1,800円以上の注文で送料無料

罰ゲーム化する管理職 の商品レビュー

3.8

39件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2024/09/24

キャッチーなタイトルから軽薄なエッセイのような内容を想像していたが、プロの研究者による硬派な分析レポートだった。最初のうちは「確かに管理職って罰ゲームだよな。」と会社の理不尽さを嘆いていたが、途中から自分がその罰ゲームに加担していることに気付かされた。自分で勝手に仕事を増やしてお...

キャッチーなタイトルから軽薄なエッセイのような内容を想像していたが、プロの研究者による硬派な分析レポートだった。最初のうちは「確かに管理職って罰ゲームだよな。」と会社の理不尽さを嘆いていたが、途中から自分がその罰ゲームに加担していることに気付かされた。自分で勝手に仕事を増やしておいて、「定額働かせ放題」というのも何か違う気がしてきた。まぁそうは言っても、やらなきゃ査定が下がって下手したらクビになるからやらざるを得ないだけなんだけどね。 最後の損得について。組合員でなくなることのデメリットはやはり大きくて、次々とやってくる不利益変更に黙って耐えなければならない。役員以上に登らないとすれば、損得で言うと損になると思う。

Posted byブクログ

2024/09/16

20240916 罰ゲーム化する管理職 タイトルに惹かれて読んだ。 読めば読むほど、自身が置かれている立場は罰ゲームではなく、ただの罰なのではないかと感じながら読み進めると、やはり最後には罰との記述があり、納得するのと同時に、自身が勤める会社は末期症状なのだと実感させられた。 ...

20240916 罰ゲーム化する管理職 タイトルに惹かれて読んだ。 読めば読むほど、自身が置かれている立場は罰ゲームではなく、ただの罰なのではないかと感じながら読み進めると、やはり最後には罰との記述があり、納得するのと同時に、自身が勤める会社は末期症状なのだと実感させられた。 コンサルタントが書いた本だけに、研修で修正する事を目的とした内容に感じられたが、結局最後には、管理職自身が、仕事に求めるクオリティを下げたり、権限、仕事を部下に委譲したりして、今置かれている罰ゲームから逃げ出すことが答えのようだった。 それが出来ないからこの本を読んでみたのだが。 書いてることは確かにそうなのだが、結局打開策なんてものはなく、自分の身は自分で守る。 サラリーマンってそういう事なのかと、再認識させられた。 全体を通して新書ならではの引用だらけの論文っぽい印象。 参考になる部分も多かったが、もう少し、実体験や、コンサルタント先での実例とかが充実した実践的な内容だと良かったかな。

Posted byブクログ

2024/09/16

管理職というものに魅力を感じない一人であるが、日本のあちらこちらの企業でも、やはり管理職というものへのネガティブな見え方が広がっているという事実は、海外と比較すると特異な状況なのだという。様々なデータで示してくれているが、年々、管理職に求められているタスクが増えているのは実感とし...

管理職というものに魅力を感じない一人であるが、日本のあちらこちらの企業でも、やはり管理職というものへのネガティブな見え方が広がっているという事実は、海外と比較すると特異な状況なのだという。様々なデータで示してくれているが、年々、管理職に求められているタスクが増えているのは実感としても感じる。本書では仕組みを作っている会社側への罰ゲームの改善方法の提案だけでなく、既に泥沼にはまっている管理者に向けた対処方法も提案されているが、「タテのものさし(仕事のクオリティ)」と「ヨコのものさし(仕事のプロセス)」を緩和しないと部下は育たないという点は覚えておきたい。

