赤と青のガウン の商品レビュー
予想以上に読みやすく面白いエッセイだった。 海外留学だと護衛がつかないというのにビックリした。皇族がこんなにも自由に一人で出歩くことがあるとは。 海外で暮らすだけで大変だろうに、専門用語勉強して、とんでもない量の論文書いて議論して…すごい。根性すごい。 個人的には護衛の人の、ちょ...
予想以上に読みやすく面白いエッセイだった。 海外留学だと護衛がつかないというのにビックリした。皇族がこんなにも自由に一人で出歩くことがあるとは。 海外で暮らすだけで大変だろうに、専門用語勉強して、とんでもない量の論文書いて議論して…すごい。根性すごい。 個人的には護衛の人の、ちょっとおっちょこちょいな話好き。
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例に漏れず私もTwitterでのbuzzでみかけ読んだ口です。 ちなみに文庫化にあたりこの話も少し後書きにあります。 こういうメタ的な話が随所にあるのもこの本の魅力。 ひとことで言えば大変おもしろかった。 笑いあり涙ありとはこのことか。 皇族の話でなければ、恐らくこのバズり方...
例に漏れず私もTwitterでのbuzzでみかけ読んだ口です。 ちなみに文庫化にあたりこの話も少し後書きにあります。 こういうメタ的な話が随所にあるのもこの本の魅力。 ひとことで言えば大変おもしろかった。 笑いあり涙ありとはこのことか。 皇族の話でなければ、恐らくこのバズり方と内容からしてドラマ化されたであろう面白さとエピソードたち。 文体は軽妙、構成は洗練されわかりやすい。 4文字熟語ルール縛りのタイトルが絶妙。 留学への出発から博士の取得まで時系列構成であるのに、読者としては実は普段見聞きできない皇族の方の特殊事情で興味を一気にひかれ、皇族とは関係なくイギリスでの暮らしオックスフォード界隈の学術界隈の話を楽しみ、最後再び皇族としての話へ帰着する そして後半にそういった構成の妙ですら、ご本人の意図や編集の方々の努力、お父様のアドバイスがあったことが描かれます。 後日談が読めることを思えば文庫版が大変お得です。 公務していなかった間のことを国民に報告するために本にしなさいと示唆された父君であるヒゲの殿下に本当に感謝したい! おかげで私含め多くの方がこの楽しい読書体験ができ皇室への理解がすすみます。 もっと日本の皇室も公式発表やTV雑誌新聞などメディアの中継や介入が薄い部分で、ご本人や皇室自身の手で本、SNSなど現代的な手法で発信を増やせばいいのになぁと思いました。 イギリス王室くらい発信を増やしていいのでは。 もちろん荒れるんでしょうが、本人のお気持ちがわからないのに周りがやんや言う現状はなんとも渋面になってしまいます。 しかし同じことをもっと中心でどれとも言わないですが様々な話題の中心の方々が自身の口で語ったとしてここまでの好感度かといえばまた違いますね。 この面白さと親しみやすさ、賢さはあきこさんやヒゲの殿下の宮家だからこそであろうともまた思います。 あまりの感動で長文の感想にもなろうというもの。 関連本にも手が出そうです。
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暑い夏のおこもり時の娯楽にピッタリ。オックスフォードでの日々が伝わる読みやすいエッセイ。面白おかしくも、努力と度胸の日々であったことが生き生きとした言葉で綴られている。時に皇室の方ならではの言葉遣いや慣習もみられて、普通の学生のそれとは違い興味深い。来年の夏、また読もうと思う。
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三笠宮彬子女王のオックスフォード大学留学記です。 皇室の方の著書ですが、堅苦しいことは全くありません。オックスフォードの学生としての生活や英国の文化についてや、数々の友人や先生とのつながりなど、品性・ユーモア・楽しさがあふれ出る読み物になっています。 また、本書には皇室ならで...
