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なにごともなく、晴天。 の商品レビュー

4.2

50件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

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2024/07/11

B子さんに親近感が湧いて、なんとなく似てんなと思ったら 姉さんの荒野のベーコン醤油ライスつくってみたいな

Posted byブクログ

2024/07/08

この世には、大なり小なり、人の数だけじつはねがあると思った方がいいのかもしれない 人はみんなそれぞれ、良い事も悪い事も、言わないだけで多くのじつはねを持っていて、 なにごともなく、晴天なんてあるはずないけど、 まるでそれを装っているかのように、 強く生きてる、わたしもがんばろ

Posted byブクログ

2024/07/07

タイトルも装丁も、もちろん物語も、吉田さんの作品の雰囲気がとても好きで、定期的に読みたくなります。吉田さんの作品に出てくる人々は、どの登場人物も自分の人生を自分で選択して歩んできた大人の魅力を感じる気がして、本を開けば、彼らの人生をそっと覗き見できるような。決して温まるわけではな...

タイトルも装丁も、もちろん物語も、吉田さんの作品の雰囲気がとても好きで、定期的に読みたくなります。吉田さんの作品に出てくる人々は、どの登場人物も自分の人生を自分で選択して歩んできた大人の魅力を感じる気がして、本を開けば、彼らの人生をそっと覗き見できるような。決して温まるわけではないのだけれど、日常にちょっとひと息…には、本当にぴったりな一冊です。

Posted byブクログ

2024/06/22

鉄道高架下の寂れた商店街で古道具屋の雇われ店主として働く主人公の前に、コーヒーと銭湯を愛する探偵が現れる―。…という一見して調子外れな粗筋の一文だけで本書を読みたくなるのは、著者のノスタルジックな作風が私の琴線に触れるからに他ならない。一分一秒を争う現代社会の喧騒と一線を画す穏や...

鉄道高架下の寂れた商店街で古道具屋の雇われ店主として働く主人公の前に、コーヒーと銭湯を愛する探偵が現れる―。…という一見して調子外れな粗筋の一文だけで本書を読みたくなるのは、著者のノスタルジックな作風が私の琴線に触れるからに他ならない。一分一秒を争う現代社会の喧騒と一線を画す穏やか(過ぎる)時間の流れが心地良い。字面通りのエピソード「気づく。」で主人公が割と唐突に真理を掴む展開には些か粗雑な印象を抱くものの、物語は穏やかなトーンで大団円を迎える。しかし、この作風が月刊誌の連載でまかり通るのはちょっと驚き。

Posted byブクログ

2024/06/12

優しくてやわらかい文章で、のほほんとした雰囲気の本だった。ドキドキしたりヒヤヒヤするような話じゃないのに、読むのを止めれなくてあっという間に読み終えてしまった。 この作者さんの雰囲気なのかな、なんかすごく良いなぁと思った。ほかの作品も読もう。

Posted byブクログ

2024/06/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

出てくる料理が全部美味しそうすぎて困った。ベーコン姉さんのベーコン醤油ライスは即作った。 あとがきの作成秘話?も好き。

Posted byブクログ

2024/05/24

後れ馳せながら、今、読み終わりました❕良かったなぁ、私には。今年上半期の中でも、印象深い作品でした。読み終えるのが惜しい、でも次の頁へは進みたい、半ばする思いのシーソーに揺られつつ、静かに読み進んでました。吉田サンのは他にもクラフトサンの頃から数多く読んで来ていますが、その中でも...

後れ馳せながら、今、読み終わりました❕良かったなぁ、私には。今年上半期の中でも、印象深い作品でした。読み終えるのが惜しい、でも次の頁へは進みたい、半ばする思いのシーソーに揺られつつ、静かに読み進んでました。吉田サンのは他にもクラフトサンの頃から数多く読んで来ていますが、その中でも、ことに何かいつまでも余韻の残る「佳品」と思えました

Posted byブクログ

2024/05/20

「まずいコーヒーのことなら、いくらでも話していられる。」という書き出し。 …なんというか、久しぶりに行った昔の馴染みの店の定番メニューを一口食べてみて「ああ〜。これこれ、これが好きだったんだよな〜」って一行目からどっぷりの吉田メロディでございました。 あとがきまで読んで、この一行...

「まずいコーヒーのことなら、いくらでも話していられる。」という書き出し。 …なんというか、久しぶりに行った昔の馴染みの店の定番メニューを一口食べてみて「ああ〜。これこれ、これが好きだったんだよな〜」って一行目からどっぷりの吉田メロディでございました。 あとがきまで読んで、この一行目に実は仕掛けがあったようで、そら魅力ある書き出しのはずでございます。

Posted byブクログ

2024/05/19

〈晴天通り〉と呼ばれる高架下の商店街で、店番をしながら暮らす美子(よしこ)は、頭上を通過していく列車の音に自分の発した声をかき消されながら、まずいコーヒーを飲むという淡々とした日々を送っている。 ある日、週に一度だけ行く銭湯〈日の出湯〉で「探偵」と名乗る女性と知り合ってから、美...

〈晴天通り〉と呼ばれる高架下の商店街で、店番をしながら暮らす美子(よしこ)は、頭上を通過していく列車の音に自分の発した声をかき消されながら、まずいコーヒーを飲むという淡々とした日々を送っている。 ある日、週に一度だけ行く銭湯〈日の出湯〉で「探偵」と名乗る女性と知り合ってから、美子のまわりの人たちが、心の中にいる探偵が秘密を暴くようにそれぞれの秘密を語り始めます。 誰もが持っている隠しごとや沈黙が見事に破られ、登場する人たち(女性たち)が、何とも愛おしく思えてくるのです。 高架下というレトロな雰囲気の街で、なにごともなく平穏無事な日々が、多くの人たちの「じつはね」で成り立っているなんて、吉田篤弘さんらしい面白い発想に、思わず顔がほころんできます。 ほろ苦いコーヒーのように、タイトルが心に沁みてきます。 寂しかった心をほんのり満たしてくれるような、とても温かい物語です。

Posted byブクログ

2024/05/16

何気ない日常だけど、美子や姉さんや、むつこさん、やえがしさん、私の友人、知人にはいない職業、性格の人たちばかりで面白かった。 美子の恋の行方、皆さんと同じように気になります❤

Posted byブクログ