死蝋の匣 の商品レビュー
僅かながらでも光が差した結末だった。 現代の家族にも当てはまることが多くあった。 毒親と言われる母親や透明人間な父親がいる家庭は他の家庭と見分けがつく。子ども自体も少し周りとズレていることがある。中学、高校でそのような子がいた。今思えば、子どもというのは他の家族が自分の家族と違...
僅かながらでも光が差した結末だった。 現代の家族にも当てはまることが多くあった。 毒親と言われる母親や透明人間な父親がいる家庭は他の家庭と見分けがつく。子ども自体も少し周りとズレていることがある。中学、高校でそのような子がいた。今思えば、子どもというのは他の家族が自分の家族と違うということに敏感だったと思う。 本文ではジュニアアイドルという言葉が出てくるが、本当にやっていることは児童ポルノ! 幼い子を食い物にするビジネスも、それに我が子を差し出す母親も、フィクションの存在ではないということが残念… 親の持つ役割は時代時代によって変わっていく。平成から令和は特に過渡期だと思う。綺麗事かもしれないけれど、お互いが手を取り合って子どもにとっての良き家族になることが一番なんじゃないかな
Posted by
珍しく読後の不穏感や、なんとも言えない後味の悪さを感じない作品だった。 子は親を選べない。人格形成やその後の人生の生き方は、幼少期の環境に大きく依存する。親になる者はそのことを決して忘れてはいけない。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
イヤミスかな? なんか、人物の設定が児童虐待で、ネグレクトや児童ポルノに出させたり、殺人者だったり…で、嫌な気にさせられる。 簡単に言うと、親から愛された事のない子は愛し方を知らないという話だった。 愛する事とは何かを探しながら殺人を犯してしまう悲しさがあった。 タイトルにある死蝋は偶然の産物で、深い意味はなかったが、犯人にとっては意味のあるものだった。
Posted by
機能不全家族のなかで育った子どもたちにフォーカスしたお話 子どものうちから犯罪を繰り返し、大人になってから無理心中をしてしまう千草の父親 無理心中の生き残りの千草 幼い頃に児童ポルノに出演した過去を持つミカ それ以外にも"親に愛されなかった子ども"がたくさん出てきて読んでいてつら...
機能不全家族のなかで育った子どもたちにフォーカスしたお話 子どものうちから犯罪を繰り返し、大人になってから無理心中をしてしまう千草の父親 無理心中の生き残りの千草 幼い頃に児童ポルノに出演した過去を持つミカ それ以外にも"親に愛されなかった子ども"がたくさん出てきて読んでいてつらかった でも彼らの「自分の家族を作りたい、愛したいし愛されたい」という思いに救われました
Posted by
初めは死蝋という所持するにはおぞましいものがキーワードの猟奇的な事件というハラハラ感の面白さがあって好みでした。 櫛木さんの作品は読み始めたばかりで今3冊目ですが、物語の序盤で既に犯人の名前が出ているのにこれだけの深みがだせるのはすごいと思います。 そして今回の家族についての話が...
初めは死蝋という所持するにはおぞましいものがキーワードの猟奇的な事件というハラハラ感の面白さがあって好みでした。 櫛木さんの作品は読み始めたばかりで今3冊目ですが、物語の序盤で既に犯人の名前が出ているのにこれだけの深みがだせるのはすごいと思います。 そして今回の家族についての話が深い。 状況はとんでもなくえぐいですが、家族というコミュニティの中に父親が見えない、母親に女という姿が見えないと追求するところが日本の家庭のあり方の確信をグサグサとついてる。 いつも子育てのことを追求されて振り回されるのは母親で、でも家事育児に翻弄される姿だけでは役割を終えれず、女であることを疎かにすれば夫婦仲を追求される。 海外の、夫がいつまでも妻のことを一人の女として求めて愛する姿勢をだすのは日本だと少ないと思えます。 そして子どもの愛着形成や、発育の時期の影響が与える将来の末路が今の日本のどこかでも似たことが起きているのではと思わせる背筋が凍る話でした。 和井田と果子のラブラブしたやり取りがあまりに対照的に感じられるのも読み手の息抜きでもあれば、これが本来の愛情だったんだと思えるいい塩梅に盛り込まれているのも凄いです。 ラストの彼女が安心できた、ここで生まれたかったと思った場所が寂しすぎて彼女にとってはハッピーエンドとすら思えるのかもしれないけど、こんな終わり方が哀しすぎました。
Posted by
白石和井田コンビニ第2弾!絡みがよかった!!! 唯一ホッコリできるのが、白石と和井田と果子ちゃんが喋ってる時!笑 それ以外はずーっとグロいえぐい話。 この気持ち悪さを書くの櫛木さんはすごく上手ですね…。他作品もそうですが。 でもこれが実際にもある話で、だっこ会というか幼女のアイド...
白石和井田コンビニ第2弾!絡みがよかった!!! 唯一ホッコリできるのが、白石と和井田と果子ちゃんが喋ってる時!笑 それ以外はずーっとグロいえぐい話。 この気持ち悪さを書くの櫛木さんはすごく上手ですね…。他作品もそうですが。 でもこれが実際にもある話で、だっこ会というか幼女のアイドルって実際にいるんです。Twitterにもいるし、なんなら私は家の近くの公園でちょうどこれに出てくるだっこ会というものをしているのを目撃しました。すごく身近に起きていることなので考えさせられるし、そうだったんだ…と思うことも多々ありました。 読んでて苦しいです。
Posted by
櫛木さんの本は猟奇的でゾッとする作品が魅力的でよく読んでいるけど今回はまた違った怖さがあった。虐待、ネグレクト、愛を知らずにそだった末路。。。。いろいろと考えさせられた一冊でした。
Posted by
エピローグを読んで、切なくなってしまった。 陳腐な言葉を並べて感想は書きたくないなという気持ち。 救われないとか、悲しいとは違うんだよなぁ。 あぁ、悲しいといえば前作でとても好きだった和井田さんがなんかちょっと違った。 わたし的には魅力が半減してた。悲しみ。 でも白石&和...
エピローグを読んで、切なくなってしまった。 陳腐な言葉を並べて感想は書きたくないなという気持ち。 救われないとか、悲しいとは違うんだよなぁ。 あぁ、悲しいといえば前作でとても好きだった和井田さんがなんかちょっと違った。 わたし的には魅力が半減してた。悲しみ。 でも白石&和井田コンビのシリーズが続くのならまた読みたいなという気持ち。
Posted by
親からの愛情を受けられなかった子の末路。目は死に、愛情は歪んだ形で相手に押し付けられる。 親からの過剰な愛、もしくはネグレクトによって異常な環境で育った子供達。児童ポルノに売り飛ばされるなど、その重い過去は消して無くならない。 全ての人がそうなるわけではないが、父親も母親も、両方...
親からの愛情を受けられなかった子の末路。目は死に、愛情は歪んだ形で相手に押し付けられる。 親からの過剰な愛、もしくはネグレクトによって異常な環境で育った子供達。児童ポルノに売り飛ばされるなど、その重い過去は消して無くならない。 全ての人がそうなるわけではないが、父親も母親も、両方の役割を担うことが必要だと感じた。 わかるようになってから、では人は変えられない。
Posted by
白石&和井田コンビ良いね。白石が元家裁調査官っていうだけあって、子どもがしんどい話なんだけれど、テンポが良くてするする読める。1作目の飛んでる時間の間に2作目が入るのも好き。
Posted by
