ブラック・ショーマンと覚醒する女たち の商品レビュー
連作短編集6篇 バー、トラップハンドを経営する元マジシャンのマスター神尾が客や建築士の姪真世の持ち込んでくる厄介事を知恵とその卓越したテクニックでうまく捌き解決していく。また、それぞれが幸せな結果になるよう配慮が行き届いているのもいい。
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/_/ 感想 _/_/_/_/_/_/ 短編集でした。 武史のマジシャン感が薄く、コナンばりの推理力が展開されていく感じでした。 ちょっと、ガリレオと、かぶる感じでした… なにか、こう、、あっさりしている感じで、飛躍した推理感が腹落ちしない感じでした。せ...
/_/ 感想 _/_/_/_/_/_/ 短編集でした。 武史のマジシャン感が薄く、コナンばりの推理力が展開されていく感じでした。 ちょっと、ガリレオと、かぶる感じでした… なにか、こう、、あっさりしている感じで、飛躍した推理感が腹落ちしない感じでした。せっかく個性強いキャラなのに、その個性があまりでていないことも含め、勿体無い感を強く感じましたが、読書に集中することができていなかったので、ちょうどよかったかもしれないです。 マジシャンならではの驚きが、次回作ででてくるのを期待します!! /_/ あらすじ _/_/_/_/_/ 基本的な流れは、どの話も同じ感じでした。 ▪️リノベの女 リノベーションを依頼してきた女性に起きたトラブルをサポートすることになる。 ▪️マボロシの女 死んだ彼氏の謎を解明するために、そのサポートをすることになる。 ▪️相続人を宿す女 リフォーム依頼者の家族に起きたトラブルを解決するために、そのサポートをすることになる。 ▪️続・リノベの女 ラノベの女のお話の続き。お母さんが登場します。 ▪️査定する女 ちょいちょあり登場してくる美菜さんが最後をしめます /_/ 登場人物 _/_/_/_/_/ ▪️前作から 神尾真世 文光不動産リフォーム部 神尾武史 真世の叔父 ▪️リノベの女 上松和美 美人、43歳 竹内祐作 上松和美兄、47歳 末永奈々恵 清川 45歳、ハワイに別荘持ち 美菜 ▪️マボロシの女 火野柚希 高藤智也 ベース奏者 高藤涼子 智也妻 山本弥生 柚希友人 ▪️相続人を宿す女 富永良和 富永朝子 富永遥人 息子、事故死 坂上文香 遥人妹 諸月沙智 遥人妻、離婚、妊娠 菅沼弘之 沙智彼氏 ▪️続・リノベの女 坂田香代子 施設長 石崎直孝 施設職員 末松久子 入居しているおばあちゃん、痴呆進行 末松奈々恵 久子娘 ▪️査定する女 陣内美菜 バルバロック東京勤務 栗塚正章 リフォーム希望者
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前作の「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」はややしっくりこなかったが、今作はテンポ良く展開も面白く楽しめた。バーのマスターで元マジシャンの武史おじさん。その洞察力と盗聴・盗撮技術を組み合わせればもう無敵。そんな武史に振り回されるのは姪の真世。ただ真世がきっかけを与えているこ...
前作の「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」はややしっくりこなかったが、今作はテンポ良く展開も面白く楽しめた。バーのマスターで元マジシャンの武史おじさん。その洞察力と盗聴・盗撮技術を組み合わせればもう無敵。そんな武史に振り回されるのは姪の真世。ただ真世がきっかけを与えていることも。そんなコンビで難しい問題を解決に導く。殺人事件じゃないのが軽妙で良いのか。中でも全編通してちょい役がある「査定する女」が秀逸だった。肝に銘じておこう「挑戦しない人間にチャンスは来ない」ことを。武史の手のひらの上で転がされた。
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いろいろ趣向を凝らしていて面白かった。 個人的にはリノベの2作が特に良かったかな。今更だけど筆者は動機作りにおいて他を寄せ付けない多彩さを持っていて感心することしきりでしてた。 最後の査定する女はかなり厚化粧のように盛ってるなと感じだけど短編なのでこれはこれで良いかなと感じたし、...
いろいろ趣向を凝らしていて面白かった。 個人的にはリノベの2作が特に良かったかな。今更だけど筆者は動機作りにおいて他を寄せ付けない多彩さを持っていて感心することしきりでしてた。 最後の査定する女はかなり厚化粧のように盛ってるなと感じだけど短編なのでこれはこれで良いかなと感じたし、1話目から登場している美菜のフィナーレを良い意味で裏切って飾ってくれたのも良かったな。
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※このレビューにはネタバレを含みます
2024年。20240203予約→20240605受取。 「トラップハンド」恵比寿にあるバー、トラップバンド。そこで婚活相手と会い、マスター武志の機転で睡眠薬を飲まずに済んだ美奈。 「リノベの女」不動産のリノベ部門で働くマスター武志の姪真世。リノベを申し込んできた女性和美の正体とは。 「マボロシの女」不倫相手と結婚するはずだったが、事故で彼を亡くした弥生。(もはや忘れている) 「相続人を宿す女」元夫の子を宿しているといい、マンションの権利を主張する女。この理由がすごい。なるほど~ 「続・リノベの女」和美のホントの母は老人ホームにいた。やっとわかりあえた親子って感じでほのぼのだが、遅かったねぇ。 「査定する女」美奈は女優志望だったのだ。 さすがはベストセラー作家。わくわくしながら、さくさく読めた。こんなバーがあったらいいなぁ。通いたいなぁ。
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人のちょっとした仕草や言動から嘘を見破る達人。洞察力に長けており、同じ情報でも見える世界がちがっていた。この元マジシャンのバー店長が女性を救う為に芝居をし、脚本までする。全部最後の種明かしまで騙されてしまいました。
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短編は、なかなか楽しいね。 型が、しっかりあると、楽しみやすい。 メンバーが決っていると、パターン化しやすいけど、バライティには富んでいる。
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1作目よりも面白かった。手品師の人を騙す力や嘘を見抜くテクが秀逸。最後の「査定する女」では二重に騙されてしまった。
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誰も死なないから怖くなくて、短編なのでとても読みやすく好みの作品でした。 東野圭吾さんって本当凄いな こういうのも、面白くかけるんだな〜 日常の中のスパイスの効いたミステリー。 東野さんってどの作品もハズレなく面白いですよね。
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今回は短編集なので、さっと読めて楽しめる作品だった しかしながら、どれも予想を超える結末 ラストの「査定する女」は特に驚き! こんな叔父さん欲しい
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