方舟 の商品レビュー
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一緒に本屋に行った友人が何も知らずに読んで欲しいと言うので買ってみた。 2日間に分けて読んだけれど、常にこの“方舟”について考えていた2日間だった。 翔太郎になった気分で探偵役をやってみたり、いっその事翔太郎を疑ってみたり色々した。 犯人は最後まで分からなかったけれど、タイトルと話題性から結末はコレだろうなという確実なものがあったので、自分の中で意外性はなかった。 全て分かった上で、二周目三周目をしたい作品だった。
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寝る間も惜しんで読みました。 方舟と呼ばれる地下空間に閉じ込められた若者たちとある家族。密室劇なのに不気味さが伝わってこない。なんだかなぁと思っていたら、頭がクラクラ、血の気が引くような結末が待ってましたね。やられた、面白かったです。 彼らが脱出するためにはひとりが犠牲にはならな...
寝る間も惜しんで読みました。 方舟と呼ばれる地下空間に閉じ込められた若者たちとある家族。密室劇なのに不気味さが伝わってこない。なんだかなぁと思っていたら、頭がクラクラ、血の気が引くような結末が待ってましたね。やられた、面白かったです。 彼らが脱出するためにはひとりが犠牲にはならないといけない状況下で、人はどう考えどう行動するのか。トリックの妙だけでなく、人間の思い込みや思考の限界を思い知らされますね。
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すごいミステリーに出会いました。評価が良かったので購入してみましたが、想像以上。声出た。 最後がやけにあっさりだな?と思いましたがそんな事なかった。後味の残るどんでん返しにやられました。
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うーん... 登場人物の誰1人好きになれない、応援できなくて、誰がどうなろうとまぁ別にいいや...みたいな感じだったから、最後の展開にもあんまり衝撃を受けなかった... 絶望的閉塞空間にも関わらず、みんななすすべなくスマホいじってんのは、あまりに呑気すぎないかと思いつつ、逆にリアルなのかも笑 このタイトルなんだから、これが当然のオチなのに、思い込みってこわいね〜
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2時間ばかりの新幹線の中で一気読み。 感想ではキャラたちの危機感が無いのが気になるとコメントしてる人もいるけど、極限状況でも現実逃避というか真剣に取り組まずにただ時間が過ぎていくことは充分ありえるだろうと思ったからあまり気にならなかった。 それより、最初に出てくる図面のイメージだと3階の天井と水面の間に隙間があるように見えたので、閉じ込められたすぐ後だったらダイビング器材なしでもギリギリ息継ぎしながら泳いで非常口から脱出できたりしないかな……と考えてしまった。 2階への浸水までもそこそこ時間があったし。 モニタの表示を入れ替えて一人だけ生き残るよりはそっちのほうが先に思いつきそうなもんだけど、まあそれができないぐらいには水位上がってたのかな。
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趣味が合う友達に「終わり方がすごい好みだった」と勧められて文庫化を心待ちにしていた話。 読み始めのとっかかりは淡々としていて、危機的状況なのに当事者意識が薄いというか、登場人物の深堀がないぶん誰にも共感できないし皆うっすら嫌なやつだな~と思いながら読んでたけど、謎解きの時点でおよよ?となって、最後の最後でウッッッ好き!!!!!!!!みたいな満塁逆転ホームランをたたき出された。 有栖川有栖の解説もお見事。それを踏まえて読み直してみたら、ああーたしかにそうだわ、と納得した。 最初から読む気は起きないけど、最後の謎解きシーンからは何度も読み直したくなる。 私はこういう話が大好きです。
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面白かった!!!ネタバレ何も入れずに読んで助かった。未読でここを見ている人はとりあえず見るのやめて本屋か図書館に行った方がいいよ。
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軽いノリで買ってみたんですが、うっかり一気読みしてしまった。 キャラが薄いとか、関係者が皆大人しくしすぎだとか、諸々のツッコミどころは確かにそうだなあとは思うのですが、読んでる最中はあまり気にならず、そういうのはとりあえず置いといてぐいぐいと惹き付けられました。文章も読み易かった。 エンタメ的に楽しんだもの勝ちというか。 実写化に向いてそうだなあとは、読みながらずっと感じてました。 なので、強いて気になる点といえば。 あれだけの事をやった犯人の動機はシンプルに「生きたい」なんだろうけど、これで生還したところでもうまともな人生は送れないのでは・・・社会的には死ぬじゃん?て思ってしまうのは野暮かなあ。 まあ悲惨な死に方するよりはずっとマシだって事だろうけどね。
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ご都合主義的な場面設定は良しとしても、結末の意外性には登場人物の性格や背景がそれまでに提示されていなかったのは残念。 とはいえ、とても楽しめた。 デザイン性もアイデアも素晴らしい事業計画書を若い部下からプレゼンをされ、意気揚々と語る彼に、で、損益計画は?と聞いたら、地蔵になっ...
ご都合主義的な場面設定は良しとしても、結末の意外性には登場人物の性格や背景がそれまでに提示されていなかったのは残念。 とはいえ、とても楽しめた。 デザイン性もアイデアも素晴らしい事業計画書を若い部下からプレゼンをされ、意気揚々と語る彼に、で、損益計画は?と聞いたら、地蔵になったような作品。
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