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世界はラテン語でできている の商品レビュー

3.9

33件のお客様レビュー

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2024/06/22

ラテン語にはうっすらとした興味があっただけだけど。ローマ教皇がラテン語で話すのを何かでチラッと見たことがあったなぁ。昔知り合ったフランス人がイタリアを旅行中に、イタリア語が話せないのでラテン語で喋ってみたら何とかなった、と聞いたなぁ。でも本当にラテン語で話す人たちの集まりがあるな...

ラテン語にはうっすらとした興味があっただけだけど。ローマ教皇がラテン語で話すのを何かでチラッと見たことがあったなぁ。昔知り合ったフランス人がイタリアを旅行中に、イタリア語が話せないのでラテン語で喋ってみたら何とかなった、と聞いたなぁ。でも本当にラテン語で話す人たちの集まりがあるなんて!誰でも簡単に習得できるよー、なんて言われているエスペラントとは桁違いに難しいよね?というイメージなのだが。 ラテン語そのものより、著者のラテン語さんのことを全く知らなかったのだが、興味がでてきた。ラテン語さんのnoteを少し読んで、そこでおすすめされていたLanguage Transferというアプリをさっそく気に入ってしまった。 これで、英語でスペイン語を教えるレッスンを聞いているが、日本語でスペイン語を習うのとは全くやり方が違うな!同じインド・ヨーロッパ語族、あるいは同じラテン語を由来とする語をもつ言語同士だと、こんなにすいすい学んでいけるものなんだな!と、目から鱗!これは面白い!日本語で習ったのとは違う学び方で、頭の体操にもなるわ。スペイン語で英語を学ぶバージョンもやってみよーっと。 あ、本は読み物として単純に面白かった!

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2024/06/17

メール返信時の「Re:」は、replyではなく、ラテン語のin reから来ていることに大いに驚いた。~に関して、という意味らしい。 紹介されるラテン語の文章にカタカナが振られていたが、ごめんなさい、すごく読みにくかった。 ラテン語の文字から発音を想像したり、イタリア語と似てる!...

メール返信時の「Re:」は、replyではなく、ラテン語のin reから来ていることに大いに驚いた。~に関して、という意味らしい。 紹介されるラテン語の文章にカタカナが振られていたが、ごめんなさい、すごく読みにくかった。 ラテン語の文字から発音を想像したり、イタリア語と似てる!などと楽しみたかったが、どうしても見慣れたカタカナが目に入ってしまい、それができなかった。 雑学としてはちょい高度かな。 言語学や外国語学習に興味があれば、楽しい。

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2024/06/09

ラテン語 雑学系のゆるっと読める、本。 日本語でもない、英語でもない。 でも、多分、西洋の言葉なんだろうなぁと漠然と感じていた単語が、「え!ラテン語なんだ!」と教えてくれる本。 ラテン語のイメージというと、古代ローマ、動植物の学名、のイメージが強いけど、それ以上に生活の中に...

ラテン語 雑学系のゆるっと読める、本。 日本語でもない、英語でもない。 でも、多分、西洋の言葉なんだろうなぁと漠然と感じていた単語が、「え!ラテン語なんだ!」と教えてくれる本。 ラテン語のイメージというと、古代ローマ、動植物の学名、のイメージが強いけど、それ以上に生活の中に入り込んでるんだなぁと思う。 その辺のネタバレはここでは、やめておくとして。 ラテン語は、現代では、「日常的」な話手がいないのに、喪失されることもなく、現代まで脈々と受け継がれているのは、「古代ローマで使われていた」というところが大きいのかな?と思う。 ヨーロッパ全土をほぼ席巻した古代ローマ、その文化の影響を受けたからこそ、いろんな単語の語源になって、浸透していったんだろうなとね。 そして、話手がいなくなったからこそ、「憧れ」で「格式ある」言語として、いまだに世界中の人から愛されてるんだろうなと、そう感じた。 言語に、ロマンを感じる。そんな一冊。

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2024/06/08

おすすめ資料 第582回 英語の中の...(2024.06.07) ラテン語は英語のルーツではありませんが、 多くの借用語をもたらして英語の語彙を豊かにしました。 また、ラテン語をルーツにもつフランス語も、 英語に大きな影響を与えています。 英語の中に息づくラテン語の気配を...

