THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法 の商品レビュー
最高のアイデアを得るために。 前著をさらに発展させた実践的な思考法。 ・イノベーションは「戦略的模倣」 ◯「発明とは、無益な組み合わせを排除して、ほんのわずかしかない有用な組み合わせをつくることである。発明とは見抜くことであり、選択することなのだ」(アンリ・ポアンカレ『科学と...
最高のアイデアを得るために。 前著をさらに発展させた実践的な思考法。 ・イノベーションは「戦略的模倣」 ◯「発明とは、無益な組み合わせを排除して、ほんのわずかしかない有用な組み合わせをつくることである。発明とは見抜くことであり、選択することなのだ」(アンリ・ポアンカレ『科学と方法』) ・ブレインストーミングは、「情報の洗い出しと共有」でしかなく、「箱の中の思考」 ・人間が把握できる項目は「7個プラスマイナス2個」 ◯Think Biggerのロードマップ ステップ1:課題を選ぶ ・「課題の定義」が9割 ・課題を「How?」で言い換える ・課題のUP/DOWNの階層分析をし、「意味があるほどには大きいが、解決できるほどには小さい課題」を特定する ・情熱テスト ステップ2:課題を分解する ・サブ課題に分解する ・MECEでなくてよい。重要なのは、課題を理解するプロセス。解決策のヒントになる ステップ3:望みを比較する ・「あなた」「ターゲット」「第三者」の望みを満たすものか? ステップ4:箱の中と外を探す ・サブ課題ごとに、汎用検索・部分検索・並行検索をする ステップ5:選択マップ ・領域内と領域外での戦略の組み合わせ ・最低でも3つに絞る ステップ6:第三の眼 ・フィードバックの中で自分に聞かせる
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特に目新しさを感じなかったが、イシューからはじめる&立ち戻る事の重要性を再認識。また、イノベーティブな発想は既存×既存の組み合わせによるものである、という考え方も強く共感した。
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印象に残った一文 私たち一人ひとりは、未来を予測することはできないが、代わりにできることがある。解決したい課題をはっきり意識し、なぜそれを解決したいのかを明確にする。その課題を解決することが、なぜ自分にとって大切なのか、自分の考えた解決策がどういう仕組みで働くのかをしっかり理解...
印象に残った一文 私たち一人ひとりは、未来を予測することはできないが、代わりにできることがある。解決したい課題をはっきり意識し、なぜそれを解決したいのかを明確にする。その課題を解決することが、なぜ自分にとって大切なのか、自分の考えた解決策がどういう仕組みで働くのかをしっかり理解する。この全てができたなら、think biggerを通して大きく考えていることになる。
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何を課題とするのかが重要、課題を分解して解決して統合せよ、昔ながらの技術も組み合わせ次第で味が出る、などなど。 やってみるのが1番だけど、途中にちょいちょい「チームでやってみよう」「家族や友人、同僚に意見を聞いてもらおう」「専門家に尋ねてみよう」などのアドバイスが出てきて、「私み...
何を課題とするのかが重要、課題を分解して解決して統合せよ、昔ながらの技術も組み合わせ次第で味が出る、などなど。 やってみるのが1番だけど、途中にちょいちょい「チームでやってみよう」「家族や友人、同僚に意見を聞いてもらおう」「専門家に尋ねてみよう」などのアドバイスが出てきて、「私みたいなボッチには到底無理じゃん!」と憤慨してしまった。なので、部分的に参考にします。
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イノベーションは他の物事の組み合わせで起きる その組み合わせを考えるための具体的な方法論 課題の選定、設定に時間をかける サブ課題に分解する サブ課題に対する戦術をそれぞれの課題に対して複数出す 専門領域内、領域外それぞれ戦術を考える 類似事象を探す→車の製造に食肉工場のア...
イノベーションは他の物事の組み合わせで起きる その組み合わせを考えるための具体的な方法論 課題の選定、設定に時間をかける サブ課題に分解する サブ課題に対する戦術をそれぞれの課題に対して複数出す 専門領域内、領域外それぞれ戦術を考える 類似事象を探す→車の製造に食肉工場のアイデアを取り入れる 効果的な戦術の組み合わせを検討する 第三者の目から観てどのような評価か確認する 粘り強く繰り返すことでアイデアの質が上がる
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典型的なアメリカの自己啓発本。 なんだろう、10ページくらいで済むことを要らないエピソードや語りかけをはさみながらダラダラと引き延ばすの、やめてもらってもいいですか? と、某ひろゆきみたいなことも言いたくなるくらいの内容のなさ。 まあ、趣味でこういうライトな本を読むことを楽しむ...
典型的なアメリカの自己啓発本。 なんだろう、10ページくらいで済むことを要らないエピソードや語りかけをはさみながらダラダラと引き延ばすの、やめてもらってもいいですか? と、某ひろゆきみたいなことも言いたくなるくらいの内容のなさ。 まあ、趣味でこういうライトな本を読むことを楽しむ人にはいいのかな、という気がする。
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正直なところ、ちょっとイマイチな印象でした。長ったるくて、頭に入らない、目が冴えるような鋭い説明や知見がないという印象。 ただ、その一方で、とても実用的な本だと思った。アイディアを作成するプロセスにおいて、これだけしっかりと実施したら、自分のような凡人でもしっかりとしたアイディ...
