1,800円以上の注文で送料無料

水たまりで息をする の商品レビュー

3.6

210件のお客様レビュー

  1. 5つ

    31

  2. 4つ

    84

  3. 3つ

    63

  4. 2つ

    17

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2026/04/21

人はモノじゃないから、どういうことを「壊れた」と定義するのかというのを考えさせられた。 なんだか当事者達が全部他人事で、みんながみんなどうする?の答えもなく、流されていったんだなと思った。 ただ、2人にとってそれがいい事なのか悪い事だったのかはもう誰も分からないけれど。 こうい...

人はモノじゃないから、どういうことを「壊れた」と定義するのかというのを考えさせられた。 なんだか当事者達が全部他人事で、みんながみんなどうする?の答えもなく、流されていったんだなと思った。 ただ、2人にとってそれがいい事なのか悪い事だったのかはもう誰も分からないけれど。 こういう本は、自分だったらをすぐに考えてしまいがちだが、「お風呂入らなくてもいいかな?」だったら自分の意見が言えるが「お風呂入らないことにした」だったらどうするかなと思った。 その決定に至るまでの気持ちを教えてほしかったと思うかもしれない。 最後も、結局はっきりとは誰も教えてくれなかったけど、そうしたかったんじゃないかなとぼんやり思った。 それはそれで、幸せだったのかもしれない。

Posted byブクログ

2026/04/20

ある日夫が、これからはお風呂に入らないと言った。 原因であろう出来事の記述もある。 読者である私はメンタルの疲弊ではないかと勘ぐる。 共感性羞恥か、読んでいてツラい。 上手く説明できないけど、社会からのこうあらねば、という無意識の強制(?)に疲れてしまったのかな? 水上文さん...

ある日夫が、これからはお風呂に入らないと言った。 原因であろう出来事の記述もある。 読者である私はメンタルの疲弊ではないかと勘ぐる。 共感性羞恥か、読んでいてツラい。 上手く説明できないけど、社会からのこうあらねば、という無意識の強制(?)に疲れてしまったのかな? 水上文さんの解説を読み理解が深まった。

Posted byブクログ

2026/04/20

夫婦仲も良く話し合いもできるのに、「その方が良いから」だけで選択していく2人の成れの果て。 弱い夫にイラつき共感は出来なかった。が、想像できる上で一番残酷なラストシーンは好き。高瀬隼子さんの筆力はやっぱり素敵。

Posted byブクログ

2026/04/17

いつになったらお風呂に入らなくなった理由が明かされるのか気になり読み進めたけど結局分からず。 でもそれでいい。引き金になるものは色々あったんだろうな。 自分は妻という立場上、夫のことを心配した方がいいんだろうけど本当のところはどちらでも良い(パートナーとして大切に思っているけど本...

いつになったらお風呂に入らなくなった理由が明かされるのか気になり読み進めたけど結局分からず。 でもそれでいい。引き金になるものは色々あったんだろうな。 自分は妻という立場上、夫のことを心配した方がいいんだろうけど本当のところはどちらでも良い(パートナーとして大切に思っているけど本人がお風呂入りたくないのなら仕方ないよねみたいな) 実家の金魚のストーリーを持ってくるあたりめっちゃ良かった。結局同じよねー。 後味悪いタイプの内容としては本当にベストだった。

Posted byブクログ

2026/04/12

夫婦関係における妻から夫への距離の取り方とか、妻と義母との関係とか、壊れていく人に対する向き合い方とか、逸脱に対する社会の不寛容性とか、様々なテーマが内包された作品だと思うけど、自分はそのあたりの難しいところからはいったん離れて、「夫が風呂に入っていない。」というパワーワードで始...

夫婦関係における妻から夫への距離の取り方とか、妻と義母との関係とか、壊れていく人に対する向き合い方とか、逸脱に対する社会の不寛容性とか、様々なテーマが内包された作品だと思うけど、自分はそのあたりの難しいところからはいったん離れて、「夫が風呂に入っていない。」というパワーワードで始まる、「臭い」という多くの人が生理的に嫌悪感を抱く要素に対して、周囲の人々が苦悩する様子がシンプルに面白かった。 全体的に何ともいえない息苦しさを感じるのだけど、それがあのラストシーンで一気に解放されるのだとしたら、実はこれ結構怖い小説だったんじゃないかという気がしている。

Posted byブクログ

2026/04/04

高瀬さんは兼業作家だからか、会社の暗部を書くのが上手い。会社で病んでいく夫の様子が生々しい。 不思議な作品ですが、文章が上手いからかスラスラと読める。

Posted byブクログ

2026/04/04

本当に不思議な物語。描写や主人公の思考が細かく描かれていておもしろいし、読みやすいので一気に読めた。ただ、強く心を動かされるような感動はあまりなく、終始どこかモヤモヤしたまま読み終えた作品だった

Posted byブクログ

2026/04/05

高瀬隼子さんを知ったのは、「おいしいごはんが食べられますように」。今回で2作目。 以前にも思ったが、こちらの作家さんは読者との距離感が絶妙だ。読み進めていくうちに物語と現実との境目がぼやけていくが、決して足を踏み入れさせない。少し離れたところから、"あなたもこういう人...

高瀬隼子さんを知ったのは、「おいしいごはんが食べられますように」。今回で2作目。 以前にも思ったが、こちらの作家さんは読者との距離感が絶妙だ。読み進めていくうちに物語と現実との境目がぼやけていくが、決して足を踏み入れさせない。少し離れたところから、"あなたもこういう人間でしょ?"と静かに突きつけてくる。 目を逸らすことが許されない居心地の悪さは、自分はハズレものではないと信じたいからなのかもしれない。 世界を窮屈にしているのは、一体誰なんだろう。

Posted byブクログ

2026/03/28

ずっと設定から気になっていた本。面白かった。魚と夫を重ねている描写が良かった。自分ならどうするかな〜と色々考えてしまった。

Posted byブクログ

2026/03/25

最初は風呂に入らない夫に戸惑っていた妻が、それでも2人の暮らしを守ろうと行動する。 ずっと理解し得ない対象の話を読みながら、それでもそこに寄り添おうとする人の心理に引き込まれていく。でも自分は理解できない。

Posted byブクログ