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絶対零度のテロル の商品レビュー

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75件のお客様レビュー

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2024/06/26

熱帯夜に体温が冷たい遺体が運ばれてくるところから始まる。なぜ熱帯夜に凍死したのか、その病名は? この病気を意図して引き起こしているのだとすると・・・、恐ろしい妄想をしてしまう。 そんな妄想をさせられるのは、題名にテロルとお医者さんらしくドイツ語で書かれているからだ。 鷹央、小鳥...

熱帯夜に体温が冷たい遺体が運ばれてくるところから始まる。なぜ熱帯夜に凍死したのか、その病名は? この病気を意図して引き起こしているのだとすると・・・、恐ろしい妄想をしてしまう。 そんな妄想をさせられるのは、題名にテロルとお医者さんらしくドイツ語で書かれているからだ。 鷹央、小鳥遊、鴻ノ池の3人が漫談を交えながら、真相を解明するスタイルはエンタメとして楽しめる。 医療や化学の知識は無くても楽しめるように工夫されているのも良い。 鷹央の言葉でしばしば出てくる表現「常識なんてものは生まれもった環境で押し付けられた偏見にすぎない。自らの視野を狭める鎖だ。」、この考え方は推理する時だけで無く、人生の中で幾度も経験する事象を解決したり、事業を生み出す際に役に立つ。 まずは方法が解明されるが、動機は後からで、少し無理があるように感じた。驚愕のテロルが計画されていた。 これまで同様に症例としては興味深く、知らない症例は楽しめる。しかし、ストーリー性や登場人物に変化がないことなど、パターン化しているのは残念な点だった。

Posted byブクログ

2024/06/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白くて一気に読んでしまったけど、現実的にあり得るのかなぁ? いくら証拠隠滅とはいえ…ねぇ? 命を賭すことはあるだろうけど、方法がね…怖っ!!

Posted byブクログ

2024/06/17

『絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ』 著者: 知念実希人 九月の熱帯夜、小鳥遊優と鴻ノ池舞が当直を務める救急外来に、身元不明の男性が搬送されてきます。その男性の死因は「凍死」。この摩訶不思議な状況に医師たちは司法解剖の必要性を説きますが、刑事の反応は冷ややか。捜査機関の協...

『絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ』 著者: 知念実希人 九月の熱帯夜、小鳥遊優と鴻ノ池舞が当直を務める救急外来に、身元不明の男性が搬送されてきます。その男性の死因は「凍死」。この摩訶不思議な状況に医師たちは司法解剖の必要性を説きますが、刑事の反応は冷ややか。捜査機関の協力が得られない中、天久鷹央は独力で遺体の正体に迫ります。そして、その真相は日本全土を揺るがす大事件の序章に過ぎなかったのです。 今回の犯人はシリーズ最大規模の凶悪犯罪をもくろむ相手でしたが、鷹央、コトリ、鴻ノ池の三人が力を合わせて見事に事件を解決しました。毎巻完結型で、人気キャラクターが物語を引っ張るこのシリーズは、まるで『名探偵コナン』のように長く続いていくのではないかと期待が膨らみます。 しかし、3人の関係性やストーリーに少し変化があってもいいのでは、とも感じました。例えば、新キャラクターの登場などがあれば、さらに物語に新しい風を吹き込むことができるでしょう。次回作も楽しみにしています。

Posted byブクログ

2024/06/13

面白かったです。 猛暑の中、凍死してしまった患者の謎から日本を襲うテロの話へ... ここんとこ、鷹央先生が推理の後つまづくことが多くなったな、と思った。でも反面、小鳥遊先生の活躍もあり、それはそれで面白い。 これからどんな展開になるのか、楽しみ。 もう少し完全版を楽しんで...

面白かったです。 猛暑の中、凍死してしまった患者の謎から日本を襲うテロの話へ... ここんとこ、鷹央先生が推理の後つまづくことが多くなったな、と思った。でも反面、小鳥遊先生の活躍もあり、それはそれで面白い。 これからどんな展開になるのか、楽しみ。 もう少し完全版を楽しんでみようと思う

Posted byブクログ

2024/06/10

テロルってなんだろうと思って調べたら、暴力的な威嚇と出てきた。 この話はたくさんの事件が繋がってひとつの真実にたどり着く。まさか最初の事件がここまで大きくなるとは… タカタカペアよい。鷹央先生かっこいい。惚れる。

Posted byブクログ

2024/06/06

タカタカペアの新作長編。今回は、連続爆破事件のテロと真夏の公園で凍死した人物の謎が交錯します。凍死のしかけを追う医療的ミステリーとテロを追う本格ミステリーが絶妙に交錯し、後半に向けての緊迫感、やはり長編は良いですね。

Posted byブクログ

2024/06/03

今回の事件は熱帯夜の凍死。 こんなことが実際に起こるの?と思うけど、説明を読んでいると実際に起こり得ることなんだろうなぁ。 どうやってネタを思いつくのか毎回不思議。 今回はタカタカコンビの絡みが少なめだった気がするので、次回以降のお楽しみにしよう。

Posted byブクログ

2024/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

9月の熱帯夜に運ばれて来た患者の死因は「凍死」。司法解剖を依頼する医師に対して警察は色良い返事を寄越さず… 今回は中々大掛かりな事件で、残暑厳しい時期の凍死の謎も驚きでした。 タカタカコンビから鴻ノ池を加えたトリオがすっかり馴染んで、このまま研修終わってもこのメンバーになりそうですね。

Posted byブクログ

2024/05/23

真夏の暑さなのに公園で凍死死体が見つかった。しかも、パンツ一枚の姿でだ。通常では考えられない事を鷹雄が推理し解決してしまう。今回は刑事に加えて、公安も加わり鷹雄に全てを任すのが面白い。長編だったが、あっという間に読んでしまった。

Posted byブクログ

2024/05/22

16作目は長編。読み応えあり。不可解な事件の組み立て方だけど、ちゃんと説明が付けられるのが相変わらずすごい。楽しいです!

Posted byブクログ