告白撃 の商品レビュー
新刊情報であがってきたときから読みたかった本。 人物描写が目に浮かぶくらいで、登場人物一人一人、性格が違うのにその人柄がほんとに温かい。この輪の中に入りたいと思うほど、素敵な人間関係だった。それぞれの傷や後悔もありながら、それを乗り越えるのではなく、それも抱えながら前を向いていく...
新刊情報であがってきたときから読みたかった本。 人物描写が目に浮かぶくらいで、登場人物一人一人、性格が違うのにその人柄がほんとに温かい。この輪の中に入りたいと思うほど、素敵な人間関係だった。それぞれの傷や後悔もありながら、それを乗り越えるのではなく、それも抱えながら前を向いていく、そんな感じのハッピーエンドだったと思う。
Posted by
物語がスムーズに進んだのでスラスラ読むことはできたが、告白させるという設定があまり理解できなかった。結末も少しこれでいいのか?と思ってしまった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
学生の頃から付き合いでなかなか告白できないでいる響貴に、何とか告白させて振ろうとする婚約中の千鶴との物語。 物語は、千鶴視点ともう1人の親友の果凜(髭生やしてて馬鹿にされてる)の2視点で進んでいく。 旅行に行ったり、クリスマス過ごしたり、千鶴の誕生日を祝ったりで、お互いの気持ちを確かであって行く2人。 最後は、千鶴はほとんど描写に出てこなかった婚約相手と一緒になって、響貴は仕事とバンドを頑張っていくという夢も見つけて、ハッピーエンド(千鶴の元々目的完了)で終わった。 会話が多く、描写説明も分かりやすく、読みやすかったと思う。(たまに時間軸がいきなり飛んで、ん?ってなる時はあったけど、) 個人的には、響貴がもっと早く思いを告げてくっつく未来が見たかったけど、物語の元々のストーリー的にないなーって後半は諦めながら読んでた笑 お酒飲んだり、大学時代の話したり、子供や家族の話をするとかで、大人っぽい描写が沢山出てきて、大人な恋愛?的な感じを感じさせてきた。 内容は良かったけど、ストーリーに共感できるところがあまりなく、千鶴が泣いている最中に全然泣けず、一回も涙腺は緩まなかったなー。星3つ これが大人の恋愛なのかねー笑
Posted by
物語の流れがスムーズで、心地よくページをめくることができた。シンプルであるがゆえに、千鶴と果凛の行動や感情がより一層繊細に描かれて美しかった。
Posted by
結婚を前に自分のことを好きであろう異性の親友に告白させようと試みる物語。 友達とは親友とは恋愛とは、それぞれの関係性が深く描写されている作品。 住野さんらしい言い回しや表現が多くて楽しく読めた。デビュー作以来一番面白いと感じた。大人になってもこんなことしてもいいんや、って色々...
結婚を前に自分のことを好きであろう異性の親友に告白させようと試みる物語。 友達とは親友とは恋愛とは、それぞれの関係性が深く描写されている作品。 住野さんらしい言い回しや表現が多くて楽しく読めた。デビュー作以来一番面白いと感じた。大人になってもこんなことしてもいいんや、って色々思わせてくれた。 やっぱり今を生きることが一番で、今を生きていることが正解。
Posted by
それぞれがそれぞれの立場で思うことがあって、色んな感情が飛び交っていた作品でした。 似たような体験をしたばかりだったからか、前を向いて進んでいこうと思えるきっかけを作ってくれました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
フラれるために告白させるという設定は面白かったけど、結末に全然納得できない!!!! たぶん、自分と千鶴・響貴の性格や恋愛に対する考え方が相容れないからだと思う。 好きなら好きって言ったらいいじゃん!!! 相手がじぶんのこと好きっぽくて、自分も相手を大切に思ってるなら自分から告白したらいいじゃん!!!それやらないならスッと結婚するよって言ったらいいじゃん!!!! 相手を思いやってとか、自分との関係性を壊したくなくてとか、色々あるんだろうけどモヤモヤがまったくおさまらない。 自分たちがそれでいいならいいけどさ、一回きりしかない人生絶対後悔したくないから行動するのがいいと思うんだよなー。 あと、千鶴ってけっこうひどい女だと思った。響貴が自分のこと好きってわかりつつ、元彼(あってる?)と元サヤして結婚までこぎつけて、それまで響貴には何も言ってなかったんでしょ?少なくとも彼氏できたことは報告したほうがよかったんじゃないのか。 また、全体的に描写がわかりづらく、今千鶴と響貴はこれどういう状況?とか、いま皆何に対して怒ってるの?とかよくわからない部分が多かった気がする。 特に思ってることと表情や行動が違ったりしてて、よくわからんなぁと思ってしまった。 (たぶん私が読解力・想像力に乏しいからだと思う) 私、恋愛小説はあまり得意ではないのかもしれない。
Posted by
登場人物のネーミングがしっくり来なくて、なかなか展開に入り込めなかった。 設定も無理ありなのもその要因かな。 まー、すべて粘土層たる自分のせいかな。 そんなモヤモヤも打ち砕く、最後の一行。 やはり読書は止められない。
Posted by
何とも可笑しな大作戦、いい大人が…っと思いつつ、気になるので一気読みwww 親友に告白されたい。そして失恋させたい。 男女の友情という、よくあるシナリオですが、自分がそれ以上のおじいのためか、面白おかしく読み進んで行っちゃいました(笑) 30歳で2人ともシングルならという...
何とも可笑しな大作戦、いい大人が…っと思いつつ、気になるので一気読みwww 親友に告白されたい。そして失恋させたい。 男女の友情という、よくあるシナリオですが、自分がそれ以上のおじいのためか、面白おかしく読み進んで行っちゃいました(笑) 30歳で2人ともシングルならというのも、あるあるですwww何もかもが、使い古されているような気がしますが、なんか懐かしく、でも、新たな感覚もあり、楽しく読破!
Posted by
設定が面白そうだなと思って手にした本。僕は読みごたえがあって好きでした。自分のことを好きな(だと確信している)響貴を呪縛から解放するため、わざと告白させて振るという作戦を立てる千鶴。作戦の是非は別として、最終的に当事者二人はそれぞれの関係性、そして自分のことを見つめなおすことにな...
設定が面白そうだなと思って手にした本。僕は読みごたえがあって好きでした。自分のことを好きな(だと確信している)響貴を呪縛から解放するため、わざと告白させて振るという作戦を立てる千鶴。作戦の是非は別として、最終的に当事者二人はそれぞれの関係性、そして自分のことを見つめなおすことになって・・・。いろんな可能性を考えて、どういうラストになるのだろうとドキドキしながら読み進めることができました。 冒頭の歌詞の解釈を響貴と千鶴がそれぞれ違う解釈をしているところがまたエモい。
Posted by