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深淵のテレパス の商品レビュー

3.9

252件のお客様レビュー

  1. 5つ

    57

  2. 4つ

    108

  3. 3つ

    65

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2025/10/16

ホラーとミステリー、どっちも楽しめます。続きが気になって一気読みでした。あしや超常現象調査のスタンスが気に入りました。

Posted byブクログ

2025/10/14

読みやすいホラーだと思う。 私は怖がりなので、ちょうどいい怖さ加減だった。 とはいえ、やはりビビりなので夜は読むのやめてました… キャラクターも個性的で、ミステリー要素もあって、ひきこまれていく感じがあった。 怖いもの、超常現象ってどんなモノ?みたいなところも触れられてたので...

読みやすいホラーだと思う。 私は怖がりなので、ちょうどいい怖さ加減だった。 とはいえ、やはりビビりなので夜は読むのやめてました… キャラクターも個性的で、ミステリー要素もあって、ひきこまれていく感じがあった。 怖いもの、超常現象ってどんなモノ?みたいなところも触れられてたので、オカルト無知な私にはぴったりで入りやすかった。

Posted byブクログ

2025/10/12

まず、ホラー作品として高い完成度の作品であると思った。 皆さんの感想にある通り、とても読みやすかった。 呪いや超常現象を題材にしつつ人間の怖さも垣間見られるといった作品であり、点と点が繋がっていく感覚が今でも忘れられない。 どこか「リング」を彷彿とさせる本作に既視感を覚えた人はい...

まず、ホラー作品として高い完成度の作品であると思った。 皆さんの感想にある通り、とても読みやすかった。 呪いや超常現象を題材にしつつ人間の怖さも垣間見られるといった作品であり、点と点が繋がっていく感覚が今でも忘れられない。 どこか「リング」を彷彿とさせる本作に既視感を覚えた人はいないだろうか。

Posted byブクログ

2025/10/12

【短評】 「このホラーがすごい!(2025年版)第1位」「第1回創元ホラー長編賞」「ベストホラー2024第1位」の三冠を成し遂げた上條一輝のデビュー作。 先日読んだ貴志祐介の「さかさ星」が「このホラーがすごい!(2025年版)2位」であったことから「アレ程の作品を上回る評価を得た...

【短評】 「このホラーがすごい!(2025年版)第1位」「第1回創元ホラー長編賞」「ベストホラー2024第1位」の三冠を成し遂げた上條一輝のデビュー作。 先日読んだ貴志祐介の「さかさ星」が「このホラーがすごい!(2025年版)2位」であったことから「アレ程の作品を上回る評価を得たのだから傑作に違いない」と手に取った一冊。成程、実に完成度の高い作品であった。 オカルト研究会で奇妙な怪談を聴いた日から、高山カレンの生活は一変する。 暗闇に響く奇怪な水音とドブ川の様な異臭。怪異が日常を侵食していくなか、助けを求めたのは「あしや超常現象調査」の二人、越野草太(こしのそうた)と芦屋春子(あしやはるこ)である。彼らのモットーは、超常に対し科学的にアプローチすること。 二人は声を揃えて言う。「超常現象は、しょぼい」 奇を衒った結果として、物語が霧散していく傾向にあるホラー小説界隈において、本作は実にしっかりと「小説」している。基本に忠実で丁寧に作られていることが良く分かった。「怪奇現象の再現性」というのは実に面白い着想だと思う。巷間に語られる怪異を科学的に観測した場合、「有意な差はあれど些細」という結果は興味深いし、それを評して「しょぼい」ってのが良いセンスだと思う。 他方、堅実な作りの副作用か物語は派手さに欠ける。恐怖あり謎解きありスペクタクルあり且つその塩梅も丁度良く、するすると読み進められるのだが、惜しむらく「外連味」に乏しい。ホラー特有の瘴気の様なモノを身に纏い切れておらず、小綺麗な作品に終止してしまった印象がある。 【気に入った点】 ●シリーズ物とのことだが、登場人物のキャラが立っていて良い。春子さんの直截な物言いとか最適手段を迷わず選択できる潔さとか、結構好きである。あと犬井ちゃんも良い。賑やかしは必要である。 ●ESPの活かし方とかミステリィ的に見ても「おお」と思わされた。伏線を綺麗に回収したな、と。 【気になった点】 ●言葉を選ばなければ「地味」の一言に尽きる。全体的に高品質で目立った瑕疵が有るわけではないが、何か一点突き抜けた要素が欲しかった。 然るべき雰囲気を纏ったら、凄い作品を生み出しそうな予感のある作家である。 次回作も是非読んでみたい。

