ショートケーキ。 の商品レビュー
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この本を読んでから、駅前のコージーを除いてしまう ダイエット中だけど仕事帰りにショートケーキを買いたくなった。 登場人物の見え方が場所によって違くて 現実もこんな感じなんだなーと思った
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ケーキの定番ショートケーキとそれをめぐる話の連作短編。 どの話もじんわり温かくて、ケーキの【定番】ショートケーキがそれぞれの【特別】な存在であるのがとってもいい。他のケーキじゃなくショートケーキっていうのがね。 私はショートケーキ派じゃないし、どちらかと言えば食べないけどそれでも...
ケーキの定番ショートケーキとそれをめぐる話の連作短編。 どの話もじんわり温かくて、ケーキの【定番】ショートケーキがそれぞれの【特別】な存在であるのがとってもいい。他のケーキじゃなくショートケーキっていうのがね。 私はショートケーキ派じゃないし、どちらかと言えば食べないけどそれでも全ての話に共感できるのだからショートケーキって凄い!そして坂木司さんが凄い!
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大人になって使えるお金の幅が広がって、コージーコーナーからは遠ざかっていたけれど、猛烈にコージーコーナーのショートケーキが食べたい 取り憑かれてしまった ケーキはご褒美で買うことが多いけど、この中の人たちは自分を励ましたり、明日への活力や、応援の意を込めた祈りとしてケーキを買っ...
大人になって使えるお金の幅が広がって、コージーコーナーからは遠ざかっていたけれど、猛烈にコージーコーナーのショートケーキが食べたい 取り憑かれてしまった ケーキはご褒美で買うことが多いけど、この中の人たちは自分を励ましたり、明日への活力や、応援の意を込めた祈りとしてケーキを買っている チラリと映る人物が違う話の主人公になっている連作短編小説で、各話の祈りが繋がっていて温かかった インスピレーションを受けたという岡野さんの短歌がとてもよく、解説も含めて読んでほしい ------- 倒れないようにケーキを運ぶとき人間はわずかに天使 -------
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ショートケーキをテーマにした連作短編集。母子家庭の二人組、新米ママ友、ケーキ屋バイトとその姉…登場人物達は前後の話と何気に繋がっています。問題を解決するわけではなくても、今を乗り越えるためのささやかな幸せ。読みやすく、ふんわりしたデザートを食べたような気持ちになりました。
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人に元気を貰い、人を心配し、人と協力し、人を想う。何気ない日常だけど、思いやりと愛が詰まった作品でした。
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サークルのいちごショートを切る時っていちごを均等に分けられるように気を使います。クリスマスやお誕生日でもサークルではない好きなショートケーキて食べたいものを食べるようになりました。子供の頃のバタークリームのクリスマスケーキは 今思うととても美味しかったように思います。なんと言って...
サークルのいちごショートを切る時っていちごを均等に分けられるように気を使います。クリスマスやお誕生日でもサークルではない好きなショートケーキて食べたいものを食べるようになりました。子供の頃のバタークリームのクリスマスケーキは 今思うととても美味しかったように思います。なんと言ってもクリスマス以外にケーキを食べるチャンスは無かった時代でした。大きく切ってもらえるととても嬉しかったのが懐かしく思い出されます。 やはりいつの時代もいちごの乗っているサークルのいちごショートは特別感がありますね。
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お祝いしたり、ストレス発散したりと ケーキは大活躍。 しばらく食べてなかったショートケーキ食べたくなりました。
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優しい気持ちで一気読み。ショートケーキを食べたくて仕方ない衝動に駆られる。なんなん。読み終えた後のこの甘い後味。
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面白かった、というか美味しかったです。 つらかったり、せつなかったりすることもあるけど、最後はほっこり心温まるお話がずらっと並んでいました。甘酸っぱいイチゴと甘いクリームのような。イチゴをどのタイミングで食べるかにもよりますね。
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他の作者の日常ミステリー小説を読み終わり、猛烈に坂木司作品を読みたくなって、図書館の予約順番を待ちきれず購入。 各登場人物たちのショートケーキに関する物語。 『ホール』『ショートケーキ。』『追いイチゴ』は視点が変わっていく群像劇でとても好き。『ままならない』のジレンマは今の私にはリアルすぎる話で、自分の中でこの状況をどう捉えたらいいかが未だに分からないのだけれど、みんなそうなんだなってちょっと救われた。 パティシエールになった友人に、誰かの日常に特別を与えてくれる、誰かを救う、誰かを幸せにする仕事をしてくれてありがとう、と伝えたくなった、心温まる作品。 本編以外もよかった。文庫版あとがきは好きすぎて全文印刷して貼りだしたいくらい。「解説まで含めてようやく完成した気がする」ともあり、文庫本の楽しみはここにもあるんだよなあ、と、最近単行本に惹かれていて忘れかけていたことを思い出させてもらった。 解説は本書がインスピレーションを受けた短歌の詠み手である岡野大嗣さん。 その短歌のテクニック的な話や解釈の話も入っていて、最近短歌に興味のある自分としては最後の最後まで楽しすぎた。
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