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体験格差 の商品レビュー

3.6

37件のお客様レビュー

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2024/06/30

自分の中では当たり前だろうと思っていることがそうでは無いという現実を感じさせてもらいました。改めて振り返ってみると色々な経験をさせてもらった両親はじめ色々な方には感謝です。私も自分の子供に色々な経験をしてもらいたくさんのことを吸収して貰いたいと思います。

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2024/06/23

だいぶ前から理念に共感して協力させていただいてきたチャンス・フォー・チルドレンの今井さんの本です。 体験格差は僕の中で大きな問題ではなかったです。 僕自身は体験にそれほど価値を感じてなかったので。 ただこの本を読んで「体験しない選択」ができるのは贅沢なことなんやなと思いました。 ...

だいぶ前から理念に共感して協力させていただいてきたチャンス・フォー・チルドレンの今井さんの本です。 体験格差は僕の中で大きな問題ではなかったです。 僕自身は体験にそれほど価値を感じてなかったので。 ただこの本を読んで「体験しない選択」ができるのは贅沢なことなんやなと思いました。 やっぱりたくさんの子供たちはいろんな経験がしたいのを我慢してるんやなということを感じました。 本書を読んで役所でもできることがたくさんあるんやないかと思いました。 僕は担当ではないのでまだ温めてる段階ですが特区構想の中で資格取得の支援はできないだろうか。 うちの区役所では子供たちの学習支援についてはかなり力を入れてやっています。 ただ社会に出て実務として直接役に立つ資格のような支援はまだ手付かずです。 体験格差の中でパソコンとかプログラミングとか将来の役にたつ経験もあるんじゃないかと感じました。 生成AIとか新しい技術が飛躍的に伸びていく中で基礎知識をつけるのは若いうちの方が良いと思います。 この本は読んでいて自分の中でインスパイアされることがとても多かったです。 少し反芻して自分の中で膨らませていければと思います。 とても参考になりました。

Posted byブクログ

2024/06/23

「体験」を誰かに提供してもらい、それを消費するマインドで読み進めていたが、社会で過ごす一員として、自分が社会に「体験」を提供する側に回るマインドへの切り替えも必要、と思ったのが読了後の感想。 「体験」を消費した体験も、 「体験」を生産・提供した体験も また、何を体験するのかを...

「体験」を誰かに提供してもらい、それを消費するマインドで読み進めていたが、社会で過ごす一員として、自分が社会に「体験」を提供する側に回るマインドへの切り替えも必要、と思ったのが読了後の感想。 「体験」を消費した体験も、 「体験」を生産・提供した体験も また、何を体験するのかを一緒に考えてくれる家族・学校以外の存在(本書での「コーディネーター」)も得難い存在とも感じた。自分ひとりでは難しいことを、手助けをしてもらいながら、考えていくプロセスも一つの「体験」と言えそう。 加えて、書内には明記されていなかったが、体験後に身近な人との「体験の分かち合い」も大切な体験なのだろうとも感じました。 どんな「体験」をしたいのかを家族・学校以外の人と悩んだ体験も 「体験」後に、体験を分かち合う体験も

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2024/06/19

海水浴、潮干狩り、動物園、美術館、音楽、読書、映画。楽しい体験の思い出はいっぱい。普通の勤め人だったが、私の親はふんだんに私たち姉妹に与えてくれた。それが最近は特に難しくなっているそうだ。単に低収入というだけでなく、親自身も遊びなどの体験が乏しい。そのため学校以外の体験の重要性が...

海水浴、潮干狩り、動物園、美術館、音楽、読書、映画。楽しい体験の思い出はいっぱい。普通の勤め人だったが、私の親はふんだんに私たち姉妹に与えてくれた。それが最近は特に難しくなっているそうだ。単に低収入というだけでなく、親自身も遊びなどの体験が乏しい。そのため学校以外の体験の重要性が軽視されてしまう。子供の人格形成のためには多彩な選択肢が必要だ。社会が、学資だけでなくイベントなども子供に与えてあげられればいいのに。第二部「それぞれの体験格差」は読んでいてつらかった。"ぜいたく"なのか?"親の自己責任"なのか?

Posted byブクログ

2024/05/27

考えれば当たり前のことだけれど、親の収入が多い子の方が子どもは習い事や旅行などいろいろな体験を経験することができる、という話。親の収入格差によって起こる体験格差は外国より日本は大きいらしい。何故かまでは書かれていなかったけれど。様々な体験を小さな頃からさせてあげた方が感性が豊かに...

考えれば当たり前のことだけれど、親の収入が多い子の方が子どもは習い事や旅行などいろいろな体験を経験することができる、という話。親の収入格差によって起こる体験格差は外国より日本は大きいらしい。何故かまでは書かれていなかったけれど。様々な体験を小さな頃からさせてあげた方が感性が豊かになりそうだしさせてあげれるのが理想だと思った。

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2024/05/24

やりたくないても習い事をやらされているような「体験」をできる人もいれば、やりたくてもやれない「体験」をできない人もいる。 まず第一は親の力によるものが大きいのだろうなということ。 お金がなければ選択肢がない。 それから、子どもが5人いるから大変という家族や離婚によって片親である...

