡を取る。そこで詩音もまた鈴の死と同じタイミングで行方不明になっていることを知らされ、さらには鈴と詩音が実は同一人物だったのでは、という恐るべき疑惑が明らかになった。奇想天外なミステリです。 読み始めてすぐに、頭の中が大量の「?」で埋め尽くされます。二人が同一人物ってどういうこと? なんで二人とも気づかなかったの? どう考えてもおかしいでしょそれ。だけれど読み進めるうちに、双方の家庭の事情が語られ、とんでもなく納得させられてしまいました。 対照的とも思える家庭に育った鈴と詩音、だけれどどちらの家庭も彼女たちにとって居心地のいい場所ではなく、抱えた孤独もそっくり。そんな彼女たちがこのような手段を取らざるを得なかったことに、娘を失くしてはじめて気づいた二人の母親。他人の目からはすぐに気づく歪んだ家庭環境と娘たちの苦しみに気づけなかった彼女たちだけれど、娘を愛していなかったわけではない。温子と由里枝が共に手を取り合い真相に向き合うさまは意外と穏やかで、素敵な美しい物語として幕を閉じるのかと思いきや……なんと辛辣な! 電車に飛び込まざるをえないまでに追い詰められてしまった彼女の心情もあまりにつらい。とはいえこれは、ある意味ハッピーエンドと呼んでも良いのかもしれません。
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二重生活。実際には無理があると思うし絶対バレる。 それと鈴の母親、ポリアモリーはちょっと納得いかん。年頃の女の子にはキツイでしょ。 トリックは気になったので最後まで読んだけど途中は少しだけ飛ばし飛ばし(^_^;)
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深く考えると矛盾のある設定ではあるけど、娘が二重生活をしていたと知った2人の母親はそりゃパニックになろよなあ。 鈴の母親に共感できなくて、読みながらいらっとしてしまった。
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馬淵温子55歳の娘である、馬淵鈴21歳が電車に飛び込み自殺をします。ちょうど数分前に温子は鈴に電話をしたばかりでした。 しかし鈴の持っていたバックから全くの他人である緑が丘音楽大学の3年生である柳島詩音の財布とスマホが出てきます。 温子が詩音の母親の柳島由理利枝に連絡をすると由...
馬淵温子55歳の娘である、馬淵鈴21歳が電車に飛び込み自殺をします。ちょうど数分前に温子は鈴に電話をしたばかりでした。 しかし鈴の持っていたバックから全くの他人である緑が丘音楽大学の3年生である柳島詩音の財布とスマホが出てきます。 温子が詩音の母親の柳島由理利枝に連絡をすると由利枝はピアノ講師であり、詩音は「探さないでください」という書置きをして失踪していました。 調べてみると鈴と詩音に現在の接点はなかったのですが、高校の同級生だったことがわかります。 そして、二年前、ちょうど同じころに二人とも整形手術をしていました。 果たして電車にひかれて死んだのは鈴だったのか? 詩音はなぜ、失踪したのか? 温子と由利枝が、昔の二人を知る人を訪ねて真相を突き止めようとしますが…? 最初はいがみ合っていた二人の母親が調査を進めていくうちに、互いの事情をおもんばかるようになって打ち解けていくところは、いい話かもしれないと思いました。 でも、最後の最後に話がひっくり返るところはいただけなかったです。(そこがこの話の一番面白いところかもしれませんが) これってイヤミスなのかなあ、と思いました。
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