君を守ろうとする猫の話 の商品レビュー
本は人を繋ぐこと、本の登場人物は友達で味方でいてくれることを教えてくれる素敵な1冊!! 難しいと感じる言い回しが多くて言いたいことは分かるけどきちんと理解してるのか分からないからもう少し大人になったらもう1回読みたい。 言葉だけでは全てを伝えられない。言葉だけじゃ言い表せないこ...
本は人を繋ぐこと、本の登場人物は友達で味方でいてくれることを教えてくれる素敵な1冊!! 難しいと感じる言い回しが多くて言いたいことは分かるけどきちんと理解してるのか分からないからもう少し大人になったらもう1回読みたい。 言葉だけでは全てを伝えられない。言葉だけじゃ言い表せないことだってある。言葉って大切だけどそれが全てじゃないし、「思い」を伝えようとする意思がなければ伝わるものも伝わらない。 たくさんの世界を知って、たくさんの人間の思いを知ることができる「本」はすごいんだよなって思った。相手が何を伝えようとしているかを読み取って想像してくことが今の私たち人間には必要なことだなと思った。 猫とのやり取りが好きすぎてこのシリーズのファンになったし、夏川草介推しになった!!
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読後の心地良さは夏川さんならではですね。 希望はよみがえる!いい言葉です。 読書を通じて、「他者の気持ちを感じる力」を育てていけば、行き過ぎた欲望を抑えながら生きていくことができますね。
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幸崎ナナミは中学二年生。 喘息の持病があるため、学校が終わるとひとりで図書館に足を運ぶ生活を送っています。 その図書館で、最近本がなくなっているような気が。 探索を始めたナナミの前に、青白く輝いている、翡翠色の目をした猫がいました。 猫についていくと、そこでは本を集めて燃やしてし...
幸崎ナナミは中学二年生。 喘息の持病があるため、学校が終わるとひとりで図書館に足を運ぶ生活を送っています。 その図書館で、最近本がなくなっているような気が。 探索を始めたナナミの前に、青白く輝いている、翡翠色の目をした猫がいました。 猫についていくと、そこでは本を集めて燃やしてしまう蛮行が行われていました。 なぜ本を燃やすんですか? ナナミは本を取り戻すことが出来るのか。 『本を守ろうとする猫の話』に続く第二弾。 「一番怖いのは、心を失うことじゃない。失った時に、誰もそれを教えてくれないこと。誰かを蹴落としたときに、それはダメだと教えてくれる友達がいないこと。つまりひとりぼっちだってこと」 ー 208ページ
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色々考えされられた。 想像力があるから人は迷う、というのも事実だと思う。 想像力がないから他者への攻撃に躊躇がなくなる。想像力が無駄にあるから敗者になる。 価値観が勝ち負けにあるとそう考えてしまうのだと思う。 どんなものにも大事にしたら心が宿る。自分にそれも返ってくる。というの...
色々考えされられた。 想像力があるから人は迷う、というのも事実だと思う。 想像力がないから他者への攻撃に躊躇がなくなる。想像力が無駄にあるから敗者になる。 価値観が勝ち負けにあるとそう考えてしまうのだと思う。 どんなものにも大事にしたら心が宿る。自分にそれも返ってくる。というのが響いた。
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この本はミステリーというよりファンタジーの方が近い世界観でした。 本という物に対する心の有り様がそのまま力となる世界を舞台に本好きな主人公のナナミと猫の冒険譚です。 本を「知識を得ることができる・自分の世界を広げることができる」というプラス要素でとるか「その場で動かなくなり自己成...
