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黄土館の殺人 の商品レビュー

3.9

73件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    33

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

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2024/05/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

土塔雷蔵を始めとして子供達も芸術家で、黄土館に集まった機会を捉えて殺人を企てする犯人。地震、交換殺人、作家が残した黄土館を舞台にしたミステリーが少し形を変えて実行される。トリックも思いもよらなかった仕掛けと地震が創り出した偶然がミックスされ謎解きのハードルをあげている。

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2024/05/01

今回も奇想天外なトリックと度肝を抜く推理。 やっぱり葛城と田所が揃うと心強いよなぁ。 三谷くんもいいキャラだし。 館四重奏となってるらしいから次は風で春かな。 待ち遠しい(⁠^⁠^⁠)

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2024/04/28

ミステリー小説は探偵の傍にいて推理を眺める楽しさで読んでいるところがあるので今回は合わなかったようです。成長物語も含まれているのでテーマとしては理解できるし、こういう犯人がいるのもわかります。ただ上手くのめり込めませんでした。大切な人が死んでいくのに田所くん以外の人たちの感情や行...

ミステリー小説は探偵の傍にいて推理を眺める楽しさで読んでいるところがあるので今回は合わなかったようです。成長物語も含まれているのでテーマとしては理解できるし、こういう犯人がいるのもわかります。ただ上手くのめり込めませんでした。大切な人が死んでいくのに田所くん以外の人たちの感情や行動が気薄な気もしました。トリックや続きがどうなるのか読み進められたので結果的にいい本だったと思います。

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2024/04/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

〈館四重奏〉シリーズ第三作。地と冬がテーマとか。 地震という予想不可能なものの介入により、犯人も探偵も翻弄される。 土砂崩れで分断され、孤立した館にとどまらざるを得なくなった田所と三谷のパートと、その近くの旅館に滞在することになった葛城のパートで話が進む。 真犯人は登場人物が出そろった時点でわかる。そういう意味では素直なミステリ。そして、肝心の物理トリックは説明されてもそうなんだとしか思えないダメダメ読者である。 さて。葛城にデータを残そうと頑張る田所、サポートに徹する三谷、打たれ強くなった葛城と三者三様に魅力的なキャラになっている。逆に飛鳥井がヘタレになっていて興ざめ。

Posted byブクログ

2024/04/25

「災害」+「クローズドサークル」から始まるシリーズ三作目の本格ミステリー。 本格ミステリー好きには、たまらない一冊だと思います。「交換殺人」「館もの」「閉鎖空間」「不可解な殺人現場」「仮面の人物」「名探偵」と、これでもかと本格ミステリー要素が詰まってます。 600ページ超えの大...

「災害」+「クローズドサークル」から始まるシリーズ三作目の本格ミステリー。 本格ミステリー好きには、たまらない一冊だと思います。「交換殺人」「館もの」「閉鎖空間」「不可解な殺人現場」「仮面の人物」「名探偵」と、これでもかと本格ミステリー要素が詰まってます。 600ページ超えの大作で、どっぷりこの世界観に没入できて、大満足でした。 本作〈館四重奏〉シリーズとのことで、次は「風」をテーマにしたクローズサークルのようです。火事→洪水→地震ときて、次は台風?竜巻?落雷?とかでしょうか、予想するだけでも楽しいですね。次回作にも期待大です。

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2024/04/21
  • ネタバレ

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四作のシリーズなんて、知らなかった… 何かがグルっと回ったり、釣り天井とか、隠しエレベーターとかてんこ盛りなのに、偶然に翻弄される犯人とは

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2024/04/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こういうの好きなのでホシ四つ。 面白かったです 集中して数日で一気読みできなかったので 読み損ねてた箇所もあったようで みなさんのレビューみて、そんなこと書いてたっけみたいなことにもなりつつ。 たくさんのトリックやロジック 複雑で理解が追いつかない部分も多々あり 己の解読力不足を恨みつつ。 読者のみなさんはミステリーをどう読んでいるのか気になった。 田所くんが個人的に推してたので 楽しく読めました。 物語の良い部分なのかもしれないが、 葛城が、探偵とはどうあるべきか 謎を解くだけでなく云々と前作からなよなよしていた部分が個人的にはストレス?笑だったのですが、飛鳥井にモテないと言われていてスッキリ笑 葛城の推理力が1番非現実的ではあるのだが。 そんなとこからそんな推理になるかよってゆう感じで。光の方向がどうだの、そんなこと目で見て読み解けるなんて。 いや、そういうのをフィクションで楽しむのがまた良いのでしょうな。 読み解けなかったのでおしえてほしいのですが 館で、財田雄山の小説のような殺人が行われると,雷蔵は言っていたんですよね? それは雷蔵がどう為し得ようとしていたのか? 今回の犯人、狐は様々な偶然が重なったという描写もあったが、たまたま金庫から小説を見つけて引用しただけってことですか? この辺がパラっと見返してもわからない、、、

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2024/04/20

館四重奏シリーズ第3段、黄土館の殺人は葛城、田所、三谷、飛鳥井が、発行とともに年齢も成長し大学生となっていた。これを最初に読むと登場人物がわかりにくいかもしれないが、上手い具合に連続したミステリーになっている。館四重奏というだけあり次の作品が最後だろう?(4作という意味?)が、楽...

館四重奏シリーズ第3段、黄土館の殺人は葛城、田所、三谷、飛鳥井が、発行とともに年齢も成長し大学生となっていた。これを最初に読むと登場人物がわかりにくいかもしれないが、上手い具合に連続したミステリーになっている。館四重奏というだけあり次の作品が最後だろう?(4作という意味?)が、楽しみであり、また次々と続編を読みたいというのもある。 また、石川能登地震のことも作者は出版延期や中止も考えていたようだが、担当編集者とたもに誠実に出版したことにも納得した。

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2024/04/20

楽しみにしていたシリーズ。 どんどん大仕掛けになっていくなぁ。 今回は、犯人と動機は結構早めにわかってしまう。 なので、逆にトリックのほうに集中できるかも… みんな成長して、頼もしく思う反面、悩み揺らいでいた蒼海館の彼らを懐かしく思う。シリーズではやっぱり蒼海館が一番好きだな...

楽しみにしていたシリーズ。 どんどん大仕掛けになっていくなぁ。 今回は、犯人と動機は結構早めにわかってしまう。 なので、逆にトリックのほうに集中できるかも… みんな成長して、頼もしく思う反面、悩み揺らいでいた蒼海館の彼らを懐かしく思う。シリーズではやっぱり蒼海館が一番好きだなぁ。 次作も楽しみ。

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2024/04/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作までの設定をすっかり忘れていたので、読み進めるのに時間がかかったし、葛城側の事件ショボくね!?と思っていたら、館サイドで人が死んだところから一気に加速した。おもしろーい。有栖川有栖の双頭の悪魔を思い出した。 動機は何だろうと思っていたから、事件の真相を知っておおっとなった。いいですね、こういう真っ直ぐな憎しみは。 名探偵ふたりはすごい鼻に着くキャラなんだけど、田所と三谷のふたりは好きだった。

Posted byブクログ