おすすめ資料 第582回 英語の中の...(2024.06.07) ラテン語は英語のルーツではありませんが、 多くの借用語をもたらして英語の語彙を豊かにしました。 また、ラテン語をルーツにもつフランス語も、 英語に大きな影響を与えています。 英語の中に息づくラテン語の気配を感じとることは、 世界を大きく広げることにつながるでしょう。 【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】 https://library.kobe-cufs.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BK00364683

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2024/05/31

ヨーロッパ言語はほとんどラテン語が源泉なんだなあと思った。現代では読める人は居ても話者は居ないと思っていたが、著者含め世界中に居るようで驚いた。クソどうでもいい言葉でもラテン語で書いたら格言に見えそう。

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2024/05/27

面白かった。ひろゆきが敵うわけないのが良く分かる本。しかし一点悲しかったのは12星座のラテン語由来を説明する章でまさかの蟹座スキップ。聖闘士星矢以来失墜したキャンサーの地位いまだ回復に至らず

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2024/05/22

言語と歴史の、自分の好きなテーマの掛け合わせの著作、読み始めたら止まらなかった。 暮らしている国が日本で、外来語を柔軟に取り入れる文化に浸りきっていることもあり、由来がラテン語のものがこうも自然に配されていることに、ちょっと驚いた次第。 格言の類は幾つもメモっておきたくなった。 ...

言語と歴史の、自分の好きなテーマの掛け合わせの著作、読み始めたら止まらなかった。 暮らしている国が日本で、外来語を柔軟に取り入れる文化に浸りきっていることもあり、由来がラテン語のものがこうも自然に配されていることに、ちょっと驚いた次第。 格言の類は幾つもメモっておきたくなった。 対談で、江戸時代までは漢文がより上と考えるお国柄であった日本と、ギリシャ語が上と考えていたローマに、自分たちが一番とは考えていないという共通点がある、との話が興味深かった。

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2024/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【身近にあるラテン語を少し深める】 ラテン語は英語含めヨーロッパ言語のもととは知っていたけれど、 あらためていろいろと深めることができました。 ラテン語 Latiumは、ローマ辺りイタリア中西部・ラティウム地方の言語ということらしい。 ローマ帝国で公用語として使われていて、 そのあともキリスト教・カトリックの教皇の下で使われ続け、 その後ヨーロッパ各地で生まれた言語の元になっている。 そんな古き歴史ある言語のあれこれが詰まっている本。 例えば、 いくつかの英語やフランス語、ドイツ語の言葉や地名の語源となっているラテン語の紹介、 ラテン語で書かれた、カエサルなどの有名な言葉、 ローマ帝国時代の有名な人物の名前が語源となっている今日の言葉や地名、 今も残るオベリスクなど建造物に書かれているラテン語について、 ラテン語をつかった科学関連の言葉ー星、元素、学名、栄養、医学、 社名、商品名、テーマパークや映画で使われているラテン語の言葉、 ラテン語と日本のつながり、 … そしてラテン語は今に生きる言語であるということ。 でも逆に、こんなに広く影響を与えたのに、なぜ古典言語化してしまったのだろう。 どの近代国家にも採用されなかったから? もっとシンプルな言語が発達したから? この前読んだ、モンテレッジオの本でも、ダンテとラテン語に少し触れられていた。 印刷技術が発展したときに真っ先に印刷されたのはラテン語。 ラテン語に影響を与えたとされる古代ギリシャ語は、帝国がなくなってから消えていったのかもしれないけど、ローマ帝国滅亡後もさらに発展していったラテン語。 18世紀ごろまでは学術書などは普通に書き言葉はラテン語だったと書かれていた。 人間に話されないと言語って、何なんだろう…。と思ったり。 あ、でも、外国語が読めるけど話すのは難しいように、 書き言葉としてなら、勉強したら覚えられるようになるかも!?というポジティブ思考はどうだろう。

Posted byブクログ

2024/05/11

伊達政宗は“だて”ではなく“いだて”だった? インフルエンザとインフルエンサーが似た言葉なのは同じラテン語influentiaを語源にしてるから? 身近な言葉に影響を与えてるラテン語の存在を知れる1冊でした!

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2024/05/07

ヨーロッパ言語の母たるラテン語。ギリシャ語よりも現代のヨーロッパ語の類似性があるような気がしますね。英語や仏語、そしてもちろん伊語もすっごくラテン語から来てるもの多いし、言葉の歴史、意味の発展、発想の繋がりが分かり面白いですね。ギリシャ語に対するラテン語、そして漢語に対する和語、...

ヨーロッパ言語の母たるラテン語。ギリシャ語よりも現代のヨーロッパ語の類似性があるような気がしますね。英語や仏語、そしてもちろん伊語もすっごくラテン語から来てるもの多いし、言葉の歴史、意味の発展、発想の繋がりが分かり面白いですね。ギリシャ語に対するラテン語、そして漢語に対する和語、この対比もなるほどでした。言葉の雑学集でもあり、言葉への知的好奇心が湧いてくる一冊でした。

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