死蝋の匣 の商品レビュー
『虜囚の犬』白石&和井田コンビ再び! 虜囚の犬は、覚えてる。ひっどい話だった記憶が・・・しかし、白石&和井田の印象が薄いな、なんでだろう? 今回もまあ酷い話で、児童虐待やネグレクトもだけど児童ポルノとか、ほんと気持ち悪い。 子どもがいる人、これ絶対嫌だし、こうい...
『虜囚の犬』白石&和井田コンビ再び! 虜囚の犬は、覚えてる。ひっどい話だった記憶が・・・しかし、白石&和井田の印象が薄いな、なんでだろう? 今回もまあ酷い話で、児童虐待やネグレクトもだけど児童ポルノとか、ほんと気持ち悪い。 子どもがいる人、これ絶対嫌だし、こういう世界無くなって欲しいなぁ。 登場人物がけっこう多くて、誰だっけ?ってなること多し。 ・・・で、白石&和井田コンビ。 たぶん30代位なのかな?和井田さんの話し方が、まあ30代って感じではないよね。 50か60代のおやじの話し方だよね。 なんだか人物像が頭に浮かばず。なんで、こんなおじさんみたいな言葉遣いなのかな?
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ミステリー的な要素は難解ではないけれど、 読み進めるのが苦しい場面が多くある ベースとなっている問題が現実にもあると思うと更に暗澹たる気持ちになる。 共鳴する部分も多い 虜囚の犬での白石さんの恋人は出てこないけれど、どうしたのかな。
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親は選べない。 こんな鬼みたいな悪魔みたいなそんなのが母親やったら 人としての心が失っていても仕方ないのかな。 だけど、被害者には関係ない。 って同情されるような被害者でななかったけど… こういう本を読むと 自分の子育てを振り返る。 時々「えっ!これもダメなの?」っていうのも...
親は選べない。 こんな鬼みたいな悪魔みたいなそんなのが母親やったら 人としての心が失っていても仕方ないのかな。 だけど、被害者には関係ない。 って同情されるような被害者でななかったけど… こういう本を読むと 自分の子育てを振り返る。 時々「えっ!これもダメなの?」っていうのもあるけど 今回の母親達は鬼畜過ぎて言葉が出なかった。
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表紙の絵に惹かれて買いました。 面白く読むの手が止まらなかったです。 大人の汚いところが子供の成長や人生に影響して、辛いなと思いました。
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「虜囚の犬」で事件解決に一役買った茨城県警捜査一課の和井田巡査部長と、その友人で元家裁調査官の白井がまたもタッグを組んで事件を解決に導く。 冒頭から事件が立て続けに起こり、過去の事件も含めると5つの殺人事件がひとつに繋がっていくという複雑な構図。プロローグの“影”とは誰なのか、...
「虜囚の犬」で事件解決に一役買った茨城県警捜査一課の和井田巡査部長と、その友人で元家裁調査官の白井がまたもタッグを組んで事件を解決に導く。 冒頭から事件が立て続けに起こり、過去の事件も含めると5つの殺人事件がひとつに繋がっていくという複雑な構図。プロローグの“影”とは誰なのか、常に頭で考えながら読み進める。聞き慣れない“死蝋”という言葉をググって画像を見て「ゲッ」ってなったり、児童ポルノの実態に胸糞わるくなったりと楽しい読書ではないことは櫛木理宇作品だから覚悟の上。 親になってはいけない人間に育てられ、人間にさえなり損なった子どもの成れの果てに寒々しい思い。その親も同じような育てられ方をしたというよくある連鎖に胸が塞ぐ思い。 主人公も含めて、登場人物全般に及ぶ祖父母の負の影響力とそれに逆らえない親たちの問題。そのシワ寄せは全部一番弱い立場の子供達へといく。 少年事件や虐待事件が起こると、決まって責められるのは母親。その陰には存在しているはずなのに“いない父親”がいる。家庭内での父親の不在と、母親のみに子どもの責任を負わせようとする社会の歪さ。 様々な問題が次々に提起され、そして事件も起こり、300ページ余りとは思えない濃厚な内容に押しつぶされそうになる。 拘置所に収容され、「ここで生まれていればよかった」と初めて安心する場所を得られた彼女の地獄のような子ども時代を思うと悲しくてたまらない。 辛いストーリー展開の中にあって、前作同様、和井田と白井の軽妙なやり取りに救われた。 白井の未来も見えてきたようだし、シリーズ化ということでいいんだよね。楽しみです。
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昔なら病気(異常)とされていなかった日本の悪習の被害者のかわいそうなお話 被害者ばかりで心臓が痛くなる
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まず死蝋(しろう)って?って思いますよね! 『【死屍) 蝋】死体が長時間、水中や地中などに置かれた場合に、脂肪が分解して脂肪酸となり、水中のカルシウムやマグネシウムと結合してチーズおよび石鹸様になったもの。』 マジか…キモイ!!でもタイトルにまでなってるし、重要な役割をこの作...
