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死はすぐそばに の商品レビュー

4.1

115件のお客様レビュー

  1. 5つ

    31

  2. 4つ

    56

  3. 3つ

    19

  4. 2つ

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2026/04/12

ホーソーン&ホロヴィッツシリーズの第5作。 今回は、ホーソーンとホロヴィッツが出会う前の事件を、ホーソーン自身の記録と記憶をもとに、ホロヴィッツが小説として描いていく構成となっている。 そのため当然ながら、ホーソーンは最初から犯人を知っている。 犯人をあらかじめ明かしたうえで...

ホーソーン&ホロヴィッツシリーズの第5作。 今回は、ホーソーンとホロヴィッツが出会う前の事件を、ホーソーン自身の記録と記憶をもとに、ホロヴィッツが小説として描いていく構成となっている。 そのため当然ながら、ホーソーンは最初から犯人を知っている。 犯人をあらかじめ明かしたうえで謎解きを進めるパターンかと思いきや、そう単純ではない展開が続く。 ホロヴィッツが事件そのものに登場しない分、これまでのシリーズにあったドタバタ感はないが、その代わりに当時のパートナーである元警官ジョン・ダドリーが、ホーソーンを堅実に支え全体を締めている。 ラストも印象的で、「こういう終わり方もあるのか」と静かな余韻に浸らせてくれる。 シリーズの中でも、ホーソーンの内面が最も色濃くにじみ出た一作だと感じた。

Posted byブクログ

2026/04/03

今回もまたまたおもしろかった。 計算しつくされ、メタフィクション的なのがすごい。 ホーソーン謎多きだけれど、ホロヴィッツも私も引き込まれてる。

Posted byブクログ

2026/03/31

ご近所トラブルというのは、どこにでもあるらしい。 ミスマープルが住むような、平穏な田舎の村でも、医者に弁護士、元とはいえ修道女たちが住むような、品のよいゲートウェイコミュニティーでも。 現に私自身、「もうちょっとおうち側に車を停めてほしいなあ」と、いつも思っているご近所さんが...

ご近所トラブルというのは、どこにでもあるらしい。 ミスマープルが住むような、平穏な田舎の村でも、医者に弁護士、元とはいえ修道女たちが住むような、品のよいゲートウェイコミュニティーでも。 現に私自身、「もうちょっとおうち側に車を停めてほしいなあ」と、いつも思っているご近所さんがいる。 些細なことなのだが、毎回のことなので、内心のイラッがつのっていくのだ。 いつかぶつけられて、ご大切なお車に、穴ぼこを作っちゃえばいいと内心思っているのが、正直なところだ。 幸い、殺人事件にまでは至っていないが。(今のところ) それが、至っちゃうこともあるのだなあというのが、この『死はすぐそばに』である。 シリーズ5巻目。 探偵はホーソーン、記録者はホロヴィッツというのが、このシリーズの魅力である。 ホロヴィッツ?  そう、「作者が事件の記録者である」という体なのだ。 アレックス・ライダー・シリーズの作者である。 007シリーズの公式続編を書いている。 『刑事フォイル』の脚本家である・・・等など、作中のホロヴィッツは作者ホロヴィッツとまったく同じである。 だから、読者たる私は信じてしまうのだ。 作中のホロヴィッツは、作者ホロヴィッツであると。 作中ホロヴィッツ=作者ホロヴィッツであると。 しかし、考えてみてほしい。 作中ホロヴィッツは事件の行く先を知らない。 犯人を知らない。 けれど、作者ホロヴィッツは事件の行く先も、事件のありようも、真犯人も、当然知っているのだ。 作者が作った話だから! 時々、本を置いてトイレにでも行っている時、お茶でも飲もうとしている時、 「あれ?」 ふと気づくときがある。 「あれ、私の読んでいるホロヴィッツって、誰?」 作品を読みながら、話を楽しみながら、ホロヴィッツに煙に巻かれている心地がするのだ。 作者ホロヴィッツに、いいようにだまされているのを楽しむのが、このシリーズの醍醐味だと思っている。幸いなのは、シリーズ5巻目でありながら、いきなりこの本を読んでも大丈夫ということだ。 シリーズを最初から読んでいる人はもちろん、内容をさっぱり忘れている人(私のように)も、どちらでも楽しめる。 クリスティのネタバレもあるが、作品名を明かさずしているところが、ホロヴィッツ流のうまいやり方だなあと感心した。 思わぬ本を評価しているところも、読みどころの一つである。

Posted byブクログ

2026/01/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ホーソーンシリーズ5作目。 これはまた今までとは趣向の違った作品でよかった。 ホーソーンの過去の事件をホロヴィッツが掘り起こしていく流れ。 ホーソーンの前の相棒に対してやきもちを焼いているようにも感じて少しくすっとなった。 早く続きが出ることに期待!