この本はミステリーというよりファンタジーの方が近い世界観でした。 本という物に対する心の有り様がそのまま力となる世界を舞台に本好きな主人公のナナミと猫の冒険譚です。 本を「知識を得ることができる・自分の世界を広げることができる」というプラス要素でとるか「その場で動かなくなり自己成長が止まる」ととるか読んでいる読者の中でも意見が割れそうな題材である種重いものを感じました。 ナナミと相対するのが本が要らないと思っている人の集合体?なのですがその人の意見を本好きなナナミが全否定はしていないのが良くて、あなたはそう思うのね、、、私はこう思う。という説き伏せ方なので読んでいてお互いの言い分に一理ずつあるなと思いながら読んでいました。 猫も守るというか個人的には支えてる?印象が残りました。猫の「希望はよみがえる」その言葉を信じたからこその本の力を見ることが出来た終盤の展開が面白くて作中に登場する本も読んでみたいなと思えました。
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ハリーポッターをメルヘンにした感じかな。 それとも宮崎駿監督の映画みたいな感じかな。 '本を守ろうとする猫の話'より面白かった。 次があったらどうなるのか楽しみですね。
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名著を読みながらワクワクして寝る間を惜しんで読み明かした読書はいつ以来だろうか。 「果てしない物語」「十五少年漂流記」「ハリー・ポッターシリーズ」は、中高生時代に読んで記憶に残る名作ばかりだ。 それが、いつの間にか実務的な本を読むようになって、ベストセラーを追いかけ、いつし...
名著を読みながらワクワクして寝る間を惜しんで読み明かした読書はいつ以来だろうか。 「果てしない物語」「十五少年漂流記」「ハリー・ポッターシリーズ」は、中高生時代に読んで記憶に残る名作ばかりだ。 それが、いつの間にか実務的な本を読むようになって、ベストセラーを追いかけ、いつしか忙しさで読書量自体が減ってしまっている。 古典名著の冒険譚に、人生の大切なことが詰まっているはずなのだ。 本を守ろうとする猫の話の新刊では、喘息持ちの女子中学生が図書館で本が無くなっていることに気が付いたことで物語が始まる。 本こそが人間を誤った道に進ませる原因となっていると、灰色の世界の住人が本を全て焼いてしまおうとする。 そこへ現れたトラ猫のいざないに、本を取り戻す冒険に足を踏み出す。 感動したことも、いつしか人は忘れていく。 人生に大切な人間の知恵はは、いつだってページを開けば載っている。 そのことを人は忘れてしまうのだ。
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「本を守ろうとする猫の話」が好きで、続編はワクワクしてました。 前作に続いて本を読む事の大切さと、今の世の中の事が書かれています。そうだな、、と共感する部分もあれば、私にもまだ分からない所も。 きっとそのうちこの本の言っていた意味が分かる時が来るのかな、と私も同じく思った作品でした。 猫のトラが好きで、、密かなファンです!
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本を守るネコちゃん第二弾。寓意に富んだファンタジー。「弱い人間たちは、自信に満ち溢れた態度に、容易に身を任せてしまう。自ら判断し、自ら行動することには責任を伴う。ならばいっそ考えることをやめ、すべてを託してしまえば楽だろう。そうやって、自分自身が積み重ねてきた真実を放棄してしまう...
本を守るネコちゃん第二弾。寓意に富んだファンタジー。「弱い人間たちは、自信に満ち溢れた態度に、容易に身を任せてしまう。自ら判断し、自ら行動することには責任を伴う。ならばいっそ考えることをやめ、すべてを託してしまえば楽だろう。そうやって、自分自身が積み重ねてきた真実を放棄してしまう」「言葉は望遠鏡のようなものだ。見たいものはよく見えるようになるが、それ以外はかえって見えなくなる」「いつも生き残るのは、心を持たない人々だけだ」「自由に自分らしく生きる。つまり本を忘れていった…。しかも本を忘れた人々は、その多くが、現実の社会に戻って大きな成功を収めた。本を捨て、想像力を失った人々は容赦のない攻撃性を武器に、欺し、搾取し、奪略し、他者の屍の上に『自由』の旗を掲げていった」「他者を顧みない人間は確かに強い。平然と誰かを蹴落とすことができるし、迷いや悩みとも縁がない。そういう人たちは、自分たちが間違っているかどうかを悩むことさえない」「でも、驚くほどもろい。ひとりぼっちだから」「一番怖いのは、心を失うことじゃない。失った時に、誰もそれを教えてくれないこと…誰かを蹴落としたときに、それはダメだと教えてくれる友達がいないこと」いやいや抜き出しているとキリがない。心に刻みましょう♪
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人は何故、何のために本を読むのか。 共に歩み、作られ、増殖していく強大な力。 それに負けない強い心を持つのは簡単ではないけれど、迷わないように、皆で生きていく事の大切さについて考えさせられました。 また無愛想なあの猫に会いたい♬*°
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