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黄土館の殺人 の商品レビュー

3.9

73件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    33

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2024/09/13
  • ネタバレ

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二作目が面白かったのでこの勢いで三作目も。 事件が不可解すぎて自分なりにこうなんじゃないか?と推測する隙が全然なかった! 閉ざされた館、分断された探偵役と館の外で起こる事件、そして地震。 どう話が繋がって集束していくのか気になってさくさくと読めた。 うーん、でもやっぱりシリーズ二作目が今のところ一番好みだったかなぁ。 後半の葛城くんと合流して飛鳥井さんと推理を進めていくところ〜犯人追及のあたりは、特に台詞が芝居かかっているように感じて、本筋を追いたいのに所々ノイズというか小さく引っかかる感じが積み重なり、集中できなかった気がする… 田所くんにまだわかんないのか、と言うのもなんか冷たいな…と感じたり。助手を信頼してるからこその発言なのかもだけど。 飛鳥井さんも自分で呼んでおいて命の危機に晒してるのにそっけないし…。 うーんやっぱりメインキャラの魅力が……自分にはあまり合わないみたいだ…… でもここまで読んできたので次の風の話が出たら最後まで見届けたいなと思います!

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2024/09/13
  • ネタバレ

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2024/09/13 読了。 図書館から。 久々ー。 苦々しい探偵譚でもあるんだっけなーと読みながら思い出しつつ一気読み。 主人公コンビが大学生になってて、今回は飛鳥井さんも 探偵していてシリーズ物の醍醐味ですねー。 でも、三谷君が一番好きかもしらん、いい奴! 次で完結してしまうのだろうか?

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2024/09/07

前回の青海館が良かったので今作も楽しみに読んでみた。 今回は拠点が分かれて行動することになるが、序盤〜中盤はどのように話が進むのか期待しながら読めた。 しかし残念ながら結末は予想した通りで特に捻りもなかったように思う。殺害のトリックも無理がある場面が多いし、なんせ偶然が多過ぎる。...

前回の青海館が良かったので今作も楽しみに読んでみた。 今回は拠点が分かれて行動することになるが、序盤〜中盤はどのように話が進むのか期待しながら読めた。 しかし残念ながら結末は予想した通りで特に捻りもなかったように思う。殺害のトリックも無理がある場面が多いし、なんせ偶然が多過ぎる。 ストーリーは引き込まれて読み進められるが、前作もそうだが長過ぎるかも。

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2024/09/01

王道の本格ミステリという感じでかなりボリュームはあるが本の世界に没頭できる良作。 前2作を読んでいないと楽しめない部分はあったかも。 犯人やトリックに関するヒントは比較的多いので、謎解きも楽しめそう。 現実離れしたドラマチックさも非常に好み。

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2024/08/24
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めっちゃスケールがでかくて、いろんな偶然が重なって現実的に無理だろっていうおはなしだったけど最高に面白かった。 文章と絵(図?)でちいっちゃい私の脳みそで一生懸命舞台になる館を想像したけど全然違った。 最初の登場人物一覧に あの年齢ですぐにあーって思ったから犯人はわかったけど こういうシリーズって大体中にいる人間が犯人だからとても新鮮で感動したけど 被害者が理不尽で後味が悪いな。(1人除く)

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2024/08/18
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名探偵の章、助手の章、探偵の章、と憎い章立て。探偵と引き離された助手が頑張る話として今村昌弘『兇人邸の殺人』を連想した。建物の図面あり、登場人物たちのタイムテーブルありのスタイルは、清々しさを感じる。実現可能性とかはあまり気にならず。第3章で伏線回収しまくっていい感じ。そうそう、こういうミステリが読みたいのです。

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2024/08/17
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人気シリーズ三冊目。今回は地震で発生した土砂崩れにより孤立した館が舞台。 犯人はミステリ好きならわかりやすい部類に入ると思う。が、この話は他にも読みどころがたくさんあったのでとても楽しめた。豪快なトリックもよかったし、名探偵と探偵の二人の捜査方法の違いも面白かった。

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2024/08/16
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館四重奏シリーズ第3作。 旅館と館の2ヶ所で同時に起こった事件を、二手に分かれてしまった3名が解決するお話。館の事件を手記という形で過去の出来事として表現しているので混乱なく読めた。第1作から何度も書いているけど、事件は本当に面白い(そんなの無理だろみたいなトリックもあるけど…)。 だからこそ!登場人物の性格や感情の表現がすごく気になる。特に葛城。そんなキャラだった?まぁ大学生になったし数々の事件を解決して変わったのか…と思う反面、青海館の事件を経て進化した姿とは個人的には思い難い。それから飛鳥井さん。婚約者への感情や探偵として復活することの掘り下げが少ない分、事件解決に向けた舞台装置のように見えてしまって少し残念だった。 芝居がかった会話や感情表現のわかりやすさという点が1作から3作まで共通しているので、これは作者が狙っているのかなと個人的に思った。他の作品も読んでみたい。

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2024/08/05

シリーズ第三弾というとで、発売後すぐに購読。 前の2作より分厚いけど、1番読みやすいと感じた。多分、今回の探偵は謎解きに積極的というか迷いみたいなものがないから読んでて受け入れやすかったんだと思う。 トリックは壮大で、でもリアルさもあって面白かった。事件が解決した後のそれぞれの思...

シリーズ第三弾というとで、発売後すぐに購読。 前の2作より分厚いけど、1番読みやすいと感じた。多分、今回の探偵は謎解きに積極的というか迷いみたいなものがないから読んでて受け入れやすかったんだと思う。 トリックは壮大で、でもリアルさもあって面白かった。事件が解決した後のそれぞれの思いはライトなミステリー漫画にはないこのシリーズならではの重たさだと思う。決して軽快に読み進める感じではないけど、読み応えがあってよかった。 最後の4作目も期待してます。 このシリーズは前作を読んでた方が楽しめます。特に1作目は読んでおかないと面白さ半減だと思う。 というわけで、前作を読み直してきます。

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2024/07/25

殺人を計画して目的の館に向かう途中、地震による土砂崩れで道が塞がってしまい絶望する男に、土砂の向こうから交換殺人を申し出る声が。一方、飛鳥井光流に呼ばれた葛城たちも土砂崩れで分断され、館には田所と三谷が向かうことになる。土砂崩れの両側でそれぞれ企てられる殺人計画の顛末は… シリー...

殺人を計画して目的の館に向かう途中、地震による土砂崩れで道が塞がってしまい絶望する男に、土砂の向こうから交換殺人を申し出る声が。一方、飛鳥井光流に呼ばれた葛城たちも土砂崩れで分断され、館には田所と三谷が向かうことになる。土砂崩れの両側でそれぞれ企てられる殺人計画の顛末は… シリーズ3作目で、葛城たちも大学生となりかなり成長した感じ。奇想天外な館にふさわしい大掛かりな殺人計画が読みごたえあり。 鬱々としていた飛鳥井が今回の事件でどう動くのかも見所だった。次作が楽しみ。

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