ボタニストの殺人(上) の商品レビュー
生放送のトーク番組で、女性蔑視の持論を展開していた自称ジャーナリストの男性が突然倒れ、搬送先の病院で死亡した。男性は脅迫状を受け取っており、警察は殺人事件として捜査を開始する。そのころ、ポーの元に電話が入り、同僚のドイルが父親を銃で殺害した容疑で逮捕されたという。ポーはロンドンか...
生放送のトーク番組で、女性蔑視の持論を展開していた自称ジャーナリストの男性が突然倒れ、搬送先の病院で死亡した。男性は脅迫状を受け取っており、警察は殺人事件として捜査を開始する。そのころ、ポーの元に電話が入り、同僚のドイルが父親を銃で殺害した容疑で逮捕されたという。ポーはロンドンから500キロ離れたノーサンバーランド州にいるドイルの元へ向かうが…。“刑事ワシントン・ポー”シリーズ第5作。 とうとう上下巻で刊行。快調なペースで読み進める。
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いつも凄い分厚さでワクワクしてたけど、 読者のことを考えてか上下巻になり、だいぶ軽くなった。 安定の面白さ!どうすればこの事件を解決出来るか最初はまったくわからないのに、細かく証拠が積み重なって最後には全貌がわかる手堅いストーリー展開。 ふたつの事件を並行で処理するから若干慌ただしく感じるけど、全く関係ない事件でもないだろうしどこで繋がるか楽しみ。 やっぱりティリーがかわいい〜 ポー、フリン、ティリーの3人というキャラが何かしてるだけでもう満足。
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#読書記録 #ボタニストの殺人 上 いつもエキセントリックで孤高の存在のエステル・ドイルが殺人事件の容疑者として逮捕される。同時に、ボタニストと名乗る犯人による密室・連続殺人事件を抱え、ポーは彼女を救うことができるのか。自分のエステル・ドイルのイメージはPSYCHO-PASS...
#読書記録 #ボタニストの殺人 上 いつもエキセントリックで孤高の存在のエステル・ドイルが殺人事件の容疑者として逮捕される。同時に、ボタニストと名乗る犯人による密室・連続殺人事件を抱え、ポーは彼女を救うことができるのか。自分のエステル・ドイルのイメージはPSYCHO-PASSの志恩さん。実写化の暁には吹き替えは是非沢城みゆきさんで。 #読書好きな人と繋がりたい #読了
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面白かった。今までに比べてはるかに読みやすくなっていた。続きが気になるので、全体の感想は下巻に書きます。
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楽しみにしてた新作。とても面白い。個人的に波長が合うのかスラスラあっという間に読める。 謎が謎を呼ぶし、冒頭のシーンのつながりもとても気になる。早く下巻を読まねば。
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上巻読み終えました。 どんどん分厚くなるシリーズで、今回は上下巻! ほくほくして読み始め。 ポー以外の正義に仕える優秀な人材は女性、 ぼんくら警察官や犯罪者は男性の傾向が強いシリーズの中、 登場人物表に「女性差別主義者」が。 1ページも読まない段階から、この人は酷い目に遭うに違...
上巻読み終えました。 どんどん分厚くなるシリーズで、今回は上下巻! ほくほくして読み始め。 ポー以外の正義に仕える優秀な人材は女性、 ぼんくら警察官や犯罪者は男性の傾向が強いシリーズの中、 登場人物表に「女性差別主義者」が。 1ページも読まない段階から、この人は酷い目に遭うに違いない、、!と斜め読みする楽しみも。 疾走感のある展開、後半も楽しみ。大事に読みます。
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図書館と書店が好きな子どもだった。 本がたくさん並んでいる光景はうっとりする。 しかし、私には本に関して子どもの頃からの悪い癖がある。 図書館で借りた本、書店で買った本を家に帰るまで待ちきれず、途中で全部読んでしまうのだ。 図書館の帰り、バス停に突っ立って本を読みふけり、何台も...
図書館と書店が好きな子どもだった。 本がたくさん並んでいる光景はうっとりする。 しかし、私には本に関して子どもの頃からの悪い癖がある。 図書館で借りた本、書店で買った本を家に帰るまで待ちきれず、途中で全部読んでしまうのだ。 図書館の帰り、バス停に突っ立って本を読みふけり、何台ものバスをやり過ごし、すでに読んでしまった本をえっちらおっちら家に持ち帰る。何のために借りたのか。 そんな癖は今に至っても続いており、今日配信された上下巻を一気に読んでしまったのだ。ああもったいない。 ****** いきなり西表島である。 おどろおどろしい雰囲気だが、このシリーズには何となくミスマッチな感じ。 そこで何が見つかったかが判明するのはだいぶ後になる。 肝心の主要登場人物たちといえば、ポーが紅茶を吹き出すシーンから始まるのは、いかにも「らしい」感じ。 前作ではまだ弱っていたフリン警部がすっかり元気そうでほんとによかった(搾乳してるらしいのでかなり早く復帰できた様子)。そして愛すべきわれらが天才・ティリーは相変わらずの調子。 飛び込んでくる衝撃のニュース。 あの(クセ強)法医学者のドイルが実父への殺人容疑で拘束されたと。 大事件だ。 取るものもとりあえず駆けつけるが、管轄外のためドイルに会うのにも一苦労するポー。そこへ何と「重大事件が起きたので戻ってこい」とのお達しが。謎の詩とドライフラワー、そして封筒には植物の精密画が描かれた手紙を受け取った人物が、衆人環視の中毒物による突然死を遂げたというのだ。 振り回される(主に)ポー。 そんな中同じ手口で殺人が起きる。 厳重に警戒し、対象者に近づく人間を細心の注意を払いながら最小限に抑えて保護していたにもかかわらず。そして、どうやって毒物を摂取させたのががわからないのだ。 ドイルの事件とどこかで絡んでくるはずだが、この上巻ではそれは明かされない。 これは早く続きに行きたくなるよね!!!! ****** 気になったらいてもたってもいられないのは性分だが、それはフットワークの軽さと裏表であろう。 偏りを愛すべき特質としてお互いに受け入れられる世界っていいよねって思うし、せっかく借りた(買った)本を帰る前に読み終えてしまう私を笑ってくれる友人たちがいることでけっこう幸せな社会生活を送れている気がする。本書の登場人物たちのように。 〈下巻に続く〉
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ワシントン・ポーシリーズの第5作目。 今回はボタニスト、毒の使い手が相手となる。 そしてシリーズでは初となる上下巻の二冊の大長編。 買った当日、一気に読み終えてしまったが やはりこのシリーズは面白い。 ミステリー好きにはたまらない一作であることは間違いない。 今回の敵も相当厄介な...
ワシントン・ポーシリーズの第5作目。 今回はボタニスト、毒の使い手が相手となる。 そしてシリーズでは初となる上下巻の二冊の大長編。 買った当日、一気に読み終えてしまったが やはりこのシリーズは面白い。 ミステリー好きにはたまらない一作であることは間違いない。 今回の敵も相当厄介な敵だが、 今回はあのエステル・ドイルに掛けられた殺人容疑という 二重苦の操作を強いられるポー。 下巻でこの物語がどう転がるのか楽しみである。
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