鬱の本 の商品レビュー
私にとって一生読み終わることはない本だと思う。眠れない日、気分の落ちた日にはパラパラとページをめくりながら、またこの本の中に戻ってくる。
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装丁が綺麗で小さめで軽くて寝床で横になって読みやすかった。タイトルが直球だからどんな内容か怖かったけど、タイトルで気になって買った。 あ〜分かる分かるということがたくさん書いてあって、共感できるページがあると嬉しかった。各々憂鬱な気分になった時の対処法が書いてあったりしてそういう...
装丁が綺麗で小さめで軽くて寝床で横になって読みやすかった。タイトルが直球だからどんな内容か怖かったけど、タイトルで気になって買った。 あ〜分かる分かるということがたくさん書いてあって、共感できるページがあると嬉しかった。各々憂鬱な気分になった時の対処法が書いてあったりしてそういう気の紛らわせ方もあるんだなって参考になった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
安達茉莉子さんと友川カズキが寄稿してるから読むの楽しみだった。輝輔の火の鳥は必ず文明が滅ぶことが嬉しかったのところわかる〜と思った。 装丁が超かわいい。
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ひとりひとりの鬱に対してのアプローチの仕方などが見開き1ページでまとまっているところがすごく読みやすかったです。 鬱の時は長々とした活字を読み続ける集中力がなくなるので、そういう優しさが詰まっていて良かったです。
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3周目を読んでいます。 以前から鬱の気があり、本が読めなくなっていたところ“あなたのお守りのような本になれたら”という言葉に惹かれ購入しました。 どきっとするストレートなタイトルですが、本当にわたしのお守りになっています。 相変わらず鬱の気はなくならず、仕事に人生に悩む日々ですが...
3周目を読んでいます。 以前から鬱の気があり、本が読めなくなっていたところ“あなたのお守りのような本になれたら”という言葉に惹かれ購入しました。 どきっとするストレートなタイトルですが、本当にわたしのお守りになっています。 相変わらず鬱の気はなくならず、仕事に人生に悩む日々ですが、寝る前にこの本を読むと不思議と良く眠れます。
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Twitterで知って、書店を数件回っても見つからなくて、一番近い地元の書店にある日ひっそりと置いてあったのを見つけたときは嬉しかった。 まだ数頁しか読んでいなかった頃、体調を崩していた幼馴染に先に読んでもらおうと思って貸していた。数日経ってから届いた幼馴染からのメッセージに、...
Twitterで知って、書店を数件回っても見つからなくて、一番近い地元の書店にある日ひっそりと置いてあったのを見つけたときは嬉しかった。 まだ数頁しか読んでいなかった頃、体調を崩していた幼馴染に先に読んでもらおうと思って貸していた。数日経ってから届いた幼馴染からのメッセージに、本の力を見た。 何となく不安な夜に、憂鬱な気持ちで仕事に向かう朝の数分に、見開き一頁で気負わずに読めるこの本が一瞬でも気持ちを落ち着かせてくれていた。
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池田彩乃さんと緋山重さんと水野しずさんの文章がとっても好きだった~ 全部ぶんなげたくなったり逃げたくなったり見たくなくなる日に、絶対ひとつはだれかに寄り添ってくれる一節がある本 拠り所、隠れ場所になる文章や本にすくわれながら波をのりこなして生きていきたいなあ
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鬱病の時に救われた本、鬱病ではないけど鬱っぽい気分の時に手に取りたくなる本など、さまざまな人が鬱をテーマに一冊の本を選んで、見開き2ページごとにまとめた本。 共感して読んでみたいと思った本ももちろんあったが、自分ではどうにもならないくらいの気分の落ち込みがある時に本に救いを求め...
鬱病の時に救われた本、鬱病ではないけど鬱っぽい気分の時に手に取りたくなる本など、さまざまな人が鬱をテーマに一冊の本を選んで、見開き2ページごとにまとめた本。 共感して読んでみたいと思った本ももちろんあったが、自分ではどうにもならないくらいの気分の落ち込みがある時に本に救いを求める人が本当はこのくらい居るという事実にも救われる
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鬱の時の過ごし方や読んだ本などが紹介されているけれど、この本もその一冊に入ると思います。84人1000字程度なので気兼ねなく、どのページからでも読めます。*自分が思う「鬱の本」とは、回り回って誰かにとっての「希望の本」だと思うのだが、どうなのだろう。*憂鬱で苦しくとも、幸福を拒否...
鬱の時の過ごし方や読んだ本などが紹介されているけれど、この本もその一冊に入ると思います。84人1000字程度なので気兼ねなく、どのページからでも読めます。*自分が思う「鬱の本」とは、回り回って誰かにとっての「希望の本」だと思うのだが、どうなのだろう。*憂鬱で苦しくとも、幸福を拒否してはいけない。真面目に生きることとユーモアが両立するように、憂鬱であることと幸福は両立するのだから。
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『鬱の本』を読んで "本を読むことが出来なかった"というような件が何編かに書かれていて、あの時も、そうだったのかな、と思いながら読んだ。でも、あの頃は、気になる特集が組まれた雑誌を買うくらいのもので、そもそも本らしい本をそんなに読んでなかったな、と思い至る...
『鬱の本』を読んで "本を読むことが出来なかった"というような件が何編かに書かれていて、あの時も、そうだったのかな、と思いながら読んだ。でも、あの頃は、気になる特集が組まれた雑誌を買うくらいのもので、そもそも本らしい本をそんなに読んでなかったな、と思い至る。 "本に救われた"というような件が何編かに書かれていて、内心、首がもげ落ちるのではないかというぐらいに激しく頷き読んだ。実のところは、小説やエッセイ、詩集でもなければ、哲学書でもなく、自己啓発とも言い難い、システム手帳入門的な本であったことは、今となっては笑い話。あの時は、それを真剣に読み、新しい道を歩こうと思っていたのだ。 『鬱の本』、その帯には、「84人の鬱の本のかたち」、「鬱の時に読んだ本。憂鬱になると思い出す本。まるで鬱のような本。「鬱」と「本」をめぐるエッセイ集」とある。84人の中の1人、山﨑裕史さんのエッセイ「悲観論者のライフハック」に書かれた”『イザとなったら死んじゃえばいい』っていう選択肢”に今さらながら、ひどく腹落ちした。あの時に、その選択肢を持ち合わせていれば、いまとは別の生き方をしていたのかもしれない。この選択肢を選択せずに気持ちの懐に忍ばせておくには、少なからずの正常性も持ち合わせている必要があるようには思う。 この『鬱の本』、星5つ。さまざまな「鬱」、「憂鬱」の形があり、それぞれにいろいろな「本」が登場する。1本のエッセイは、見開き2ページに収まるボリューム、どこから読んでもいいのは、良い。どのエッセイも、おもしろく、どの「本」も読んでみたくなる。また、装丁も良い。 さまざまな「鬱」「憂鬱」の形は、ハードカバーの表紙にデザインされた、オレンジ色の濃淡のある「それ」だと思っている。判型には詳しくないので正式なサイズは分からないが、左手に収まる幅もちょうどよかった。 一番好きなところは、表紙と背表紙に書かれたタイトル『鬱の本』の装飾で、光を反射するようなピカピカな紙で描かれている。そのピカピカが、鬱屈とした暗黒の世界に少しでも届けば。 「死ぬ気になったら何でもできるから」と看護師に言われた晴天の朝を思い出した。 p177、点滅社・屋良さんの想いが、多くの誰かに届くことを願いながら、これを書いた。
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