赤と青のガウン の商品レビュー
ついこの間、(日本の大学ではあるが)英語学位プログラムで修士号を取得し、その時の研究テーマから現在美術館に学芸員補として務め、近いうちにイギリスに博士号を取りに留学を考えてる身として、彬子女王のイギリスでの生活や博士後期生のなんたるかが参考になるだけでなく、(私は修士なので同一に...
ついこの間、(日本の大学ではあるが)英語学位プログラムで修士号を取得し、その時の研究テーマから現在美術館に学芸員補として務め、近いうちにイギリスに博士号を取りに留学を考えてる身として、彬子女王のイギリスでの生活や博士後期生のなんたるかが参考になるだけでなく、(私は修士なので同一には語れないが)論文執筆中の苦しさについての文章を読んでる時に、自分が通ってきた苦しさが思い起こされて、読みながら私まで胃が痛くなってしまった。 元々母からお勧めされて読み始めたが、読み出したら彬子女王の文章にあっという間に引き込まれて3日間で読了。 共感が身体にまで及ぶんだから、恐るべし。 でも、大学院生の苦しみは学部卒業しただけだとなかなか理解されないことが多いので、端的に「大学院生って大変?」の答えになるような本だった。 文庫本から手に取ったので、単行本の素敵な装丁や紙にお目にかかれないことだけが残念だが、出会えてよかった…!
Posted by
普段はこのような個人の海外の体験記は 読まないが、皇族の人が書いたとの事で 前から興味があり、購入 いやー面白かった 皇族の話はもちろん、留学やイギリスの生活を 書かれてあり、皇族も我々とも変わらないと 論文を書く考え方は仕事を進めることにおいても 共通している 大人が読んで...
普段はこのような個人の海外の体験記は 読まないが、皇族の人が書いたとの事で 前から興味があり、購入 いやー面白かった 皇族の話はもちろん、留学やイギリスの生活を 書かれてあり、皇族も我々とも変わらないと 論文を書く考え方は仕事を進めることにおいても 共通している 大人が読んでも面白いがこれから進路を決める 中高生に是非読んで欲しい一冊
Posted by
皇族の方が書かれた本というところに興味を惹かれて手に取った一冊。 一般人には窺い知ることができない皇族の方の日常や家庭の話がいろいろ記されていたらいいな、という程度だったのだが、そんな当初の興味の範囲を飛び出して、研究者としての研さんの日々が真摯に綴られていて僭越ながら感服した。...
皇族の方が書かれた本というところに興味を惹かれて手に取った一冊。 一般人には窺い知ることができない皇族の方の日常や家庭の話がいろいろ記されていたらいいな、という程度だったのだが、そんな当初の興味の範囲を飛び出して、研究者としての研さんの日々が真摯に綴られていて僭越ながら感服した。 解説に書かれているように、読み手の心の中にぐんぐんと入り込んでいく嫌味のない記述で、とても素敵なエッセイになっている。 留学を終えて宮邸に到着したときや学位授与式のシーンはうるっときてしまった。
Posted by
彬子女王 宮様の書いた本は 初めて読みました。 英国留学 ましてや博士号を取る って大変なことなんですね! 日本にいたら 必ず護衛の人がつく身分 だけど英国で 初めて一人で歩く、 日本と違って 定刻には こない電車とバス 自炊もなさって 沢山の友達もでき 人生を生きてるって感じだ...
彬子女王 宮様の書いた本は 初めて読みました。 英国留学 ましてや博士号を取る って大変なことなんですね! 日本にいたら 必ず護衛の人がつく身分 だけど英国で 初めて一人で歩く、 日本と違って 定刻には こない電車とバス 自炊もなさって 沢山の友達もでき 人生を生きてるって感じだと思います。 なんか本を読むと お父様と妹のことは出てくるけど お母様のことは出てこない。 髭の殿下が亡くなる時でも おばあさま おばさま 妹と宮様しか出てこない。 あれ お母様って亡くなられてたんだっけ? と検索してしまいました。 なくなられてはいないようです。 結婚はされていないようですが 人生を楽しんで生きていかれるといいなあ! と思いました。
Posted by
ことつぶさに書かれた留学期というのはないのではないか。今でこそ留学してる人がYouTube使って発信してるけど、知りたいのは現地でのキラキラした生活ではない。学位を取るまでにどんなことをしたのか、どんな困難が待ち受けていたのか、、、ということである。 彬子様が偉業を成し遂げられ...