やりたくないても習い事をやらされているような「体験」をできる人もいれば、やりたくてもやれない「体験」をできない人もいる。 まず第一は親の力によるものが大きいのだろうなということ。 お金がなければ選択肢がない。 それから、子どもが5人いるから大変という家族や離婚によって片親であることによって苦しくなっている家族が国に対して不満を言うことはちょっと違うのではないかと思った。 経済的に満たしていないのに、5人も子どもを作ってしまう考えの浅はかさにびっくりする。 団体の皆さんの行動にはすごく尊敬を感じる。

Posted byブクログ

2024/05/23

本の帯の内容に惹かれ購入。 子供への教育に対して、どの時期までにどのような体験をさせておくことが必要か、どのような体験がその後の成長に強く影響を与えるかなどを知れることを期待したが、そのようなことは全然示されてなかった。 基本的には、「収入」に焦点を当てて、それにより体験できる量...

本の帯の内容に惹かれ購入。 子供への教育に対して、どの時期までにどのような体験をさせておくことが必要か、どのような体験がその後の成長に強く影響を与えるかなどを知れることを期待したが、そのようなことは全然示されてなかった。 基本的には、「収入」に焦点を当てて、それにより体験できる量や質に格差が生まれるという内容。 「日本初の調査」と示されているが、当然の結果が紹介されており、ほぼ真新しい情報はない。 個人的には正直期待外れの本だった。

Posted byブクログ

2024/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

様々な理由で、子供の体験には格差がある。 ・親の収入(体験には金がかかる) ・親の可処分時間(送り迎え、手伝いに時間を割けない) ・体験の情報不足(近くに安くできる体験があることを知らない) ・体験不足の連鎖(親が体験をしていないと、子どもに体験させようという気持ちにならない) 無料の体験でも、無料の代わりに手伝いが求められることも多く可処分時間が短い場合はネックになる。 親を頼ることで金銭的、時間的余裕を生み出すこともできるが、親も高齢で負担になる・親との仲が悪い・気が引けて頼みにくいといった理由でそれもできないこともある。 【感想】 ・体験が金で買えてしまう以上、体験重視で選抜をすると益々金持ち有利になる感覚はある。しかし、学力重視よりも体験重視の方が予後が良いと判断されてしまっている場合、なかなか難しさがある気もしてしまった。。。

Posted byブクログ

2024/05/09

体験格差、と言われはじめてからしばらくたつが、実をいうとここに言われている格差のつく「体験」が、なかなかよく分からない。 もっというと、ここに書かれている体験のほとんどをしたことがないのだが、それで後が変わったのか、といわれるとよくわからないのだ。 疑問はもっとあって、例えば楽器...

体験格差、と言われはじめてからしばらくたつが、実をいうとここに言われている格差のつく「体験」が、なかなかよく分からない。 もっというと、ここに書かれている体験のほとんどをしたことがないのだが、それで後が変わったのか、といわれるとよくわからないのだ。 疑問はもっとあって、例えば楽器を演奏できる技術はたいしたものだが、演奏する以前に体験すべき何ものかがないと、それは空っぽのものになる。文科系の多くのものがモノになるための根元にあるものは、他人がどんなにがんばっても、たぶん教えられない。 この本を読んでいて思ったのは、ここでいう「体験」はそういう体験ではないのだろう、ということだ。 違和感はまだあって、大きな花を咲かせた才能が必ずしも裕福な出身だったろうか、むしろ大変な苦労をしていることが多いのではないか、ということだ。 ただ、今現在の事情は、変わってきているようにもみえる。 つまり、核家族を中心とした社会は行き着くところまでいってしまって、たとえば、近所の お姉さんと遊んだり、何かを教えてもらったりということは、たぶんないかも知れない。 自治会の子供会で芋掘り、というのもあまりないかもしれない。こどもが減って、自治会は 子供会自体が維持できない。 こどもたちの親はさすがに戦時中ということはあるまい。 私の世代は限定的ではあるが、家の回りに自然が残っていて、花のみつをなめたり、空き地でよもぎを摘んで帰って、売ってあるようにはできないだろうが、と思いながら草餅を作ってみたりした。 その前の世代より、不完全だが、やろうと思えば体験は自分で求めてできるものだった、とは言える。 その他、もろもろのことなどがおそらくできなくなっているのだろう。 こうなると、役割を果たしつつある「体験格差」という概念を否定的に考えるべきではないのだろう。 読むと、この本は筋は通っているようだ。 実績もあがってきているようだ。 それなら、育ててやるべきではないのか。 少し、いいたいことはあるけれど。

Posted byブクログ

2024/05/07

貧困が子供たちの体験にこんなにも格差を生むというのは驚きましたけど、昔も今も習い事という部分に関してはそんなに変わらない部分もあるのではという気もしました。

Posted byブクログ