Posted byブクログ

2025/10/11

非常に読みやすい!サクサク進めます。 一見分厚く見えるけど、2日くらいでサクッと読めちゃう。普段本を読まない人にもおすすめです。 実際自分の身に起きたらめちゃくちゃ怖いし、読んでる途中で家の中の暗闇が怖くなります。 あしやさんのキャラのおかげで暗くなり過ぎず読める。

Posted byブクログ

2025/10/09

良作でした。 起承転結がしっかりしていたことが特に良かったです。中だるみも無く、程よく続きが気になる展開だったので楽しめました。最後に伏線も回収してくれたのでスッキリ感もありました。 ただ、怖さがもの足りないですね。ストーリーはかなり良かったから、ホラーとしての醍醐味(鳥肌が何...

良作でした。 起承転結がしっかりしていたことが特に良かったです。中だるみも無く、程よく続きが気になる展開だったので楽しめました。最後に伏線も回収してくれたのでスッキリ感もありました。 ただ、怖さがもの足りないですね。ストーリーはかなり良かったから、ホラーとしての醍醐味(鳥肌が何度も立って、夜も眠れなくなること)がもう少しあれば満点評価を付けられたと思います。 もっともっともっと怖さください。

Posted byブクログ

2025/10/08

ちょうどいい具合のホラーミステリー。悪く言えば中途半端だったような汗。 オカルト的ホラーに途中から人物周りの現実の問題も絡めてくる感じで結局は・・・。 軽めに読めるエンタメ読書の時間でした。

Posted byブクログ

2025/10/05

ホラー好きとして読まないわけにはいかぬ、と思い購入。 テレパシーとかはあまり興味がなかったので正直うーん、、とはなったが、読み物としては面白かった。 キャラクター一人一人のフォーカスの当て方や、伏線の回収のされ方、登場人物の視点が切り替わることによるストーリーの進め方など、小...

ホラー好きとして読まないわけにはいかぬ、と思い購入。 テレパシーとかはあまり興味がなかったので正直うーん、、とはなったが、読み物としては面白かった。 キャラクター一人一人のフォーカスの当て方や、伏線の回収のされ方、登場人物の視点が切り替わることによるストーリーの進め方など、小説としてのレベルは高くてうまくまとまっていると感じた。 晴子さんみたいな知り合い周りにほしいなあ。 男女問わず人気者な良い奴!って感じで好き。

Posted byブクログ

2025/10/05

死への恐怖を強く感じた!けど中盤はやっぱり、怖い!ホラーは怖いし苦手だけどハラハラする感じが好きで、読み終えたあと1人でいるのが怖くなって毎回後悔してる笑

Posted byブクログ

2025/10/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オカルトに対してあくまでも懐疑的な雰囲気で終結しているのが良い。 やっぱり辛い現実から目を背けるとき、人はオカルトや怪談など現実離れしたものに惹かれがち。 作中でも、職場の人間関係や複雑な家庭環境など、現実的でシビアな面が描かれる場面も随所見受けられる。 同僚に誘われて参加した怪談会の後、会社員の高山カレンが怪奇現象に悩まされるようになり「あしや超常現象調査」に調査を依頼する。 ホラー作品ではあるが、ミステリーのように推理要素もあり、次から次に浮かび上がってくる謎を紐解きながら進んでいく。またエスパーである犬井や桐山もなかなかキャラが濃く、作品を和ませるギャグ要素となっている。 晴子さんの過去も気になるし、『オーメン』や『ザ・フライ』のラストみたいにどこか不穏な高山カレンのその後も気になる。 小説を読んだ後にいろいろ考察しがいのある雰囲気だったが、その考察さえ作中で倉元がオカルトを除いた現実的観点で述べている。

Posted byブクログ