Posted byブクログ

2024/09/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても良かった。 管理職=罰ゲームの雰囲気は自社にも漂っており、理由と解決策が知りたくて読んだ。 管理職がなぜこんなに忙しいのか?データに基づき言語化されており、また解決策のステップが大きく4つに分かれており大変わかりやすく実践的。 特に響いたのは管理職のスキルアップばかりを目標に実施する管理職研修は筋トレ、という考え方。 まさに自社は管理職ばかりをムキムキにしようとしてるわ、とはっとさせられた。大谷翔平を用いたキャッチボールの例もしっくり。 片方ばかり育てても確かに意味がない。 そのほか、管理職ネットワーク施策や部下への権限移譲など、施策情報として勉強になった。 すぐに会社を変えるのは難しいが、ツボを押すところを間違えなければ大丈夫だと信じている。引き継ぎこの本を深めながら、管理職の苦労を少しずつ緩めてあげていきたいと思った。

Posted byブクログ

2024/09/01

現状分析については、感覚とあっている。 解決方法については、うーん…という感じ。まあでもフォロワーシップというのはそうだと思う。組織でやってるのにどっちかだけが頑張らないといけないのは変だし、結局協力しあわないと難易度高いよなぁ。

Posted byブクログ

2024/08/21

なりたくない人が増えているとは聞くが、統計を取られると何か変な違和感を感じる。バグだらけで変だぞ、とは書いてあるが、修正方法と言ってる内容はとても陳腐。やっぱりなりたくない。

Posted byブクログ

2024/08/21

まーそのような捉え方もあるよね なので読んで理解することは良いと思いますが、書いてあることがあまり技術職系の話がないので当てはまらない点、参考にならない点もあるかと 本全般に言えることなのでこの本が特別にそうというわけではない

Posted byブクログ

2024/08/14

個人で見れば管理職は罰ゲームか、管理職になるのは損か得か。という発想であれば、悪い方向に進む。管理職というポジションをプラスのドライバーへ。 人事という立場であれば、この議論や発想が生じる環境や仕組みにテコ入れを行わなければならない。

Posted byブクログ

2024/08/05

書籍紹介サイトでタイトル見て気に掛かり、読んでみた。 管理職になりだがらない人がなぜ増えているのかを分析したうえで、修正や対策について述べていく流れになっており、順を追って罰ゲーム化ということへの理解が深まるようにまとまっている。 最初から全員にチャンスが与え絞っていくのが日本...

書籍紹介サイトでタイトル見て気に掛かり、読んでみた。 管理職になりだがらない人がなぜ増えているのかを分析したうえで、修正や対策について述べていく流れになっており、順を追って罰ゲーム化ということへの理解が深まるようにまとまっている。 最初から全員にチャンスが与え絞っていくのが日本的やり方というのは、確かにと思うとともに、必ずしも良いことではないのだと気付かされる。 また修正策の中でフォロワーシップアプローチというのが、個人的に印象に残った。リーダー以外への研修って、意外と無いなと実感させられた。

Posted byブクログ

2024/07/27

問い どうすれば管理職という罰ゲームを生き抜けるか 答え 積極的にやらない上司になる 根拠 罰ゲーム化する理由は管理職が必要以上に行動するから。(会議に出すぎ、指示を出しすぎ、プレイングしすぎ、働きすぎ) アクション その仕事をどこまでやる必要があるか、上司と部下ですり合わ...

問い どうすれば管理職という罰ゲームを生き抜けるか 答え 積極的にやらない上司になる 根拠 罰ゲーム化する理由は管理職が必要以上に行動するから。(会議に出すぎ、指示を出しすぎ、プレイングしすぎ、働きすぎ) アクション その仕事をどこまでやる必要があるか、上司と部下ですり合わせた上で、部下を信頼して任せる。 ・権限以上にはスキルが必要。具体的なタスクの内容、目標、期限を明確に伝えること、部下の経験や特性を理解しておかないとただの放り投げになる。 ・最初は小さいタスクから任せる。情報収集や資料の叩き台作成、協働相手とのコミュニケーションや交渉、文章作成や編集など ・任せることを繰り返すことで、部下に伝わりやすい言葉の使い方や何をどこまで任せられるかのラインが見えてくる。

Posted byブクログ