1,800円以上の注文で送料無料

世界はラテン語でできている の商品レビュー

3.9

33件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/05/06

完全なる趣味の世界だけど,面白かった〜 大学時代,解剖学で初め触れたラテン語の響きに魅了され,中途半端ながらずっと愛着を持って来た言語.もっと汎用性の高い言語ならもっと気合い入れて学んだのに…と言う言い訳に真っ向からバツをつけてくる感じが楽しい!でも…やっぱり古語である事に違いは...

完全なる趣味の世界だけど,面白かった〜 大学時代,解剖学で初め触れたラテン語の響きに魅了され,中途半端ながらずっと愛着を持って来た言語.もっと汎用性の高い言語ならもっと気合い入れて学んだのに…と言う言い訳に真っ向からバツをつけてくる感じが楽しい!でも…やっぱり古語である事に違いはないと思う…ラテン語でコミュニケーションはやっぱり普通じゃないと思う(笑) それでもやっぱりラテン語の響きには魅了されるのであって今後も中半端に,ヌルく愛好家を続けていくんだろうなぁと思う…英語の勉強も再開したし,ついでにラテン語ももう少し深めようかな?その前にドイツ語…あーどうしよう⁉️

Posted byブクログ

2024/05/05

著者曰く、ラテン語は今の世界にも生きている。 「え?」と思うが… ハリー・ポッターの呪文の中に。 商標や校章の中に。 日本の町中にある施設の名前の中に。 天体や動植物の学名として。 そして、もちろん(古いフランス語から来た)英単語の中に生き残っている。 正直、そのレベルはだいた...

著者曰く、ラテン語は今の世界にも生きている。 「え?」と思うが… ハリー・ポッターの呪文の中に。 商標や校章の中に。 日本の町中にある施設の名前の中に。 天体や動植物の学名として。 そして、もちろん(古いフランス語から来た)英単語の中に生き残っている。 正直、そのレベルはだいたい推測ができていたが、ラテン語でニュースを発信していた人もいると聞いてびっくりだ。 世間の、「ラテン語は死語だから学ぶ必要はない」という見方に、一石を投じる一冊だ。 本書はそれ以外にも、ラテン語が読めると、古代から近世まで、さまざまな文献にアクセスできる利点もアピールしている。 マグナカルタ、ニュートンの「プリンキピア」、ルターの「九十五か条の論題」、マルコ・ポーロ「東方見聞録」などなど。 筆者をガイドに、ちょっとずついろんな文献をのぞき見できるのは楽しかった。 筆者は若くしてこの道を究めた人のようだ。 雑学に触れて、鵜呑みにするのは危険で、原典を当たる必要があるとのご意見は、まことにその通り。 ただ、申し訳ないことだが、自分など、本書をある種雑学本として読んでしまったことも付け加えておく。 たくさんの題材をいろいろ並べていくことによって、どうしても何かを論証したりするような本の構成にはなりえない。 すると、どうしても一つ一つのエピソードを、「へえ、面白いな」と見るしかなくなってきてしまう。 とはいえ、やはりsayamamamylos kawaii(河合雅雄さんにちなんで名づけられた白亜紀の哺乳動物)の話なんて極上のネタだ。 insulinの語源となるラテン語は「insula」(島)で、これは膵臓のランゲルハンス島近くから分泌されることに由来する命名だとの話も、「ああ、たしかに半島はpeninsulaだったなあ」と思い出しながら納得できたりした。 「難しい」とされるラテン語、読みは比較的簡単だということも本書で知った。 この本をきっかけに、学んでみようと思う人が必ずいるだろうなあ、と思われる。

Posted byブクログ

2024/05/03

ラテン語なんて聞いたこともない、と思っていたけれど 実は身の回りにたくさん使われていることにビックリ。ローマ帝国の時代にラテン語が出てくるのは想定内だったけれど、現代でも商品名や紋章などなど、いろいろ使われているようだ。漫画やゲームにも使われているなんて、知らなかった。面白かった...

