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赤と青のガウン の商品レビュー

4.4

245件のお客様レビュー

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2025/02/12

評判通り読みやすく、ユーモアがあり面白い。留学時の言葉の苦労や授業についていけない不安などを綴った所は、自分も短期ではあるが留学してた時の気持ちと自分の記憶を思い出し身に沁みた。フランクフルトハーン空港の件は自分の実体験と全く同じで感慨深かった。本を読んでる途中に、母親との確執を...

評判通り読みやすく、ユーモアがあり面白い。留学時の言葉の苦労や授業についていけない不安などを綴った所は、自分も短期ではあるが留学してた時の気持ちと自分の記憶を思い出し身に沁みた。フランクフルトハーン空港の件は自分の実体験と全く同じで感慨深かった。本を読んでる途中に、母親との確執を知り、振り返れば母親のことはこの本でほぼ触れられていない事を思うと、どんな人でも影の部分もあるものだと素直に思った。終始親しみやすい言葉使いや私達にも共感できるような視点がよかった。ひたむきな姿勢は清々しい。

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2025/02/12

文系博士課程の気持ちを読んだのは初めてだったかもしれない。苦労とそれに対する工夫がおもしろい。著者の誠実で柔軟な人となりが伝わってきて温かい気持ちで読めた。

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2025/02/11

半年以上の図書館の予約を待ち続け、やっと読むことができました。 「テムズとともに」と比べると、留学や研究で苦労したことも書かれているのが、とても印象的でした。

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2025/02/11

理知的に綴られる文章が心地よく読み進められた。 皇室に生まれて育つってかなり特殊な環境なのかもしれへんけど、そこまでいかなくても生育環境ってかなり人それぞれ。 どっちがいいとか悪いとかではなく、その環境によって経験できることにすごい個人差があって、そんなことに目をそらさずに、現...

理知的に綴られる文章が心地よく読み進められた。 皇室に生まれて育つってかなり特殊な環境なのかもしれへんけど、そこまでいかなくても生育環境ってかなり人それぞれ。 どっちがいいとか悪いとかではなく、その環境によって経験できることにすごい個人差があって、そんなことに目をそらさずに、現実としてまずは認識して、そのうえでこれからを考えること。 そんなことを勝手に考えながら読了。

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2025/02/10

三笠宮家、彬子女王のオックスフォード留学記。 皇室の方が書いたものということで内容に期待はしていなかったが、博士課程を取得するまでの出来事や苦労がわかりやすく書かれていて、予想外に面白かった。 皇族ならではのエピソード、例えばエリザベス女王との対面など、も他の人にはかけないことで...

三笠宮家、彬子女王のオックスフォード留学記。 皇室の方が書いたものということで内容に期待はしていなかったが、博士課程を取得するまでの出来事や苦労がわかりやすく書かれていて、予想外に面白かった。 皇族ならではのエピソード、例えばエリザベス女王との対面など、も他の人にはかけないことであり興味深い。

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2025/02/09

皇族の方のエッセイを初めて読みました。 想像を絶する苦労をしつつも留学を楽しんだなぁと感じました。 小さなことから考える。いつも質問を考える。

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2025/02/04

とてもよかった。 プリンセスの留学記、思った以上に赤裸々にカジュアルに文章も読みやすくて、彼女が周りから愛され、リスペクトされ、何よりも御自身が努力してる姿が周りに伝わってたんだろうなって思うエッセイだった。進みたかった道を思い出させてくれた本だった。

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2025/02/03

 赤と青、二色のガウンを着ることができた、かなえることができた。  オックスフォード大学での五年間の留学により博士号を取得した彬子女王の姿だ。異国の地での研究、留学生活が留学記ということだけでなく感動的なエッセイを生む。  異文化の中で学び議論し自らの研究を深める日々。戸惑いや困...

 赤と青、二色のガウンを着ることができた、かなえることができた。  オックスフォード大学での五年間の留学により博士号を取得した彬子女王の姿だ。異国の地での研究、留学生活が留学記ということだけでなく感動的なエッセイを生む。  異文化の中で学び議論し自らの研究を深める日々。戸惑いや困難もあったがそれを乗り越えるたびに新たな学びがあった。  学問に国境はなく身分も関係ない。知を求める心こそが未来を切り拓く力となる。赤と青のガウンはその五年間の努力と挑戦の証だ。

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2025/02/02

読みやすいだけでなく、文章が理解しやすい(どっちかなと迷うことがない)エッセイ。留学のことだけでなく、それ以外でも困難は想像以上なのは当然だが、前向きに一所懸命に努力するようすが、読んでいて気持ちよい。 2011年に博士号を授与されるまでの5年間、その前の学習院大学在学中の短期...

読みやすいだけでなく、文章が理解しやすい(どっちかなと迷うことがない)エッセイ。留学のことだけでなく、それ以外でも困難は想像以上なのは当然だが、前向きに一所懸命に努力するようすが、読んでいて気持ちよい。 2011年に博士号を授与されるまでの5年間、その前の学習院大学在学中の短期留学の思い出を振り返り、2年間連載されたエッセイ。何かのきっかけでXでバズり、昨年、文庫版で復刊されたという。 英語は得意でなかったが、小さい頃から父に、「お前はオックスフォードに留学するんだ」と刷り込まれて?、その夢に挑戦していく。一度目の短期留学で、修士で取組むテーマに出会い、そして修士留学の前半では、そのテーマなら博士号を目指すべきだとの助言をもらい、5年にわたる博士号取得に挑戦。最初は英語だけではなく、初めての一人暮らし、一人外出に苦労しながらも、海外に出たことで日本のことを知りたい、という想いを抱き、英国に残る日本画を研究することに。 「EU圏内における2週間以上の滞在の場合、護衛官は付きません」だそう、少なくとも当時は。英国王室との良好な関係もあるので、皇族の方の留学先が英国になり、米国は選択肢にならないのか。

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2025/02/01

文庫版で初めて存在を知り、手に取ることができてよかった。 奇貨可居 五角六張 など聞きなれない四字熟語がありつつ、内容はとても読みやすく、学位を取るとはどういうことなのか興味深く知ることができた。 ご自身で積極的に勉学に励まれたからこそ、本当に成し得た快挙だと思い、尊敬します。 ...

文庫版で初めて存在を知り、手に取ることができてよかった。 奇貨可居 五角六張 など聞きなれない四字熟語がありつつ、内容はとても読みやすく、学位を取るとはどういうことなのか興味深く知ることができた。 ご自身で積極的に勉学に励まれたからこそ、本当に成し得た快挙だと思い、尊敬します。 日本だと、学生をみる人材も多くなく、チュートリアルなど少人数でディスカッションしたり意見を述べる機会が少ないように思う。寮やディナーの仕組みも興味深いものであった。 Think small. Always think about a question. という2つのアドバイスも忘れずに活かして行けるものとなった。

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