風に立つ の商品レビュー
何を書けばいいのか、今一つまとまりません。いつもと違う柚木さんの作品ですが、残念ながら今一つ入ってきませんでした
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南部鉄器工房で働く間もなく中年に差し掛かろうという主人公。南部鉄器職人である高齢の父親が、突然補導委託として少年を受け入れるという。仕事一筋で家庭を顧みなかった父親の行動に、当初は困惑した主人公だが、工房を取り巻く人々、そして少年との生活の中で、父子の関係性は少しずつ変化してゆく...
南部鉄器工房で働く間もなく中年に差し掛かろうという主人公。南部鉄器職人である高齢の父親が、突然補導委託として少年を受け入れるという。仕事一筋で家庭を顧みなかった父親の行動に、当初は困惑した主人公だが、工房を取り巻く人々、そして少年との生活の中で、父子の関係性は少しずつ変化してゆく。 家族との関係、親の想いについて色々考えさせられるいい作品だとは思いますが、ちょっとNHKの道徳ドラマのようで綺麗すぎちゃうなという印象も拭えません。
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幸せに生きるということについて深く考えさせられた。そして、幸せの基準は人それぞれだけど、その基準は自分自身が軸であるべきだと思った。
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柚月裕子さん、読み終わってから気づいたが、将棋のタイトル戦の見学によく来てる方だ。(私は観る将) 『盤上の向日葵』は読んだけど忘れてしまった。 もっと早くブクログに記録をつけるようにしておけば… さて、今回も前評判、内容等何も知らず読み始めた。 設定が興味深く、理由は何なんだろ...
柚月裕子さん、読み終わってから気づいたが、将棋のタイトル戦の見学によく来てる方だ。(私は観る将) 『盤上の向日葵』は読んだけど忘れてしまった。 もっと早くブクログに記録をつけるようにしておけば… さて、今回も前評判、内容等何も知らず読み始めた。 設定が興味深く、理由は何なんだろう?と気になりどんどん読み進めたが、オチはフツー。 いや、全然面白いは面白い、これだけのものを1冊書き上げるってすごい労力、能力だとは思うし、若い頃なら感動してたかなと思うけど、こっちもいい年で色々経験してるもんで笑 何よりなまじ色んな本を読んでるだけに、いい話ダッタナーという印象しか残らなかった。
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読書備忘録846号。 ★★★★。 佐方貞人シリーズ、孤狼の血シリーズ、サクラシリーズなど司法・警察をテーマにした作品でキレッキレの柚月さんの最新作。 ただ前作「教誨」の作風から、ちょっとウニョウニョ? という感じがしないでも無かったですが、この作品も少々薄っぺらい予定調和のハッ...
読書備忘録846号。 ★★★★。 佐方貞人シリーズ、孤狼の血シリーズ、サクラシリーズなど司法・警察をテーマにした作品でキレッキレの柚月さんの最新作。 ただ前作「教誨」の作風から、ちょっとウニョウニョ? という感じがしないでも無かったですが、この作品も少々薄っぺらい予定調和のハッピーエンドという印象を受けました! なので偉そうに★4つ。 物語のテーマは一言で言えば、親子であっても(親子だからこそあるある!)、本音での会話無しに、お互い理解するなんてH難度レベル!ということですね。 物語の舞台は岩手盛岡にある弱小の南部鉄器工房「清嘉」。 工房の親方、小原孝雄は70過ぎの寡黙なジジイ。技術はマイスター級。 息子の悟(38歳)も工房で働くがまだまだ親父の域には達しない。 悟の母、節子は病気で早世。 悟は、一切家族を顧みない人生を送ってきた父親に対してずっと不満を抱えていた。 工房の職人としてもう一人。還暦間近の天然元気印、林健司。 物語は、孝雄が補導委託(※)を受けたことから始まる。 悟は父親から補導委託を受けたと知らされる。一切自分に相談なく勝手に決められたことに大いに不満を感じた。だったら勝手に親父だけでやればいい!俺は一切関わらない!と。 (※)少年が罪を犯した時、家庭裁判所にて処分が下されるが、状況によって最終処分をどうするかを決定するために一定期間の試験観察をすることがあるそうです。試験観察を自宅でするのではなく、他の家庭に預けて行う仕組みを補導委託というのだそうです!正確には身柄付き補導委託というとネットに書かれてた。 罪を犯したのは庄司春斗16歳。万引きをして捕まった。 家裁の担当者田中、ご両親の達也と緑に連れられてきた春斗。 父親の達也は弁護士。いかにも弁護士という感じでシュッとしてる。緑は弁護士妻として相応にサラッとしてる。 そしてどうやらご両親は今回の補導委託を良く思っていない。