ことつぶさに書かれた留学期というのはないのではないか。今でこそ留学してる人がYouTube使って発信してるけど、知りたいのは現地でのキラキラした生活ではない。学位を取るまでにどんなことをしたのか、どんな困難が待ち受けていたのか、、、ということである。 彬子様が偉業を成し遂げられたことも、その分むちゃくちゃ大変であられたことも本を読んでるだけで十分伝わった。映像に負けないくらい鮮明に頭に思い描かれた。 しかしあれやこれやもさらっと書かれてしまうあたり彬子様のお人柄もあるのだろう。度々あるハプニングでニュースになったらどうしよう、のくだりは思わずニッコリしてしまう。 それにしても、やはり勉強は楽しいのだな。好きな分野を究めるのは面白そうだな、と思えた。今更だけど勉強したい。
Posted by
配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01428945
Posted by
女性皇族の話題といえばファッション、恋愛、結婚となりがちでそのような記事を多く読んできたのだけれど、彬子女王のオックスフォード留学記はそのようなふわふわした印象を吹き飛ばすくらい、過酷な勉強漬けの日々だった。しかしそのような中にも様々な人との豊かなエピソードやユーモアが滲み出てい...
女性皇族の話題といえばファッション、恋愛、結婚となりがちでそのような記事を多く読んできたのだけれど、彬子女王のオックスフォード留学記はそのようなふわふわした印象を吹き飛ばすくらい、過酷な勉強漬けの日々だった。しかしそのような中にも様々な人との豊かなエピソードやユーモアが滲み出ていて楽しく一気に読み進めました。 側衛の話や、初めて味わった自由と孤独と言った皇族ならではのエピソードも興味深かった。 研究テーマが海外から見た日本美術というのも興味深く、エリザベス女王にお会いした時のエピソードなど普段知ることの出来ない世界も知ることができたという点でも色々と学びがある読書でした。
Posted by
彬子女王殿下のオックスフォード留学記。SNSでバズったとのことで読んでみた。一人暮らし、移動の手配、研究者としての苦労、などなど、ユーモラスで引っ掛かりのない文章で綴られているので、とても読みやすい。初めて尽くしの環境下で様々なことを乗り越えていかれたのは人懐こくて一生懸命なお人...
彬子女王殿下のオックスフォード留学記。SNSでバズったとのことで読んでみた。一人暮らし、移動の手配、研究者としての苦労、などなど、ユーモラスで引っ掛かりのない文章で綴られているので、とても読みやすい。初めて尽くしの環境下で様々なことを乗り越えていかれたのは人懐こくて一生懸命なお人柄ゆえであり、読んでいて優しい気持ちになれる。皇族事情もちょいちょい挟んである。宮内庁とのバトルの場面は特に興味深い。
Posted by
日本の小さなプリンセスがイギリスで一人孤軍奮闘する光景が目に浮かぶようだった。それだけでなく、お父様とのやりとりも興味深かったし、警護の人とのエピソードや気持ちを癒そうとあれこれ心を尽くした仕送りをしてくれる侍女さんの話など、きっとお仕えしたいと思わせるお人柄なのだろうなあという...
日本の小さなプリンセスがイギリスで一人孤軍奮闘する光景が目に浮かぶようだった。それだけでなく、お父様とのやりとりも興味深かったし、警護の人とのエピソードや気持ちを癒そうとあれこれ心を尽くした仕送りをしてくれる侍女さんの話など、きっとお仕えしたいと思わせるお人柄なのだろうなあという感想を持った。
Posted by
彬子女王殿下のイギリス留学記をとても楽しく読んだ。文章は柔らかく、かつウィットに富んでいて聡明で優しさに溢れた素敵な方なのだろうと思う。オックスフォード大学で博士号を取得されるのはとてつもない努力をされたのでしょうが、決して偉ぶることなく、苦労されたことや失敗談も書かれています。...
彬子女王殿下のイギリス留学記をとても楽しく読んだ。文章は柔らかく、かつウィットに富んでいて聡明で優しさに溢れた素敵な方なのだろうと思う。オックスフォード大学で博士号を取得されるのはとてつもない努力をされたのでしょうが、決して偉ぶることなく、苦労されたことや失敗談も書かれています。 私のような庶民には知る由もない皇室のしきたりなどを知り、私たちには普通のこと(切符を買うことや飛行機を予約すること)に新鮮さを感じられたことのギャップも面白い。イギリスからドイツへ格安航空会社で行ったり、ドイツの空港へ向かうタクシー代を払う時に100ユーロ札が手元から消える時の切なさなど、私たちと同じような感覚なんだ!と勝手に親近感を感じた。もし、サイン会があるならぜひ行きたい(難しいでしょうが)。
Posted by