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罰ゲーム化する管理職 の商品レビュー

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39件のお客様レビュー

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2024/07/17

わたしが日頃思っていることが、だいたい書いてあった驚きの一冊。非管理職の立場で読みました。わたしも「管理職って罰ゲーム」だなと思っていたんです。メールが来ている時間から察するに会議や仕事は多く、でも、管理職手当で残業代はない。そんな仕事、コスパが悪すぎる。。というか、できない。そ...

わたしが日頃思っていることが、だいたい書いてあった驚きの一冊。非管理職の立場で読みました。わたしも「管理職って罰ゲーム」だなと思っていたんです。メールが来ている時間から察するに会議や仕事は多く、でも、管理職手当で残業代はない。そんな仕事、コスパが悪すぎる。。というか、できない。そんな話がデータとともに紹介されます。他社も同様なんだということを感じる方もいると思います。著者は男性ですが、女性の意見も紹介されており納得感があります。その現状を散々語ったうえで、著者が考える解決法やこの「罰ゲーム」の攻略法が紹介されます。 ほかの方のレビューにもありましたが、この本は、管理職当事者だけではなく、経営者層にぜひ読んでもらいたいです。筋トレ思想やDXすればよいという思想になっているとも普段感じているので。 ■システムいれれば解決? そんな雰囲気があなたの所属にはありませんか?わたしの会社には大いにあります。あれって、いれるための労力、リース料、保守料などなど、お金がかかるし、その努力をつゆしらないひとが「新システムが使いにくい」なんて自由なことを言い出したりして、まあ意外とうまくいかない場面を何回も見てきました。そうではなく、根本的に仕事の見直し(管理職だけではなく、経営者層の関わりも必要)をすることが大事ということを再認識できました。 ■ちがう山を見つける 山というのは目標への到達の仕方です。管理職が多忙ゆえに部下にこれしろと細かく指示することで管理職を悩ます指示待ち部下が出来上がってしまうという指摘は、なるほどなと思わされました。そうではなく、部下のフォローをしつつ部下のやり方を尊重して目標に達成することの大切さが語られています。見守るっていうのは子育てでは死ぬほど難しいですけどね・・。他人だからこそできるのかもしれません。 ■家事分担の本質は期待水準のすり合わせp217 管理職の話ではなく、文量もわずかですが、納得感がありまくりました。上述のシステムの話にも通じますが、家電の機能は発展し、時短術も流通しているのに家事育児は楽になっていない。それはなぜか?それは期待水準も一緒に上がっているからという指摘は、疑問には思っていましたが「そういうことか!」と驚きました。「子にはその水準の教育をするものだ」という思い込みです。と同時に、「この仕事はこんな感じで仕上げるものだ」という管理職の思い込みが部下の成長を妨げる。その後の展開もラストに向けて管理職って悪いだけじゃないよという話になっているので現状悩む方も少しほっとして読み終えると思います。

Posted byブクログ

2024/07/07

管理職という会社にとって大切な役職が「罰ゲーム」のようになってしまう構造や原因を、多数のデータで分析して、解決策を提案する新書。 職場でリーダー職に選ばれたため、管理職の現状が知りたくて読み始めた。この新書を読めば、管理職の負荷が増え続ける原因の一端が分かるだろう。 個人的には、...

管理職という会社にとって大切な役職が「罰ゲーム」のようになってしまう構造や原因を、多数のデータで分析して、解決策を提案する新書。 職場でリーダー職に選ばれたため、管理職の現状が知りたくて読み始めた。この新書を読めば、管理職の負荷が増え続ける原因の一端が分かるだろう。 個人的には、ハラスメントに対する意識の高い上司であればあるほど、ハラスメントを産む職場環境を産む上司になりかねないという話が興味深かった。

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2024/07/08

組織のフラット化により管理職手当は下がる一方。ハラスメントを気にして指導に制限がかかる。業務量は増加。モンスター部下発生。組織との課題認識のズレ。 転職という選択肢を側に置いている若者に、根性論、精神論は時代錯誤なお説教。

Posted byブクログ

2024/07/02

私自身が4月からマネージャーになるにあたり、読んだ本。 自分の会社だけでなく、多くの日本の会社で同じことが起きているということが分かりました。

Posted byブクログ

2024/06/22

単に惨状を面白おかしく並べ立てる本ではなく、解決法にも具体的に踏み込んでいる点で良書と思いました。 この本を私に送ってくれた年上部下に感謝です。

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2024/06/20

■管理職として働くことが、罰ゲームと化してきている、ということが本書のテーマ。 ■でも対策はあるのでこの本を読んでねということ。

Posted byブクログ

2024/06/20

76%あたりがよかった、鼻につくところは多いんだけど若手の選別そういうふうに決めるのはありだとすごく共感

Posted byブクログ

2024/06/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ちょうど、3日間の管理職研修を受けながら、その通勤時間に読んでた本。 自分の会社の組織管理職も、みんな大変そうなので、罰ゲームがやけにしっくりきてしまった。。。 自分が忙しくなくなるためには、自分が抱えているものを手放していくしかないんだな、と。そして、任せないと、後進は育っていかない。私も、振り返ってみれば、任されて育ってきたのだなと思うので(悪く言えば丸投げだったけど) 無茶振りだと思われても、仕事はふろう、と思った(その代わり、だめだったときのフォローはしっかりやらないと) 管理職の魅力は、部下が一人前になって巣立っていくこと、ということだったけど、最近、そこまで深く会社の人と付き合ってないなーという気がしたので、もうちょっと、踏み込んでいかないとなのかな・・・と思ったりもした。

Posted byブクログ

2024/05/14

マネージャーが厳格に行動管理をしすぎると、部下の「指示待ち・批判的行動」を助長することにつながる。 「脱・リーダーシップ偏重」:知っていることを・知っている、教えているということを・教える。メタ知識の共有。

Posted byブクログ

2024/05/12

“罰”ではなく“罰ゲーム”と表現しているところがGOOD。罰ゲーム化している現実を訴えている本ではなく、その中でどう生き残るかが書かれているのが良かった。

Posted byブクログ