まず死蝋(しろう)って?って思いますよね! 『【死屍) 蝋】死体が長時間、水中や地中などに置かれた場合に、脂肪が分解して脂肪酸となり、水中のカルシウムやマグネシウムと結合してチーズおよび石鹸様になったもの。』 マジか…キモイ!!でもタイトルにまでなってるし、重要な役割をこの作品で果たすんだろうなぁ…と、ドキドキしながらも手にしました。 このお話は「虜囚の犬」の白石元家裁調査官と、その親友で白石の妹と交際中の和井田刑事のコンビが解き明かすものです。正直「虜囚の犬」のストーリーは頭にそう残っていない…ただ、缶入りのドックフードは見たくないと思ったことだけは、しっかり覚えてはいるんだけれど(;'∀')でも、覚えてなくとも読むことはできました! で、内容は…芸能事務所の経営者夫婦の刺殺体が発見された現場から、身元不明の死蝋のかけらが発見されたことからはじまる…。その翌日コンビニで女子中学生が襲撃される事件が発生…容疑者として浮上したのが、かつて家裁調査官として白石洛が担当した椎野千草という女性だった。白石洛と友達でもある県警捜査一課の和井田刑事とともに、事件の真相に迫っていく…。 なんだか…腹立たしい…!!刺殺された夫婦の芸能事務所の経営実態と、所属する子どもたちの保護者が…おかしいとしか言いようがないし、絶句しちゃうほど…。なのに、読みたくなっちゃうんだなぁ、櫛木理宇さんの作品って、中毒性が高いのかも…。しかも天井裏にって( ゚Д゚) 数々の憤りと驚きもありましたが、白石が妹と友達の和井田のために手料理を作る場面も、ラスト白石が新たな希望を持てるようになったこともよかったです。
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捕虜の犬よりグロさは少なかったかな。なんとなく犯人像が予想ついてて、やっぱりってかんじ。 環境って大事だなぁ…親になって尚更感じる
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『死蝋』とは、死体が腐敗せず、ろうそくの蝋のようになったもののことだそうだ。 このタイトルのインパクトが強くてYouTubeの書籍紹介を観てすぐにポチってしまった(^^) 「プロローグ」からワンルームの単身者用のアパートの天井裏に潜み、住人が外出すると部屋に降りてきて、気づ...
『死蝋』とは、死体が腐敗せず、ろうそくの蝋のようになったもののことだそうだ。 このタイトルのインパクトが強くてYouTubeの書籍紹介を観てすぐにポチってしまった(^^) 「プロローグ」からワンルームの単身者用のアパートの天井裏に潜み、住人が外出すると部屋に降りてきて、気づかれない程度の洗面や盗み食いをしてまた天井裏に戻っていく不気味な人物の描写。グッと物語の中に引き込まれる。 意外な結末もさることながら、いびつな家族愛が刺さった。 久々に面白いサスペンス(ホラーというべきか)を堪能させてもらった。この小説はシリーズらしいので他のものもぜひ読んでみたい(^^)v
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元家裁調査官・白石洛と捜査一課刑事・和井田のコンビが再び活躍する。 白石洛の元家裁調査官という職歴が、かなり意味があったように思えた。 そして、白石自身の父の死があり、父との確執や見えなかったもの、見てこなかったもの、なども事件を調べていく中で蘇ってくる。 これも複雑でいくつも...
元家裁調査官・白石洛と捜査一課刑事・和井田のコンビが再び活躍する。 白石洛の元家裁調査官という職歴が、かなり意味があったように思えた。 そして、白石自身の父の死があり、父との確執や見えなかったもの、見てこなかったもの、なども事件を調べていく中で蘇ってくる。 これも複雑でいくつもの事件が重なったからだから感じたものだろうか…と。 始まりは、芸能事務所経営男女滅多刺し事件である。(2人死亡) そのあと直ぐに女子中学生五人殺傷事件が起こる。(1人死亡) 水戸男性刺殺事件に白骨死体遺棄事件と… 犯人は、妻子四人無理心中事件で生き残った娘かと思われたが、その娘のことは、白石が家裁調査官の時に知っていた。 彼女が殺人をすることはあり得ないと… そこから和井田とともに彼女の足取りを追うことになったのだが、まさかの結末だった。 父親の存在意義や親の愛情がどれほど子どもに影響を与えるのか…ということ。 人間らしく育てられんと、人間らしくはなれんのだな、という言葉に子どもには罪はないのに、と思えて仕方なかった。 勝手な親が子どもを傷つけるんだと思い知らされた。 ほっとできる場面は、白石洛の手料理だった。
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