ラテン語なんて聞いたこともない、と思っていたけれど 実は身の回りにたくさん使われていることにビックリ。ローマ帝国の時代にラテン語が出てくるのは想定内だったけれど、現代でも商品名や紋章などなど、いろいろ使われているようだ。漫画やゲームにも使われているなんて、知らなかった。面白かった。

Posted byブクログ

2024/05/10

ある時ふと思いったってラテン語の勉強を始めたのだが,記憶力が低下した歳にはかなり難しいことが分かった。固有名詞も格変化するのが驚きだった。 この本を読んで再度挑戦する意欲が湧いてきた。 SNSで知って図書館に予約,2ヶ月位待って入手。 DL版ではなくて紙版。

Posted byブクログ

2024/04/26

ラテン語語源の言葉がどれだけ世間に、浸透していることか。 英語からの語源だけでない深い深い教養。 様々な石碑他、ラテン語は現代でもまだまだたくさん。

Posted byブクログ

2024/04/20

思い違いの語源だったり、えっこんなところにラテン語が!というトリビア的な面白さがあったりして、ラテン語入門というよりラテン語に親しめる本。図や写真などまたラテン語の文章など掲載されていて、分かりやすかった。

Posted byブクログ

2024/04/19

ラテン語が周りにたくさん潜んでいるということを伝える一冊。世界史や政治、宗教、科学など、様々な切り口からラテン語との関わりについて紹介している。ラテン語で書物を読み解いたり、語源がラテン語であることを示したりしていて、筆者のラテン語愛が感じられる。あまり馴染みのない事柄・単語とラ...

ラテン語が周りにたくさん潜んでいるということを伝える一冊。世界史や政治、宗教、科学など、様々な切り口からラテン語との関わりについて紹介している。ラテン語で書物を読み解いたり、語源がラテン語であることを示したりしていて、筆者のラテン語愛が感じられる。あまり馴染みのない事柄・単語とラテン語を結びつけるような記述があり、その部分は少々退屈さもあった。ただし、これは私自身の教養レベルが筆者に達していないのであろうから、今後知識が増えたときに読み返したら、本書をより楽しめるかもしれない。 この本通じて学んだこと - historyの語源がstoryやhis storyというのは誤りである。本当の語源はラテン語のhistoriaであり、さらにギリシャ語まで遡ることができる。storyも語源はhistoryと同じであるとされる。 - スポーツメーカーのASICSの由来はラテン語で、anima sana in corpore sano「健全な肉体に健全な魂」の頭文字をつなげたものである。 - ラテン語を公用語とする国はバチカン市国のみで、日常会話で使われることはほとんどない。しかし、ラテン語を普及させる活動が行われており、必ずしも死語とは言えない。

Posted byブクログ

2024/04/17

*星4つ相当です X (Twitter)で見かけて、ずっと気になっていた本でした。ようやく入手するも、仕事に追われほぼ読めず返却。時間ができたらもっとじっくり読みたいなぁ。ゴールデンウィーク前に買っちゃおうかな。

Posted byブクログ

2024/04/11

まじで全部ラテン語でできてるんじゃないかくらいに浸透してる。 難しいけど、へぇーと思うことばかりで面白かった。自分の会社を作ることがあったらラテン語から名前を取りたい。なんかかっこいいから。

Posted byブクログ

2024/04/07

ずーーっと、へええ、へええ、の連続だった。知らないことばかりで。 長い長い歴史を経て言葉(英語などヨーロッパの言語)ができあがっているのだなぁと改めて。 p128 fluo「流れる」→fluent, fuid, influenceなど。 p139 サプリなどのカルニチン(ca...

ずーーっと、へええ、へええ、の連続だった。知らないことばかりで。 長い長い歴史を経て言葉(英語などヨーロッパの言語)ができあがっているのだなぁと改めて。 p128 fluo「流れる」→fluent, fuid, influenceなど。 p139 サプリなどのカルニチン(carnitine) ←ラテン語のcaro「肉」から。 →incarnation「肉体化、化身」, reincarnation「生まれ変わり」。花の「カーネーション」の語源でもある。 P146 ファクシミリはラテン語で、「似たものを作れ」fac(facioの命令形) simili から。simili → similar, resemble, simulation 「シミュラクラ現象」はsimulacra「似姿」という意味のラテン語で、similisからの派生語。

Posted byブクログ