1,800円以上の注文で送料無料

世界はラテン語でできている の商品レビュー

3.7

61件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    19

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2024/06/09

ラテン語 雑学系のゆるっと読める、本。 日本語でもない、英語でもない。 でも、多分、西洋の言葉なんだろうなぁと漠然と感じていた単語が、「え!ラテン語なんだ!」と教えてくれる本。 ラテン語のイメージというと、古代ローマ、動植物の学名、のイメージが強いけど、それ以上に生活の中に...

ラテン語 雑学系のゆるっと読める、本。 日本語でもない、英語でもない。 でも、多分、西洋の言葉なんだろうなぁと漠然と感じていた単語が、「え!ラテン語なんだ!」と教えてくれる本。 ラテン語のイメージというと、古代ローマ、動植物の学名、のイメージが強いけど、それ以上に生活の中に入り込んでるんだなぁと思う。 その辺のネタバレはここでは、やめておくとして。 ラテン語は、現代では、「日常的」な話手がいないのに、喪失されることもなく、現代まで脈々と受け継がれているのは、「古代ローマで使われていた」というところが大きいのかな?と思う。 ヨーロッパ全土をほぼ席巻した古代ローマ、その文化の影響を受けたからこそ、いろんな単語の語源になって、浸透していったんだろうなとね。 そして、話手がいなくなったからこそ、「憧れ」で「格式ある」言語として、いまだに世界中の人から愛されてるんだろうなと、そう感じた。 言語に、ロマンを感じる。そんな一冊。

Posted byブクログ

2024/06/08

おすすめ資料 第582回 英語の中の...(2024.06.07) ラテン語は英語のルーツではありませんが、 多くの借用語をもたらして英語の語彙を豊かにしました。 また、ラテン語をルーツにもつフランス語も、 英語に大きな影響を与えています。 英語の中に息づくラテン語の気配を...

おすすめ資料 第582回 英語の中の...(2024.06.07) ラテン語は英語のルーツではありませんが、 多くの借用語をもたらして英語の語彙を豊かにしました。 また、ラテン語をルーツにもつフランス語も、 英語に大きな影響を与えています。 英語の中に息づくラテン語の気配を感じとることは、 世界を大きく広げることにつながるでしょう。 【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】 https://library.kobe-cufs.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BK00364683

Posted byブクログ

2024/05/31

ヨーロッパ言語はほとんどラテン語が源泉なんだなあと思った。現代では読める人は居ても話者は居ないと思っていたが、著者含め世界中に居るようで驚いた。クソどうでもいい言葉でもラテン語で書いたら格言に見えそう。

Posted byブクログ

2024/05/27

面白かった。ひろゆきが敵うわけないのが良く分かる本。しかし一点悲しかったのは12星座のラテン語由来を説明する章でまさかの蟹座スキップ。聖闘士星矢以来失墜したキャンサーの地位いまだ回復に至らず

Posted byブクログ

2024/05/22

言語と歴史の、自分の好きなテーマの掛け合わせの著作、読み始めたら止まらなかった。 暮らしている国が日本で、外来語を柔軟に取り入れる文化に浸りきっていることもあり、由来がラテン語のものがこうも自然に配されていることに、ちょっと驚いた次第。 格言の類は幾つもメモっておきたくなった。 ...

言語と歴史の、自分の好きなテーマの掛け合わせの著作、読み始めたら止まらなかった。 暮らしている国が日本で、外来語を柔軟に取り入れる文化に浸りきっていることもあり、由来がラテン語のものがこうも自然に配されていることに、ちょっと驚いた次第。 格言の類は幾つもメモっておきたくなった。 対談で、江戸時代までは漢文がより上と考えるお国柄であった日本と、ギリシャ語が上と考えていたローマに、自分たちが一番とは考えていないという共通点がある、との話が興味深かった。

Posted byブクログ

2024/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【身近にあるラテン語を少し深める】 ラテン語は英語含めヨーロッパ言語のもととは知っていたけれど、 あらためていろいろと深めることができました。 ラテン語 Latiumは、ローマ辺りイタリア中西部・ラティウム地方の言語ということらしい。 ローマ帝国で公用語として使われていて、 そのあともキリスト教・カトリックの教皇の下で使われ続け、 その後ヨーロッパ各地で生まれた言語の元になっている。 そんな古き歴史ある言語のあれこれが詰まっている本。 例えば、 いくつかの英語やフランス語、ドイツ語の言葉や地名の語源となっているラテン語の紹介、 ラテン語で書かれた、カエサルなどの有名な言葉、 ローマ帝国時代の有名な人物の名前が語源となっている今日の言葉や地名、 今も残るオベリスクなど建造物に書かれているラテン語について、 ラテン語をつかった科学関連の言葉ー星、元素、学名、栄養、医学、 社名、商品名、テーマパークや映画で使われているラテン語の言葉、 ラテン語と日本のつながり、 … そしてラテン語は今に生きる言語であるということ。 でも逆に、こんなに広く影響を与えたのに、なぜ古典言語化してしまったのだろう。 どの近代国家にも採用されなかったから? もっとシンプルな言語が発達したから? この前読んだ、モンテレッジオの本でも、ダンテとラテン語に少し触れられていた。 印刷技術が発展したときに真っ先に印刷されたのはラテン語。 ラテン語に影響を与えたとされる古代ギリシャ語は、帝国がなくなってから消えていったのかもしれないけど、ローマ帝国滅亡後もさらに発展していったラテン語。 18世紀ごろまでは学術書などは普通に書き言葉はラテン語だったと書かれていた。 人間に話されないと言語って、何なんだろう…。と思ったり。 あ、でも、外国語が読めるけど話すのは難しいように、 書き言葉としてなら、勉強したら覚えられるようになるかも!?というポジティブ思考はどうだろう。

