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冬に子供が生まれる の商品レビュー

3.5

41件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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  5. 1つ

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2024/03/10

マルユウとマルセイが混乱してしまうし、読後感ももやもや…。 結局何なの?誰なの?どうして? はっきりとしたことは書かれていないため、読者の想像でしかない。 だから、読む人によっていろんな解釈ができるのかもしれない。 考え出したら止まらない所とか、謎すぎる所が面白いかも。

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2024/03/08

独特の雰囲気の中で淡々と進んでいく物語。 マルセイとマルユウの違いで混乱したり、難しめではあったけれど、謎が謎を読んで面白かった。 考察しだすときりがなくなりそうな奥深い話。

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2024/03/06

何回か読んでもよく分からなかった。マルセイとマフユウが入れ替わった?SF?子どもは誰の子?N先生?宇宙人?スッキリせずに終わった。

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2024/02/28

終始、不穏な空気感が漂う物語だった。 ラストはこんな感じだろうなと途中でみえてきて、実際にそのようになるんだけど、なんだかすっきりしない読後感。 でも、これが佐藤正午さんらしさという気もする。

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2024/03/05

つくづく思うのは、 佐藤正午さん(と矢作俊彦さん)の作品は、35歳過ぎてから読むと、心に沁みるのです…と言うのは、個人の感想です。 とはいえ、やはり上手い!

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2024/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者独特の不穏な気配を感じさせながら、ストーリーが進んでいく。この感じが読み手(私だけ?)にはなぜか心地よい。 今回は名称が君で始まる捉えどころのない展開。 湊先生が登場して、ようやく輪郭が見えてくる。 マルユウとマルセイの不思議な同期と一人の女性を巡る愛の物語なのだ。

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2024/02/21

CL 2024.2.19-2024.2.21 最後まで読んでもスッキリした解決はない。語り手の湊先生と同じでわたしたち読者ははっきりしたことはわからないけど、なんとも奇妙な味わいの作品だった。 ずっと、何があったのか?マルユウとマルセイの関係は?佐渡は知っているのか?等々いろいろ...

CL 2024.2.19-2024.2.21 最後まで読んでもスッキリした解決はない。語り手の湊先生と同じでわたしたち読者ははっきりしたことはわからないけど、なんとも奇妙な味わいの作品だった。 ずっと、何があったのか?マルユウとマルセイの関係は?佐渡は知っているのか?等々いろいろ考えながら読んで、でもミステリのように真実が披露されるわけでもない。 ただふたりに関わった人たちの心情が細やかに語られていて、心に沁み入ってくるものがある。

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2024/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

佐藤正午さんの作品を読むのは、“鳩の撃退法”を読んで以来の2作目でした。 まず第一に感じたのは、佐藤正午さんワールド!という感じでした。 小説を書いているのはこの物語の中の登場人物だという設定のため、これってこの書き手の主観が入っているのかな?とか、この書き手はどうやってこの情報を手に入れたんだろう、どこまでが確実な事実なんだろうということを考えながら読めるのが面白いです。 文中の、自分の人生ではなく他人の人生を代わりに生きている、というようなことが筆者のメッセージなのかなあと思いながら読みました。 惹き込まれる文章でおもしろかったです!

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2024/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

冬に子供が生まれる…と謎のSMSを受信したマルユウ。彼は小学校時代にUFOを友達2人と目撃しており、高校時代に同じ場所で友達二人と事故に遭っていた。 その事故でマルユウとマルセイは混ざり合ったようになって、マルセイは超能力のようなパワーで恩師を助けて、自身は謎の飛び降り自殺をした。 マルセイの妻の幼馴染はマルユウと再婚して子供を産んだ。妻の母親との仲は悪かった。みんなが自分を悪いと責める。 なんだか、よくわからない話だった。

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2024/02/03

7月の雨の夜、丸田君の携帯にSMSが届いた。「今年の冬、彼女はおまえの子供を産む」。まったく身に覚えのない内容に彼は戸惑う。そこから始まるノンストップスリラーだ。 『月の満ち欠け』で第157回直木賞を受賞した佐藤さんの、実に7年振りとなる長篇小説である。もともとが寡作の人だし、直...

7月の雨の夜、丸田君の携帯にSMSが届いた。「今年の冬、彼女はおまえの子供を産む」。まったく身に覚えのない内容に彼は戸惑う。そこから始まるノンストップスリラーだ。 『月の満ち欠け』で第157回直木賞を受賞した佐藤さんの、実に7年振りとなる長篇小説である。もともとが寡作の人だし、直木賞作家という気負いもあまり感じられない本作はしかし、小説を読む愉しさに満ちている。あちこちに仕掛けられた伏線やミスリード、読者を煙に巻くような章題、そして謎に満ちた真相。 ……でも、一般受けはしなさそうだなあ(^_^;)。

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