春斗が希望したから仕方ないという感じ。 悟も春斗に対して、なんだこの暗い奴は!という悪印象。 健司だけが、春ちゃん春ちゃんとめっちゃ元気に騒ぎ出す。 そして、工房の手伝いをしながらの春斗の生活が始まる。ここからはあるあるで進みます!笑 ①一向に心を開かない春斗。一人強引に心を開かせようとはしゃぐ健司! ②突然キレて爆発する春斗。どうした?どうした?何がガス爆発した? ③毎週土曜日の夕方、春斗のなぞの行動。何をしに行っている? ④そして小原親子も全然だめ。ひたすら父に反発する悟。勝手にしろよ!勝手にしろよ! この手の物語にはあるあるですね。 そして、盛岡の祭り「チャグチャグ馬コ」で春斗に変化が表れる! 馬に触れた春斗。進みたい道が見つかった!僕は動物と関わりたい! これまで自分に嘘をついてきた。親の望むことを無理してやってきた。 これからは自分がやりたい道に進みたい。 実は達也、貧しくて苦しんだ自らの過去の経験から、息子に高学歴・高収入が絶対という教育を押し付けてきていた。 春斗は初めて父親に反発した訳だ。 親とぶつかる春斗。怒る達也。補導委託が原因だと決めつけ委託を解消!自宅に連れて帰ると! そして、在宅試験観察への切り替えに伴う中間審判で、孝雄が静かに語り出した・・・。 悟も聞いたことが無かった戦後間もない頃の昔ばなし。孝雄の幼馴染みの耕太の家庭に起きた苦しみの記憶。 誰にもあんな辛い思いをして欲しくないという父の思い。 生きる道に選択の余地が無かった厳しい時代の思い。自分のやりたいことを選べることの尊さを語る。 あとは予定調和です! 春斗がやりたいことにチャレンジさせることに合意する達也と緑!ありがとうオトン、オカン! そして悟は、春斗の補導委託を通じて父孝雄の優しさと思いやりを知った。母にも自分にも深い愛情があったんだと今更気が付いた。そうやったんやオヤジ! 悟は今後も補導委託に協力していこうと決意した!というチャンチャン! ということで、補導委託という少年の更生を後押しする制度を通じて、委託する側、委託を受ける側の双方の親子関係の改善を描いた作品でした。 そして、耕太とは。いやいや、物語も後半に差し掛かってオトンと同い年のジジイは誰もおらんで!ということは耕太は実は!ということやろ。誰でもわかる。笑 備忘録のところどころに出てくる関西弁はイメージです。登場人物に関西弁しゃべる奴はいません! でも、面白かったことは確かです!
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専門的な職種と伝統的な職の情景がすっと入り込めたこと。何でもいいから1つ夢や目標を自ら探し見つけ出せる事。絆なんだろうな。こんなヒューマンドラマがあったらいいなと読了でした
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
生きていく中で自分の味方をしてくれる人がいるということは、勇気になり活力になるのだと改めて思った。1人の少年をさまざまな大人たちが温かく見守ってくれた。 ☆人にはそれぞれ事情はあるけれど、家族はできる限り一緒にいる方がいいんだよ。ひとりじゃ乗り越えられないことでも、味方がいればなんとかなる。世の中、そういうもんさ。
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大人気の本なので、いきつけの図書館にリクエストして、手に入れました笑。 さぁ、大人気の原因は? ドキドキです。 読後。 私は盛岡に12年ほど住んでおり、大学では、啄木と賢治の研究もしました。 南部鉄器やチャグチャグ馬っこなどの懐かしいフレーズにもほっこり出来ました。 ただ、内容...
大人気の本なので、いきつけの図書館にリクエストして、手に入れました笑。 さぁ、大人気の原因は? ドキドキです。 読後。 私は盛岡に12年ほど住んでおり、大学では、啄木と賢治の研究もしました。 南部鉄器やチャグチャグ馬っこなどの懐かしいフレーズにもほっこり出来ました。 ただ、内容的に400ページも必要だったかなぁ。 素人の意見です。筆者の柚月裕子さん、ごめんなさい…。
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子育ては、本当に大変 狭い家庭の中だけではなく、もっと広い社会で、色々な人と関わり子育て出来たら、いいな
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まず、つまらん。 内容が薄い。 シュチュエーションが貧相。 セリフが現代に合っていない。 盛岡市に依頼されて書いた本としか思えない。 柚月作品に多いリノリウムの床は今回は無し。 他人を裏切ったり失望させるほどの嘘ではないのに 嘘を吐く と何度も出てきたことに白ける。
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