Posted byブクログ

2026/01/28

面白かった!今までで1番かも。 登場人物の裏の顔が見えてくると、話がまた違う方向へ。伏線の置き方が絶妙でした。 ホーソーンの秘密がまた解明された。次が楽しみ。

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2026/01/23

オーディブル視聴。 これまでのホーソーン&ホロヴィッツシリーズの中では異色な作品だと思う。現在と過去の物語が同時進行するので注意深く鑑賞する必要があって、かつ登場人物皆怪しくて、読後に軽く疲労感が…! 面白かったです〜!  今回はホーソーンが過去に組んでいた同僚の存在が大...

オーディブル視聴。 これまでのホーソーン&ホロヴィッツシリーズの中では異色な作品だと思う。現在と過去の物語が同時進行するので注意深く鑑賞する必要があって、かつ登場人物皆怪しくて、読後に軽く疲労感が…! 面白かったです〜!  今回はホーソーンが過去に組んでいた同僚の存在が大きいんだけど、胸アツでしたね…。ホロヴィッツ、ホーソーンのこと好きすぎるな、と真顔で思いました。

Posted byブクログ

2026/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ホロヴィッツのホーソーンシリーズ5作目。 今回はホーソーンが過去に携わった、高級住宅エリアでのご近所トラブル遠因の殺人事件を小説にするホロヴィッツ。 過去の話だから、大きなトラブルに巻き込まれないんだろうなぁ、せいぜいホロヴィッツに嫌味言われて凹んだり怒ったりする程度かなぁ、と思ったら、シリーズ全体を通じて影響してきそうななんかやっかいなもん(コナンでいう黒の組織とも少し違うが)を掘りだしかけて…。 という現代パートも良いが、やはり核心はクリスティ風味がたっぷりの殺人ミステリー。トリックやフーダニットがしっかりしているだけでなく、キャラクターの立て方とミスリードの巧みさは達人を超えて神業の域。 本格ミステリー専門の古書店の話とか、人種差別や偏見の話とか、本筋にも関わってくる枝葉末節もしっかり面白くて、読み終わった後の余韻も独特で。 早くも次回作が楽しみでしかたない!

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2025/12/27

ホーソーンシリーズ第五作目。 前作までとは趣向が変わり、ホーソーンが関わった過去の事件を、作品にしていくが、読んで割る途中は,これどうなる?大丈夫?と不安だった。だが、杞憂でしたね。面白いですちゃんと。 ただ、結末がぼんやりしていた部分は、賛否両論あるかなとは思います! 少し...

ホーソーンシリーズ第五作目。 前作までとは趣向が変わり、ホーソーンが関わった過去の事件を、作品にしていくが、読んで割る途中は,これどうなる?大丈夫?と不安だった。だが、杞憂でしたね。面白いですちゃんと。 ただ、結末がぼんやりしていた部分は、賛否両論あるかなとは思います! 少しずつ、ホーソーンの事がわかっていく。そんな箸休めの回として、私は記録させていただきます!

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2025/12/08

仕事関係の本ばかり読んでいた反動で手に取った一冊。前半は正直しんどかった。嫌な隣人の描写が丁寧すぎて、自分の隣人トラブルのトラウマが蘇る。些細な嫌がらせ、生活音でのマウント、一線を越えない周到な悪意——読むのが辛い!!! だけど、中盤で事件が起きてからは前半の些細な人間関係のひ...

仕事関係の本ばかり読んでいた反動で手に取った一冊。前半は正直しんどかった。嫌な隣人の描写が丁寧すぎて、自分の隣人トラブルのトラウマが蘇る。些細な嫌がらせ、生活音でのマウント、一線を越えない周到な悪意——読むのが辛い!!! だけど、中盤で事件が起きてからは前半の些細な人間関係のひずみがすべて伏線として機能し始め、パズルのピースがはまっていく快感があってとても楽しかったです。 『カササギ殺人事件』を以前読んで、シリーズの既刊本をすっ飛ばして読んでしまったので、全然違う読書体験で驚いた。こちらは日常の小さな悪意をリアルに描いた社会スリラー寄りの本格ミステリ(と言っていいものか自信はないですが)。 「死はすぐそばに」というタイトルが示すように、暴力は遠い世界ではなく、日常のすぐそばにある(怖い)。 詳しい感想はブログにも書きました https://daichi-gurashi.com/close_to_death/

Posted byブクログ

2025/11/24

今までで一番面白かった。 シリーズとしてのよさを活かしながらも、 毎回違う攻め手でくる。 それにしても、主役クラスの一部の悪をそのままにしておくのが不思議。 最後にすっきりするのだろうか。

Posted byブクログ