三笠宮彬子女王のオックスフォード大学留学記です。 皇室の方の著書ですが、堅苦しいことは全くありません。オックスフォードの学生としての生活や英国の文化についてや、数々の友人や先生とのつながりなど、品性・ユーモア・楽しさがあふれ出る読み物になっています。 また、本書には皇室ならではのエピソードも等身大で書き綴られていますが、その点もこの本の魅力を上げるのに一役買っています。エリザベス女王との謁見や、普段の生活のアタフタ感などは思わずくすっとなってしまいました。 シンプルに、気軽に読めるエッセイとしておすすめです。
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彬子女王のお人柄、聡明さ、他者との接し方、勉学との向き合い方に感服した。オックスフォードでの壮絶で充実した日々が臨場感とともに伝わってきて、読みながらにして自身の探究心がくすぐられた。大英博物館での宝探しのエピソードが印象的だった。オックスフォードへの憧れが募るばかり…
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今、博士課程に在籍している人、これから博士を取りたいという人にとって必読の書だと思う。博士を取るまでの過程を、しかもオックスフォードをケースに追体験できるのは貴重。 また日本の博士取得との違いが明確になり、アカデミックの歴史的な地層の差も理解できる。自分が博士取得したときにはオ...
今、博士課程に在籍している人、これから博士を取りたいという人にとって必読の書だと思う。博士を取るまでの過程を、しかもオックスフォードをケースに追体験できるのは貴重。 また日本の博士取得との違いが明確になり、アカデミックの歴史的な地層の差も理解できる。自分が博士取得したときにはオックスフォードのような指導の手厚さも厳しさもなく孤独そのものだった。厳しくも愛に溢れたチュートリアルやさまざまな指導教官と口頭試問の面接官との関係がうらやましい。
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普通ではまず体験できない皇族としての立場、オックスフォード留学、博士号取得までの道のりなどを彬子女王の視点から追体験しているようで、読んでいて楽しかったです。 非常にわかりやすく、優しく、時にユーモアも織り交ぜた文章で、彬子女王のお人柄が感じられました。 読んで良かったと思える一...
普通ではまず体験できない皇族としての立場、オックスフォード留学、博士号取得までの道のりなどを彬子女王の視点から追体験しているようで、読んでいて楽しかったです。 非常にわかりやすく、優しく、時にユーモアも織り交ぜた文章で、彬子女王のお人柄が感じられました。 読んで良かったと思える一冊になりました。
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大変売れているようで、4月に文庫本化されてから6月中旬で16万部と言われていますから、もう20万部でしょうか。 どこかの記事に、公務の合間に本屋に寄った時に、レジに並んだら前の女性の方が「赤と青のガウン」を持っているのを見てうれしくなって「私が著者です」って声掛けしたとか。本屋...
大変売れているようで、4月に文庫本化されてから6月中旬で16万部と言われていますから、もう20万部でしょうか。 どこかの記事に、公務の合間に本屋に寄った時に、レジに並んだら前の女性の方が「赤と青のガウン」を持っているのを見てうれしくなって「私が著者です」って声掛けしたとか。本屋のレジで著者から声かけられるだけでもビックリですが、それが皇室の方となれば、声掛けられた方のパニック状態も想像できます笑 そこで声をかけるという人柄が出ている本。ほんと、楽しく読めました。 皇室のことやエリザベス女王とのティータイムなど皇室だから書けることも興味深く読めたし、英国の交通事情や価値観の違いなども織り交ぜて、女性皇族として初の博士号取得までの日々も刺激になりました。 日本ならいつも誰かそばにいて、警衛も厳しいだろう、、、自分で自由にできる時間が持てるという贅沢と書いていましたが、私なんか毎日が贅沢三昧です。
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想像以上に面白くサクッと読めた。読者が知りたい事、自分が発信したい事を、読み易いワードでキチンと書き分けられていたし、他者への思いやりも感じられた。何よりイギリスの様子、ロンドンの街事情が細かく描かれていて、大好きな大英博物館の香りまで漂ってきた。
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留学経験はありませんが、博士論文を執筆した身から共感できる部分が数多くあり、気がついたら読み終わっていました。 著者の目線、感性、心の内など瞬時に没入できる正に本を読むことの良さも再認識できました。 傍らに紅茶とスコーンを用意して読まれることをオススメします。
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