死はすぐそばに の商品レビュー
とっても大好きな作家さんのシリーズです。 今回は初めて少し退屈な気がしました。 ホーソン周囲にダドリー、モートンなどなど新たな魅力的な人物が存在することは判明しましたが、本題の殺人事件に関しては臨場感やハラハラ感がなく、なんとか頑張って読破に至った次第です。 いつもとは違った趣向...
とっても大好きな作家さんのシリーズです。 今回は初めて少し退屈な気がしました。 ホーソン周囲にダドリー、モートンなどなど新たな魅力的な人物が存在することは判明しましたが、本題の殺人事件に関しては臨場感やハラハラ感がなく、なんとか頑張って読破に至った次第です。 いつもとは違った趣向の取り組みだったとは思いますが私はトニーとホーソーンが2人で問題解決していく形式の方が楽しめます。 次回作に期待します。
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ホーソーンがかつて解決した事件を 書くことにしたトニー。 それは高級住宅街で起きた殺人事件で 新参者の居住者が近所トラブルを誘発し 全員が容疑者たりえる状況だった。 ホーソーンは当時の相棒だった ダドリーとともに 地道な聞き込みを開始する。 クリスティーのあの作品に言及したりし...
ホーソーンがかつて解決した事件を 書くことにしたトニー。 それは高級住宅街で起きた殺人事件で 新参者の居住者が近所トラブルを誘発し 全員が容疑者たりえる状況だった。 ホーソーンは当時の相棒だった ダドリーとともに 地道な聞き込みを開始する。 クリスティーのあの作品に言及したりして いつも通り、王道のおもしろさですが なんかいつもより自分の中で 盛り上がらないのは何故か?? それはね。 過去の事件の再構築だからだよ! ホーソーンは資料を渡してくれるし 打ち合わせにも最初のほうこそ顔を出すけど トニーとふたりで行動するわけじゃない。 そこが物足りないのだな〜。 閉じた敷地の6軒だけの高級住宅街なので 広義の密室ですね。 トニーが日本のミステリに言及してくれて ニヤニヤしちゃったよ。
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やっぱ…最高では? シリーズ第5作で、さらにホーソーンに興味津々。 今までとは異なり、過去にホーソーンが解決した事件を小説化することになるのに、資料を最後までもらえないアンソニーが面白い。 力関係はややホーソーンに傾いていると見せかけて、案外アンソニーのほうに主導権があるのかも...
やっぱ…最高では? シリーズ第5作で、さらにホーソーンに興味津々。 今までとは異なり、過去にホーソーンが解決した事件を小説化することになるのに、資料を最後までもらえないアンソニーが面白い。 力関係はややホーソーンに傾いていると見せかけて、案外アンソニーのほうに主導権があるのかもしれない。行動力ありますね…! 過去の事件を共に操作したジョン・タドリーについての記述も面白かった。 構造は複雑で、アンソニーの小説としての過去の事件と、現在の時間が組み合わさっている。 作家さんは、もしかして作品を執筆しているときはこんな感じなのかな。追体験しているようでした。 結末を知らないアンソニーと読者は伏線を回収しようと躍起になって読み込むのに、ホーソーンとダドリーのように真相にたどり着けない(読者というか、わたしのことです)。 どうなるのかドキドキしていたが、ホーソーンが実はいい奴なのではと思えてほんとよかった。 なお、密室事件なので、作中でアンソニー密室を扱った推理小説に言及している。それも島田荘司と横溝正史!渋い。本陣殺人事件読み直そーっと。 あとがきによるとそのほか東野圭吾や桐生夏生を読んでいるとか。 だれか…有栖川有栖先生の作品を送り込んでほしいです。ホーソーンとアンソニー共通点たくさんあるんで………!密室も……!派手じゃないのにしっかりした作りなのが似てる…?よね?似てませんか? 謝辞も含め、最後まで読者を楽しませようとしてくださるアンソニー・ホロヴィッツに今回も感謝! とても、とても楽しく読みました。 これだからミステリーはやめられん。
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車の仕組みを利用したトリックはややアンフェアな気がしなくもないが、概ね納得のいく作品だった。犯人が事前に周到に準備をしていたということには衝撃を受けた。ただやはりホーソーンはシリーズ通して未だ好きになれない。
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ホロヴィッツがホーソーンと出会う前の事件を書くという手法で構成された小説。 閉ざされた高級住宅地での殺人事件、それに関わる人々。アガサ・クリスティ張りのテイストでそこだけ見ても興味深いのだけれど、それをホロヴィッツが…そして受ける横槍と 真実に一歩近づいたかと思われる推理。 凝った構成ゆえに複雑さは増してしまう。作中作の中身の部分だけでも〜別の本にもあったけれど、作者の思い入れが熱くて毎年、このシリーズは楽しみ。 次はどんな工夫が?ともうすでに来年が楽しみ。
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今までとは異なる読後感。クリスティみたいになってきたと思いきや、ホロビッツ風な展開に。それでも、このシリーズがこんなセンシティブな感じで終わるとは意外でした。それはそれで、ホーソーンの違う側面が見られた気はします。この次の作品があるのか、気になります。
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今回も予想に違わず、ホーソーンの推理が際立ってます。途中に日本の推理作家の島田荘司や横溝正史が出てきてびっくりしましたが、それらをリスペクトしつつ、密室殺人のトリックは秀逸です。 今一番力のあるミステリー作家です。
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#読書記録 #死はすぐそばに #アンソニー・ホロヴィッツ いつものホロヴィッツ巻き込まれ型とは趣の異なる導入部。え、ホーソーンに別の相棒? 今回はホーソーンの秘密も事件に関係して、シリアスな展開。ホロヴィッツとホーソーンのかけ合いのシーンが少ないのは残念だけど、威風堂々の...
#読書記録 #死はすぐそばに #アンソニー・ホロヴィッツ いつものホロヴィッツ巻き込まれ型とは趣の異なる導入部。え、ホーソーンに別の相棒? 今回はホーソーンの秘密も事件に関係して、シリアスな展開。ホロヴィッツとホーソーンのかけ合いのシーンが少ないのは残念だけど、威風堂々の英国ミステリを見せてくれるよ。 #読書好きな人と繋がりたい #読了 #ミステリ
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元刑事と作家が主人公のシリーズ第5弾。 まるまる1章どちらも出てこなくて焦ったが、元刑事と作家が出会う前の事件の話とは! 謎解きとしては、今一つだったけど、元刑事の人となりが、今さらながらだいぶ分かってきたのが収穫。
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〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ第5弾。 新たな事件が起きなくてネタ切れに困ったホロヴィッツが、ホーソーンが過去に携わった事件を題材に新作を書き始める。 過去の事件の結末に対して、現在のパートで後日談が語られるが、あまり後味は良くない。 あと、447ページの「事態」は、「自体...
〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ第5弾。 新たな事件が起きなくてネタ切れに困ったホロヴィッツが、ホーソーンが過去に携わった事件を題材に新作を書き始める。 過去の事件の結末に対して、現在のパートで後日談が語られるが、あまり後味は良くない。 あと、447ページの「事態」は、「自体」が正しいんじゃないかなあ。
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