白鳥とコウモリ(下) の商品レビュー
殺人事件を起こした人をかばうことは、決してその人のためになることではないし、その行為のせいで他の人が犯人にされてしまうこともあるのだ。本当は犯人ではないのに殺人犯にされ、その家族もまともに生活できなくなるなんて、あってはいけない。(本当に犯人だったとしても、家族まで辛い目にあうの...
殺人事件を起こした人をかばうことは、決してその人のためになることではないし、その行為のせいで他の人が犯人にされてしまうこともあるのだ。本当は犯人ではないのに殺人犯にされ、その家族もまともに生活できなくなるなんて、あってはいけない。(本当に犯人だったとしても、家族まで辛い目にあうのは違うと思うけど。)情報の拡散がすぐにされる時代だが、個人の特定や中傷にあたることが本当に無くなってほしい。
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この本では、加害者家族と被害者家族の社会からの受け取られ方を再認識しました。 東野圭吾版の罪と罰で、庇うことで周りの人を振り回してしまうのでつらかったです。 上巻から長い話ですが、読みやすい文章で中高生から年配の方までおすすめできます。
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上巻の後半くらいから、ぐっと面白くなってきて、下巻はそれまでのしっくりこないところが全部噛み合っていくのがよかった。 加害者家族と被害者家族が協力して真実を探していくのはなかなか考えられないことだけど、両極端だからこそ分かり合える部分があったのかなと。 真実を探し求めなければ立場が逆転することはなかった。それでよかったとは思わないけど、、、真実を全て明かすことが正しいのかも自分にまだわからない。 見逃す優しさもやはり罪なのだろうか、その優しさがさらなる悲劇を生んだのか、考えさせられた。 とても引き込まれました。
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加害者とその家族の、十字架を背負う様子が切ない。 加害者と被害者。後半で、疑いが入れ替わる瞬間がピーク。 また最初の事件の罪を償うために、自分を殺した青年を庇い自動車を動かしたシーンが一番グッときました。 罪はいけないことだが、動機によっては 加害者を守りたくなる。 本の最後にも書いてある通り罪と罰について、深く考えさせられた本でした。 2冊あっというまに読みました。東野圭吾さん、ありがとうございます。
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なんと反転してしまうとは…。そして現在の事件の犯人は…。 復讐は巡り巡るのでしょうか。環境というのはほんと大事なんだな…。 ちゃんとそこで終わらせておくべきだった。
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事件の真相がページを捲るたびに明らかになるにつれてずっと「うわぁ…うわぁ…」と思っていた。何というか…倉木達郎が良かれと思ってやっていたことが全部裏目に出ているような気がする。 倉木達郎が白石健介の為にやったことは良いことなのか悪いことなのか読み終わってここに感想を書いている今でもずっとぐるぐるしている。多分正解はないし明確な答えは出ないだろう。 事件の真相が明らかになったとき「白鳥」と「コウモリ」の立場が入れ替わったのが読んでいて1番の驚きだったかもしれない。 いつか白石美令が答えを見つけられたとき倉木和真の手を取ることを、白鳥とコウモリが互いに手を取り合っていけることを願っている。
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立ち上がって拍手をしたい。ページをめくる手が止まらないのは本当に久しぶりだった。いろいろな登場人物たちの視点から少しずつ紐解かれていく事件がすべて明らかになったとき、自分の想像よりもそれがやるせなくて、ちょっと涙が出そうになった。誰かの幸福を守ったつもりでもどこかで代わりに泣いて...
立ち上がって拍手をしたい。ページをめくる手が止まらないのは本当に久しぶりだった。いろいろな登場人物たちの視点から少しずつ紐解かれていく事件がすべて明らかになったとき、自分の想像よりもそれがやるせなくて、ちょっと涙が出そうになった。誰かの幸福を守ったつもりでもどこかで代わりに泣いている人がいるし、誰かのためを想った行為だって必ず報われるわけじゃないし、そんなことわかっているんだけどやっぱり虚しいものがあった。でも、白鳥もコウモリも空を飛ぶ翼をちゃんと持ってる。簡単に悪意に晒される世の中じゃあ飛びにくいかもしれないけど、きっと大丈夫だと思いたい。すごく面白かったです。
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犯人の嘘の自供をそのまま信じる警察や、 真実には興味がなく裁判を進めることのみを考えている検察や弁護士 違和感を感じ真実を追い求める被害者の娘と、犯人の息子 犯人は何のために嘘をつき、何を守りたいのか?犯人は善人のフリした悪人なのか、悪人のフリした善人なのか
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見事な東野ミステリー! 前作の終盤でやっと対面した、事件の被害者の娘と加害者の息子。交わるはずのない2人が真実を求めて動き出すことで、俄然面白さが出てきた。 前作が真実が分からないもどかしさがあった分、今作は続々と真実が明らかになる爽快感もあるが、まさかの真相に見事だなぁと感じ、...
見事な東野ミステリー! 前作の終盤でやっと対面した、事件の被害者の娘と加害者の息子。交わるはずのない2人が真実を求めて動き出すことで、俄然面白さが出てきた。 前作が真実が分からないもどかしさがあった分、今作は続々と真実が明らかになる爽快感もあるが、まさかの真相に見事だなぁと感じ、やるせない気持ちにさせられる。 ミステリーは本当最高なんだけど、人間ドラマ…特に最後の締めの部分はイマイチ納得感がなかった。
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ミステリー小説なのに読み終わった後、とても切ない気持ちになりました。 続きが気になりさらっと読んでしまったので、もう一度ゆっくり読み直したいと思いました。
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