東京ハイダウェイ の商品レビュー
IT会社の正社員達を中心のチェーンストーリーとなっている。世間からみたら勝ち組な彼らも色々抱えて自分の居場所を探している。 1番印象的だったのは「タイギシン」体技心のこと。え?心技体じゃなくて?まず体を動かして鍛える、技が身について、最後に心が整う、という考え方。とーーーっても共...
IT会社の正社員達を中心のチェーンストーリーとなっている。世間からみたら勝ち組な彼らも色々抱えて自分の居場所を探している。 1番印象的だったのは「タイギシン」体技心のこと。え?心技体じゃなくて?まず体を動かして鍛える、技が身について、最後に心が整う、という考え方。とーーーっても共感。確かに頭で考えてるばかりじゃ何も始まらない。まず行動文句はあとから。 コロナ禍の設定に自分の置かれた状況とリンクしてグッと惹き込まれた。 東京の上野恩賜公園散策してみたい。
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夜空を惑うように位置を変える惑星に住んでいる俺たちは、不完全で、完全な人間なんていない。それでも、まだやれることがある。ほんのりしました。
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みんな自分の思い通りにいっている人なんて一人もいないのかなと思いました。でもやっぱり強引に自分の思いを貫こうとする人より、地道にコツコツと進む人の方が自分には合っているかなと再認識した読後でした。
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心の栄養のために隠れ家の必要性を教えてくれる小説。 ほっと一息つける短編集でした。 6つの短編が繋がっているので、各々の状況や心情がわかって面白かったです。 個人的にはタイギシンが好きです。 読者によって当たり前ですが、感じるものや好みの話が分かれると思います。 皆さんの意見...
心の栄養のために隠れ家の必要性を教えてくれる小説。 ほっと一息つける短編集でした。 6つの短編が繋がっているので、各々の状況や心情がわかって面白かったです。 個人的にはタイギシンが好きです。 読者によって当たり前ですが、感じるものや好みの話が分かれると思います。 皆さんの意見も聞きたいですね。 ほとんどの人が、会社(学校)と家の往復だと思います。 もう一つ自分の心が正直になれる空間を持つことって大切と教えてくれました。 自分の隠れ家ってどこか探してみたくなりました。
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ハイダウェイってなんだろうと思いつつ読み始めると、今の世の中の空気感が上手く掬い取れていて、あっ、わかると思い入れながら。 ハイダウェイ…なるほどと納得の読了。 人の喜怒哀楽は他者との関わりの中で芽生え、社会のたて糸よこ糸のように織り込まれていく。それが生きている醍醐味でもある...
ハイダウェイってなんだろうと思いつつ読み始めると、今の世の中の空気感が上手く掬い取れていて、あっ、わかると思い入れながら。 ハイダウェイ…なるほどと納得の読了。 人の喜怒哀楽は他者との関わりの中で芽生え、社会のたて糸よこ糸のように織り込まれていく。それが生きている醍醐味でもあるのだけれど、時に疲れ傷つきもする。 6編の真面目な主人公達は表向きは何でもないような顔をして一生懸命暮らしている。 でも時に傷つき、逃げ出したくなる時が誰にでもある。 周りの人に救われる事もあるが、ままならない心のままの時もある。 そんなとき自分だけのハイダウェイが誰にも1つくらいあるといい。なんとなく神様っているんだなと少し心がホッとしてまた日常に戻っていく勇気をもらえるような場所が。 嬉しいことに私にもとっておきの場所が1つある。
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都会で、一見順風満帆に見える生活を送ってる人たちの、周りには見えない、自分だけが抱えている焦り、孤独、疲れ、不安、不満などにまつわる短編連作集。 それぞれが自分だけのハイダウェイ=隠れ家を持ち、その隠れ家で、自問自答を繰り返し、色んなことに折り合いをつけて、英気を養い、日常に戻...
都会で、一見順風満帆に見える生活を送ってる人たちの、周りには見えない、自分だけが抱えている焦り、孤独、疲れ、不安、不満などにまつわる短編連作集。 それぞれが自分だけのハイダウェイ=隠れ家を持ち、その隠れ家で、自問自答を繰り返し、色んなことに折り合いをつけて、英気を養い、日常に戻っていく。 隠れ家は、決して逃げ場所ではない。密かに力を蓄えるためのものだ。 でも、隠れ家だけじゃなく、自分の話を聞いてくれて理解を示してくれる誰かがいることが望ましい。 結局はそこかー…。隠れ家は探せても、悩みを話せる誰かを持つことが一番難しいなぁ。
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毎日の生活の中で押しつぶされそうになる不安やどうしようもできない感情が溢れそうな時に訪れる隠れ家。その場所に行けば少し落ち着きを取り戻しまた動き出せる。6編からなる連作短編。東京の早い時間の流れに追われて休める時間を見出せず自分が追い詰められていく。作中の主人公たちの抱えている傷...
毎日の生活の中で押しつぶされそうになる不安やどうしようもできない感情が溢れそうな時に訪れる隠れ家。その場所に行けば少し落ち着きを取り戻しまた動き出せる。6編からなる連作短編。東京の早い時間の流れに追われて休める時間を見出せず自分が追い詰められていく。作中の主人公たちの抱えている傷や問題が表面化した時の痛みがすごく伝わってくるからより休める場所を見つけられてよかったなと感じる。今の問題がたくさん描かれていて読めてよかった。
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みんなそれぞれに心、休まる場所があるんだろうなぁ。 わたしの心休まる場所はどこだろう。 森の箱舟が一番好きかな。
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連作短編集. 古内一絵さんの作品は長編の方が好きだと思った。 それぞれの立場によっても行動の仕方は変わるし、 人それぞれの感覚でも行動は変わるから、人との関わり合いはとても難しい。 おにぎらずが美味しそうで作ってみたくなった。
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惑星って、こういう意味なんだ‼️‼️ いろんな人がいて、いろんな考え方があって… 完全な人はいないし。 でも、それでいいね。 むかつく登場人物もたくさんいたけど、やっぱり人は一人じゃ生きられないもんね。 読みやすいけど、きちんと考えさせられる小説で、わたしはかなり好き❤️
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