赤と青のガウン の商品レビュー
お恥ずかしいことに私は皇室の方々についてはあまり知ってはおらず、よくメディアに取り上げられてらっしゃる天皇ご一家のことくらいしか関心がありません。 なので、私と歳が近いプリンセスが宮家にいらして、イギリスで博士号を取得されていたことを知りませんでした。 それにしても、著者紹介文...
お恥ずかしいことに私は皇室の方々についてはあまり知ってはおらず、よくメディアに取り上げられてらっしゃる天皇ご一家のことくらいしか関心がありません。 なので、私と歳が近いプリンセスが宮家にいらして、イギリスで博士号を取得されていたことを知りませんでした。 それにしても、著者紹介文がこんなに敬語で書かれているのも初めて見たし、ご自身の父親を語るのに、自然に敬語を使われているのも初めて見ました。 日本の皇室という特殊な環境にお生まれになり、お育ちになったプリンセスですが、本を読むと金銭感覚などは庶民のそれで、皇室の人たちは清貧だというのは本当なんだなと思いました。 彬子女王は今も皇室におられるそうですが、個人的にはこのような方がご公務を続けられるよう、女性宮家も認めて欲しいですね…。
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2024/8/24 海外の大学事情、天皇一族事情、全然知らなかった世界があった。オックスフォード大学ってこんなに難しいんだ、というのと、彬子女王めちゃすごいというのと、読んでいて辛くなることもあるけどスイスイ読んでしまう本だった
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秀逸なエッセイ、というのはもちろんのこと、本書は著者によって留学記とされている。人文学分野の英語による博士論文が形成されていく、詳らかな記録集としての意義も大きい。一般の方とは異なるお立場で大変なお仕事をされたことに敬服します。
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書店でこの本がたくさん平積みにされているところを通りかかった。「女性皇族の留学記」、とても興味深く手に取った。皇族の日常自体、知らないことだらけで、特に側衛さんのハプニングのエピソードが印象的だった。一つ一つの出会いが線となり、輪となって繋がっていき、博士号取得という偉業を達成す...
書店でこの本がたくさん平積みにされているところを通りかかった。「女性皇族の留学記」、とても興味深く手に取った。皇族の日常自体、知らないことだらけで、特に側衛さんのハプニングのエピソードが印象的だった。一つ一つの出会いが線となり、輪となって繋がっていき、博士号取得という偉業を達成するまでが描かれており、どんな分野でも、どんな国でも人との繋がりはかけがえのないものなのだと改めて感じさせられた。自分にとって皇族は遠い存在、外国での暮らしも雲の上の話と思っていた。この本には笑いあり、涙ありのエピソードがたくさん詰め込まれており、いかに充実した5年を過ごされたかがひしひしと伝わってくる。彬子女王がどこか身近に感じられて、何かを突き詰めて学ぶことの面白さと奥深さを教えてくれた気がする。私もいつか留学してみたいと思った。
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本書が話題になっている中で、テレビで彬子女王ご本人が本書についてインタビューを受けている様子を拝見して手に取った。オックスフォード大学での生活、大英博物館の様子、博士号を取得する過程、英国文化知らない生活がとても読みやすい文体で書かれていて一気に読んだ。ヨーロッパの交通網について...
本書が話題になっている中で、テレビで彬子女王ご本人が本書についてインタビューを受けている様子を拝見して手に取った。オックスフォード大学での生活、大英博物館の様子、博士号を取得する過程、英国文化知らない生活がとても読みやすい文体で書かれていて一気に読んだ。ヨーロッパの交通網についてのエピソードが特に面白かった!あと、警衛のシオダさん!
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笑えて泣けて学びも多く、とにかく面白いエッセイ。 ハリー・ポッターのあの泣ける友情が現実で繰り広げられている。 イデオロギーに縛られた社会で皇族について言及するのは難しいのだけど、彬子女王がその点を意に介さず率直な文章を書かれているのが面白かった。(時に頑固で宮内庁を振り回すよう...
笑えて泣けて学びも多く、とにかく面白いエッセイ。 ハリー・ポッターのあの泣ける友情が現実で繰り広げられている。 イデオロギーに縛られた社会で皇族について言及するのは難しいのだけど、彬子女王がその点を意に介さず率直な文章を書かれているのが面白かった。(時に頑固で宮内庁を振り回すような内容も書かれているので勝手に焦った。)
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電車の中吊り広告を見て気になり購入しました。文庫本にしてはかなりのボリュームでしたが、短編で区切られているのもあり1日で読み終えることができました。皇族の知らざる生活模様や悩み、また女王様の勉強熱心で負けず嫌いな姿が伝わってきて新鮮な内容でした。繰り返し読みたい内容ではありません...
電車の中吊り広告を見て気になり購入しました。文庫本にしてはかなりのボリュームでしたが、短編で区切られているのもあり1日で読み終えることができました。皇族の知らざる生活模様や悩み、また女王様の勉強熱心で負けず嫌いな姿が伝わってきて新鮮な内容でした。繰り返し読みたい内容ではありませんが、皇室に興味がある方にはお勧めできる本です。
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皇室のメンバーというと、天皇家御一家、秋篠宮家御一家、高円宮家御一家ぐらいしか存じ上げなかったが、彬子女王というこんなに優秀な方がおられるなんて、初めて知った。本書は、彬子様が、学習院大学をご卒業後、イギリスのオックスフォード大学へ留学され、博士号を取られるまでの留学記である。...
皇室のメンバーというと、天皇家御一家、秋篠宮家御一家、高円宮家御一家ぐらいしか存じ上げなかったが、彬子女王というこんなに優秀な方がおられるなんて、初めて知った。本書は、彬子様が、学習院大学をご卒業後、イギリスのオックスフォード大学へ留学され、博士号を取られるまでの留学記である。友人のこと、指導教官のこと、日々の生活の事、ユーモアを交えてとても面白く書かれていて、一気に彬子様のファンになった。マスコミは、皇室のスキャンダルばかりを報道するが、このような素晴らしい方の存在もアピールしてもらいたい。 最近読んだ本の中で、一番面白かった。
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文庫版出版の経緯もだいぶおもしろかった。 やわらかい表現でするする読める。事件が起こるたびに、ニュースや新聞の見出しになることが頭に浮かぶ様子が、大変や立場だな…と思うと同時に、ユーモラス。
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テレビで初めて知り、図書館で1ヶ月待ちの末ようやく読めた。 が、感想は「なんだかなぁ〜」 著者がイギリスからアメリカへ行く際、彼女を守るために『側衛』が日本からイギリスへ彼女を迎えに飛ぶ。そして共にアメリカへ行き、滞在期間中護衛し、イギリスへ送ってから日本へ戻る。 生まれる場...
テレビで初めて知り、図書館で1ヶ月待ちの末ようやく読めた。 が、感想は「なんだかなぁ〜」 著者がイギリスからアメリカへ行く際、彼女を守るために『側衛』が日本からイギリスへ彼女を迎えに飛ぶ。そして共にアメリカへ行き、滞在期間中護衛し、イギリスへ送ってから日本へ戻る。 生まれる場所は選べないから、そんな世界に生まれてしまったからには仕方ないだろうけど、守ってもらう費用も留学費用もほとんど国民の税金でしょ? と考えるとちょっとなぁ・・ 別の『側衛』のことを、方向音痴で高所恐怖症とか、英語がわからないから自分が訳した、なんて言う。 「そんな人が、海外で女王を守れるか?」と疑いたくなる。 最後まで読むのが、少々苦痛であった・・
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