ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義 の商品レビュー
本当に何もわかってなかったなと思ったし、こんなひどい状況を世界ぐるみで放置しているという現実に絶望的な気持ちになった。 けれど、あまりにもおかしい。わかりやすくおかしいのだから、自分も何かしたい。 まずはこの本を多くの人にすすめたい。 本棚で眠らせず、まず職場に持っていこう。
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もっと早く読んでおくべきだった。パレスチナに国際法を適用すべき。可哀想な目にあったユダヤ人は何をしてもいいのか?自分がされたからこそ、人にはしてはいけない。ユダヤ人の民族としてのあり方が問われている。そして私たちの人間性も。
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ガザ地区はどうして生まれたのか?そして、今、どういった状況にあるのか。歴史からひもといていく。 講演形式なので、とても解りやすかった。 日本人は、まず知ることから始めなければ。
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昨年からイスラエルが行っているガザ地域への攻撃に端を発して、昨年行われたガザ地域とはどういう経緯で生まれたものなのか?そもそもイスラエル国ができてたから、イスラエルとパレスチナの間で起きている紛争とはどういうものなのか?について行われた緊急講義をまとめたもの。 日本においては、...
昨年からイスラエルが行っているガザ地域への攻撃に端を発して、昨年行われたガザ地域とはどういう経緯で生まれたものなのか?そもそもイスラエル国ができてたから、イスラエルとパレスチナの間で起きている紛争とはどういうものなのか?について行われた緊急講義をまとめたもの。 日本においては、イスラエルが第二次大戦においてホロコーストの犠牲となったユダヤ人のために建国された国である事、断片的にしか報道されない事、イスラエルの巧みなプロパガンダによって、さもイスラエル国が正当性があったり、他の国同士の対立において使われる「憎しみの連鎖」の様に、きっかけはあるものの双方の度重なる報復合戦のために今となってはどちらに非があると言い切れないものという印象を受けがちだが、それとは根本的に異なるという事を示している。 パレスチナという地をイスラエル国とするのは国連によって決められた事であるが、それ以来イスラエルは国際法を無視して不当に国土を拡張するだけでなく、ユダヤ人至上主義を貫いて、パレスチナの人々を迫害し、民族浄化遠目指したジェノサイドを、行っているとしている。 パレスチナ側が国際法に違反して一般人を犠牲にしたケースもあるものの、そもそも不当な占領、人種迫害に対して抵抗する権利は認められており、日本においてはその観点を欠いたまま報道される事が多いために、真実が伝わっていない。 この本自体は講演をまとめているので、非常にわかりやすく説明されていて、読みやすい。一方で自分の無知を思い知らされるので、読んでいて辛い。 しかし、末尾の講演で行われたQAの中で、岡真理氏も自分も最初はここで語っているパレスチナの事を何も知らなかった、しかしこれを知って、それが植民地主義と深く関連していて、色々わかってくる様になった。少しずつ学んで知っていけばいいのだと、答えている。 まさにそんな一歩となる本だった。
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自分の無知を恥じる。何も知らなかったことに気づけたことと、このように講演やテキストにまとめて出版してくれたことに感謝します。 プロパガンダの偏ったコンテクストにまとめられていることにも気づけない現状、世界への恐怖とそれに怒りや恐怖、自死に至る絶望を抱く人々のことを考えると自分にで...
自分の無知を恥じる。何も知らなかったことに気づけたことと、このように講演やテキストにまとめて出版してくれたことに感謝します。 プロパガンダの偏ったコンテクストにまとめられていることにも気づけない現状、世界への恐怖とそれに怒りや恐怖、自死に至る絶望を抱く人々のことを考えると自分にできることは何かと考えてしまう。
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読んでいて涙が出た。 ジェノサイドが起きて、今もまだ続いている原因の一つは、国際社会が行動を起こさなかったことだ。 国際社会が行動を起こさなかった原因の一つは、私が無知でいたからだ。 今回のイスラエルの攻撃以前もガザは完全封鎖されていたのに、私はそれを知らずに過ごしていた。 イ...
読んでいて涙が出た。 ジェノサイドが起きて、今もまだ続いている原因の一つは、国際社会が行動を起こさなかったことだ。 国際社会が行動を起こさなかった原因の一つは、私が無知でいたからだ。 今回のイスラエルの攻撃以前もガザは完全封鎖されていたのに、私はそれを知らずに過ごしていた。 イスラエルという国家の成り立ちを全く知らずにいた。 私達の無知や無関心がジェノサイドに繫がっている。常に学び続けたい。
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無知な自分を恥じた。 「恥知らずの忘却と虐殺の繰り返し」 ガザの人々が命をかけて訴えても、世界は何も変わらない。自分自身の無知と傲慢さを突きつけられた。 この本に出会ってからニュースで見る「ガザ」という文字が奥行きを持って私の目の前に立ち上がるようになった。読む前の自分にはもう戻...
無知な自分を恥じた。 「恥知らずの忘却と虐殺の繰り返し」 ガザの人々が命をかけて訴えても、世界は何も変わらない。自分自身の無知と傲慢さを突きつけられた。 この本に出会ってからニュースで見る「ガザ」という文字が奥行きを持って私の目の前に立ち上がるようになった。読む前の自分にはもう戻れない。 この本は緊急出版されている。 どうかあなたも早急にこの本を開き、知り、当事者になってほしい。今を生きる当事者として。 「政治、経営」の奥の棚ではなく、私ですら初めて通る普段見向きもしない奥の棚ではなく、レジ前の平積みに置いてほしい。 ハマスはISと同じ存在ではないということ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最近、ガザ侵攻についての報道姿勢の変化に気づき手に取った本。 歴史的経緯を含め良く理解できた。 これは宗教闘争などではなく、イスラエルによるジェノサイド、ホロコーストでしかない。筆者は作中でも自身で指摘しているようにパレスチナにシンパシーを持っているが、それを差し引いても読んで知るべきと感じた。 読了後はガザ侵攻のニュースに対する解像度や見方が変わるだろう。
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今まで、パレスチナのこと、イスラエル建国のこと、イスラエルが何をしてきたか、ガザの現状、それを世界がどう報道してきたか、何も知らなかった。 ニュースで言っていることを何となく聞いて、ハマス悪い、何でそんなことするかね、止めればいいのに、とぼんやり思っていた。 全部間違い。恥ずかし...
今まで、パレスチナのこと、イスラエル建国のこと、イスラエルが何をしてきたか、ガザの現状、それを世界がどう報道してきたか、何も知らなかった。 ニュースで言っていることを何となく聞いて、ハマス悪い、何でそんなことするかね、止めればいいのに、とぼんやり思っていた。 全部間違い。恥ずかしい。 この本に書かれていることを鵜呑みにするのもまた間違いかもしれない。 ただ、このように考え、大きく強く、ガザのために声を上げる人がいることに間違いはない。心を揺さぶられた。 この本のことを誰かに伝えなくては。 知り、考える人を増やすために。
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2024/03/06〜2024/03/21 アトロクブックフェアで購入。 自分のパレスチナ・イスラエル問題の誤った認識を改めるには十分な、十分を超えて過分な情報を与えられる衝撃の本だった。 この世にこんな地獄があって良いのかよ……
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