君を守ろうとする猫の話 の商品レビュー
「本を守ろうとする猫の話」の続編。 今作の主人公は喘息持ちの中学生ナナミ。 盗まれていく本を守ろうとする中で、大切なものに気付いていくナナミ。 自分を支えてくれる人はもちろん、好きな本も自分の味方だというのは、本当にそうだなと思った。 ファンタジー要素が強めの作品は得意ではない...
「本を守ろうとする猫の話」の続編。 今作の主人公は喘息持ちの中学生ナナミ。 盗まれていく本を守ろうとする中で、大切なものに気付いていくナナミ。 自分を支えてくれる人はもちろん、好きな本も自分の味方だというのは、本当にそうだなと思った。 ファンタジー要素が強めの作品は得意ではないので、個人的にはあまり入り込めなかったかな。
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中二のナナミは、喘息があるため学校が終わると図書館に足を運ぶ生活を送っている。 最近、図書館の本がなくなってきていることに気づき… 誰かが借りているふうでもないのにと疑問に思っていた矢先、書棚の前で翡翠色の目をした猫に出会う。 その猫に導かれるように歩いていった先は…。 少女と...
中二のナナミは、喘息があるため学校が終わると図書館に足を運ぶ生活を送っている。 最近、図書館の本がなくなってきていることに気づき… 誰かが借りているふうでもないのにと疑問に思っていた矢先、書棚の前で翡翠色の目をした猫に出会う。 その猫に導かれるように歩いていった先は…。 少女と猫の冒険譚でありながら本について考えさせられる。 喘息持ちで弱いナナミが本を取り戻そうと力を発揮したこと。 本には知識や知恵だけじゃなく、いろいろなものの考え方を知ることで、人の気持ちもわかるようになる、想像力を得ることもできると力説したこと。 小さな頃から本を親しんできただけにいろんな本が出てきたが、まだ知らない本もあったことでこれからでも遅くないよな、まだ読めるよなと思ったりした。 読みたい本がますます増えていく…。
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図書館に通う中学生のナナミは最近本が失くなっていることに気づく。図書館の書架の間に青白く光る通路を通り、翡翠色の目をしたドラネコとファンタジーの世界に誘われる。そこは、将軍や宰相や王が本を焼き払い処分していた。捻れた本への思想とも言える行為に単純に本を愛するナナミは本わ助けようと...
図書館に通う中学生のナナミは最近本が失くなっていることに気づく。図書館の書架の間に青白く光る通路を通り、翡翠色の目をしたドラネコとファンタジーの世界に誘われる。そこは、将軍や宰相や王が本を焼き払い処分していた。捻れた本への思想とも言える行為に単純に本を愛するナナミは本わ助けようとする。社会風刺に反する本や危険な思想を語る本もあるだろうが、名作と言われる本は人々に希望や創造性を与えるもので間違いないと思う。読み人に与える影響はそれぞれだろうが現実だったらちょっと恐い。ちょっと重たいファンタジーだなと感じた。
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『本を守ろうとする猫の話』続編。 前作未読ゆえ、内容を全く知らず読み始めた。 主人公は中学2年生の幸崎ナナミ。 いつも通う図書館で、頻繁に本が無くなっている事に気付いたナナミは真相を探ろうとする。 謎解き系のミステリかと思いきや、二等辺三角形の耳と翡翠色の瞳を持ち、言葉を話す...
『本を守ろうとする猫の話』続編。 前作未読ゆえ、内容を全く知らず読み始めた。 主人公は中学2年生の幸崎ナナミ。 いつも通う図書館で、頻繁に本が無くなっている事に気付いたナナミは真相を探ろうとする。 謎解き系のミステリかと思いきや、二等辺三角形の耳と翡翠色の瞳を持ち、言葉を話すトラネコと知り合った事で壮大なファンタジーへと変化していく。 ファンタジーに苦手意識があるので中々のめり込む事が出来ず、作中に登場する様々な作品も未読の為、楽しむまでは行かなかった。 ファンタジーと哲学を融合した現代社会への風刺が込められた一冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作は読んでませんが十分楽しめました。 基本冒険ファンタジーですが、現代社会が抱える矛盾や危険を哲学的に語っていくのは夏川作品らしい 第3章のクライマックスはドキドキワクワクそして感動でした! ラストも素敵です。 スピノザもそうでしたが夏川さんの作品は登場人物が皆魅力的♪ 次回作が待ち遠しい
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大切な心の在り方を教えてくれる作品。 今の現代の状況を巧みに物語に組み込んでいるな、と純粋に感じられた。
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幸崎ナナミは中学2年生。喘息の持病があるため、 学校が終わるとひとりで図書館に足を運ぶ生活を 送っている。その図書館で、最近本がなくなっている らしい。館内の探索を始めたナナミは、翡翠色の 目をした猫と出会い…。
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前作の「本の力」みたいな部分よりも、新しい主人公の本を通しての成長みたいなところに焦点なのかなと。 とまぁ、そんなことより前作の神キャラだった委員長は出てくるのかどうか。そこに注目だ。
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