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なにごともなく、晴天。 の商品レビュー

4.2

50件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    23

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2024/11/04

生きてりゃそりゃあ良い事も悪い事もひっくるめて色々ありますよ。 それでも「晴れてよかったね、今日」と言える日が365日の中で1日でも多くあれば、死ぬ時に良い人生だったなぁと思えるかもしれないね、というお話でした。 文章も読みやすかったですし、1編1編も読みやすい短さで、寝る前の読...

生きてりゃそりゃあ良い事も悪い事もひっくるめて色々ありますよ。 それでも「晴れてよかったね、今日」と言える日が365日の中で1日でも多くあれば、死ぬ時に良い人生だったなぁと思えるかもしれないね、というお話でした。 文章も読みやすかったですし、1編1編も読みやすい短さで、寝る前の読書にぴったりの小説でした。

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2024/10/26

商店街とそこに住む人々のほのぼのとした日常を描いた作品。ですが、あとがきのインパクトが強くて、すぐに最初から読み返したい衝動に駆られました。 なにごともない日々が幸せなのだと改めて感じさせてくれた作品&あとがき。 続編があれば…と期待。

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2024/10/12

ほのぼのと淡々と。晴天の日もあればそうじゃない日もある。そんな日常の中に潜んでいて、それぞれが"事件"を心の内に、隠している。どんなに親しくなっても、100%分かる事はない。それでも、人と人は繋がっていくし、分からないから面白いんだな、、、と、そんな思いが巡る...

ほのぼのと淡々と。晴天の日もあればそうじゃない日もある。そんな日常の中に潜んでいて、それぞれが"事件"を心の内に、隠している。どんなに親しくなっても、100%分かる事はない。それでも、人と人は繋がっていくし、分からないから面白いんだな、、、と、そんな思いが巡るほのぼの作品でした。

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2024/09/18

何度も読み返している一冊。本当にこんな街があって、こんな人たちがいて、こんな生活を送っていればいいのにと思う。ひょっとしたら本当にあるのではないかと思わせてくれる。吉田篤弘さんの本の大好きなところです。

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2024/08/26

 静かな雰囲気で、でも非日常的な事も起こる。 先が気になる〜!という感じではなく、ちょっとひと息したい時に読みたくなる本でした。  各章、少なめにまとまっており、休憩に丁度良かったです。最後のベーコン醤油ライスの作り方は読んでいるとお腹が空いてきます…。  吉田さんの作品は好...

 静かな雰囲気で、でも非日常的な事も起こる。 先が気になる〜!という感じではなく、ちょっとひと息したい時に読みたくなる本でした。  各章、少なめにまとまっており、休憩に丁度良かったです。最後のベーコン醤油ライスの作り方は読んでいるとお腹が空いてきます…。  吉田さんの作品は好きです。

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2024/08/24

文章が好き ◯ 作品全体の雰囲気が好き ◯ 内容結末に納得がいった ◯ また読みたい その他 秋葉原ー御徒町を思い浮かべながら読んだ。 多分、リンクさせるべく場所は違う。 連作、とのこと。他のも読もう。 揺れる高架下とあの地震がリンクしていたとは。

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2024/08/18

面白くて本をめくる手が止まりません!!という感じではないけど、優しい言葉でさりげなく大切なことが書かれている一冊。

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2024/08/17

 「大人になるというのは程よさを覚えるということ」「美味しいものというのは〜」みたいに、ところどころ作者の価値観なのかなって思うところがあって素敵だと思った。  「探偵が現れたことで、それまで見過ごされていた物事に【事件】としての輪郭が与えられる」→全くその通りで、君子さんが現れ...

 「大人になるというのは程よさを覚えるということ」「美味しいものというのは〜」みたいに、ところどころ作者の価値観なのかなって思うところがあって素敵だと思った。  「探偵が現れたことで、それまで見過ごされていた物事に【事件】としての輪郭が与えられる」→全くその通りで、君子さんが現れなければ、商店街の人々の秘め事は明かされないままだったし、B子は高架下という居場所への想いを再認識することなく、父親への気持ちに気付かないふりをするままだったんだなあ。私が生きてるこの現実で、探偵が現れるなんて出来事は起きないだろうけど、もしかしたらいろんなことを見過ごしたままなのかなとか思ったり。  「番号のあるあとがき」はすごく読みやすくて、おもしろかった。不安な日々をはね返す、おまじないのようなタイトル『なにごともなく、晴天。』いいね。

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2024/08/12

一話10ページの短編が連作になっている物語。 眠る前に、毛布にくるまって読むのにちょうど良い。 ほんわか、じんわり、やんわり。 わたしの中で、吉田篤弘さんの物語って言語化するのが難しいんだけど、なんか柔らかくていいんだよねってなる。

Posted byブクログ

2024/08/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

高架下にある雑貨屋の住み込み雇われ店長、B子こと美子と彼女の周囲の人々の平穏で温厚な日常を描く。 不味いコーヒー、苦すぎるコーヒー、ベーコンライス、中華食堂、銭湯、クリームソーダ、おにぎり定食、線路保安車の響き…登場人物も小道具も起こる事件すら穏やかで平和。 平穏な日々が続きますように、心を込めてそう願います。

Posted byブクログ