Posted byブクログ

2024/05/11

伊達政宗は“だて”ではなく“いだて”だった? インフルエンザとインフルエンサーが似た言葉なのは同じラテン語influentiaを語源にしてるから? 身近な言葉に影響を与えてるラテン語の存在を知れる1冊でした!

Posted byブクログ

2024/05/07

ヨーロッパ言語の母たるラテン語。ギリシャ語よりも現代のヨーロッパ語の類似性があるような気がしますね。英語や仏語、そしてもちろん伊語もすっごくラテン語から来てるもの多いし、言葉の歴史、意味の発展、発想の繋がりが分かり面白いですね。ギリシャ語に対するラテン語、そして漢語に対する和語、...

ヨーロッパ言語の母たるラテン語。ギリシャ語よりも現代のヨーロッパ語の類似性があるような気がしますね。英語や仏語、そしてもちろん伊語もすっごくラテン語から来てるもの多いし、言葉の歴史、意味の発展、発想の繋がりが分かり面白いですね。ギリシャ語に対するラテン語、そして漢語に対する和語、この対比もなるほどでした。言葉の雑学集でもあり、言葉への知的好奇心が湧いてくる一冊でした。

Posted byブクログ

2024/05/06

完全なる趣味の世界だけど,面白かった〜 大学時代,解剖学で初め触れたラテン語の響きに魅了され,中途半端ながらずっと愛着を持って来た言語.もっと汎用性の高い言語ならもっと気合い入れて学んだのに…と言う言い訳に真っ向からバツをつけてくる感じが楽しい!でも…やっぱり古語である事に違いは...

完全なる趣味の世界だけど,面白かった〜 大学時代,解剖学で初め触れたラテン語の響きに魅了され,中途半端ながらずっと愛着を持って来た言語.もっと汎用性の高い言語ならもっと気合い入れて学んだのに…と言う言い訳に真っ向からバツをつけてくる感じが楽しい!でも…やっぱり古語である事に違いはないと思う…ラテン語でコミュニケーションはやっぱり普通じゃないと思う(笑) それでもやっぱりラテン語の響きには魅了されるのであって今後も中半端に,ヌルく愛好家を続けていくんだろうなぁと思う…英語の勉強も再開したし,ついでにラテン語ももう少し深めようかな?その前にドイツ語…あーどうしよう⁉️

Posted byブクログ

2024/05/05

著者曰く、ラテン語は今の世界にも生きている。 「え?」と思うが… ハリー・ポッターの呪文の中に。 商標や校章の中に。 日本の町中にある施設の名前の中に。 天体や動植物の学名として。 そして、もちろん(古いフランス語から来た)英単語の中に生き残っている。 正直、そのレベルはだいた...

著者曰く、ラテン語は今の世界にも生きている。 「え?」と思うが… ハリー・ポッターの呪文の中に。 商標や校章の中に。 日本の町中にある施設の名前の中に。 天体や動植物の学名として。 そして、もちろん(古いフランス語から来た)英単語の中に生き残っている。 正直、そのレベルはだいたい推測ができていたが、ラテン語でニュースを発信していた人もいると聞いてびっくりだ。 世間の、「ラテン語は死語だから学ぶ必要はない」という見方に、一石を投じる一冊だ。 本書はそれ以外にも、ラテン語が読めると、古代から近世まで、さまざまな文献にアクセスできる利点もアピールしている。 マグナカルタ、ニュートンの「プリンキピア」、ルターの「九十五か条の論題」、マルコ・ポーロ「東方見聞録」などなど。 筆者をガイドに、ちょっとずついろんな文献をのぞき見できるのは楽しかった。 筆者は若くしてこの道を究めた人のようだ。 雑学に触れて、鵜呑みにするのは危険で、原典を当たる必要があるとのご意見は、まことにその通り。 ただ、申し訳ないことだが、自分など、本書をある種雑学本として読んでしまったことも付け加えておく。 たくさんの題材をいろいろ並べていくことによって、どうしても何かを論証したりするような本の構成にはなりえない。 すると、どうしても一つ一つのエピソードを、「へえ、面白いな」と見るしかなくなってきてしまう。 とはいえ、やはりsayamamamylos kawaii(河合雅雄さんにちなんで名づけられた白亜紀の哺乳動物)の話なんて極上のネタだ。 insulinの語源となるラテン語は「insula」(島)で、これは膵臓のランゲルハンス島近くから分泌されることに由来する命名だとの話も、「ああ、たしかに半島はpeninsulaだったなあ」と思い出しながら納得できたりした。 「難しい」とされるラテン語、読みは比較的簡単だということも本書で知った。 この本をきっかけに、学んでみようと思う人が必ずいるだろうなあ、と思われる。

Posted byブクログ