正直なところ、ちょっとイマイチな印象でした。長ったるくて、頭に入らない、目が冴えるような鋭い説明や知見がないという印象。 ただ、その一方で、とても実用的な本だと思った。アイディアを作成するプロセスにおいて、これだけしっかりと実施したら、自分のような凡人でもしっかりとしたアイディアを作れるような気がしました。 もう一回、この本を読み返しながら、実際にアイディアだしの作業をしてみたいと思いました。
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「選択の科学」の著書シーナ・アイエンガーが13年ぶりに出版したこの本は、イノベーションを生み出す方法を示そうとする意欲作。 イノベーションは「既に知っているものの組み合わせ」によって生まれるというものは、ヨーゼフ・シューペンターの「新結合」やクレイトン・クリステンの「関係なさそ...
「選択の科学」の著書シーナ・アイエンガーが13年ぶりに出版したこの本は、イノベーションを生み出す方法を示そうとする意欲作。 イノベーションは「既に知っているものの組み合わせ」によって生まれるというものは、ヨーゼフ・シューペンターの「新結合」やクレイトン・クリステンの「関係なさそうな事柄を結びつける思考」を踏襲している。 また、良いアイデアを生み出すには「解決すべき課題の定義」が重要であると言う点についても、クリステンセンの「ジョブ理論」と根底を共有している。 以上のように、イノベーションに必要な要素・理論という意味では新規性はない。 その上で、この本の最大の価値は、イノベーションを生み出す方法について、誰にでも使いこなすことができそうなわかりやすい手法に落とし込んでいることだ。 その手法の肝となるツールが、「選択マップ」である。 まずは課題を決める。良い課題の判断基準は2つ。 1.自分はこの課題を実際に解決できるだろうか? 2.自分はこの課題を本気で解決したいのか? 課題を決めたら、より小さなサブ課題に分解する。大きく考えるために、小さく考える。 次はようやくアイデア出し。サブ課題を解決するアイデアを考える。このとき、全く新しいことを思いつく必要はない。領域内と領域外の先行事例を見つければよい。領域内とは、自分の課題と同じ業界・製品の事例、領域外とは、自分の課題とは関係がない事例のこと。 これらのアイデアを組み合わせることで、筋の良い解決策に最短ルートで辿り着けるという。 以下は著書で紹介されていた具体的な事例。 キング牧師は「アメリカの人種差別と隔離をなくすには」という大きな課題に対して、ガンディーの非暴力・非服従運動に倣って人種分離された市営バスへのボイコットを呼びかけた。 GEは「家電の卸販売からオンライン販売へ移行するには」という大きな課題に対して、「家電をオンライン販売するには」というより小さな課題に縮小したうえで、社員向けのオンライン金融商品提供をヒントに「社員とその家族にオンライン販売する」というアイデアにたどり着いた。 NASAはコロナ禍で「人工呼吸器不足を緩和する装置をつくるには」という自分達が力になれる正しい課題を設定し、「医療従事者が扱いやすく、医療サプライチェーンに負荷をかけない人工呼吸器」というさらに具体的な課題に落とし込み、VITALを開発した。 要するに、課題は大きくとらえる(Think Bigger)だが、その課題を実現可能な方法にまで細分化することが肝要であるということと理解した。 また、良いアイデア得るための「良い手段」とされてきたことは、最新の研究によって否定されているものも多くあるらしい。 以下、気になったもの5つを記載。 ①ブレスト(ブレインストーミング)では創造的なアイデアは生まれない。 集団力学が創造性を妨げる。忖度やさまざまなバイアスが「グループシンク」(集団で性急に合意形成を図ろうとして、誤った結論を導き出してしまうこと。集団浅慮)を誘発してしまう。複数人でアイデアを出し合うのであれば、事前に個人でじっくり考えたものを持ち寄るほうがよい。 ヘンリー・フォードは自動車の量産ラインを作るためにブレストは行わなかった。使えるアイデアを世界中から探してくるようにエンジニアに命じたことで、食肉処理工場の「動くライン」にヒントを得た。 ②クリエイティブなオフィス空間は、役に立たない。 スタートアップがガレージから始まるように、創造性に必要なのは白い無地の壁。それから気が散るものがなく一人でじっくり考えることができる環境と休憩所などの人と気軽に会える場所。 ③シャワー中に浮かんだアイデアは思ったほど役に立たない。 最高のアイデアが生まれるのは、頭を働かせている間、タスクに取り組んでいる最中。 推理作家アガサ・クリスティは、『オリエント急行殺人事件』を風呂場で思いついたが、その背景には何時間も机に向かって構想を練り、執筆に励んだからこそ、探偵物語の構想を得た。 ④根本原因分析の限界。 なぜ?を繰り返す根本原因分析は、機械のような自立型システムには適している。しかし、社会的な課題、「ウェイターの仕事では収入が足りない」と言った問題を解決するには、分析を掘り下げれば掘り下げるほど課題が大きくなってしまう。シフトを十分に入れられていない、不況、労働者を過小評価する社会、チップが少ない・・・・。 ⑤MECEの限界。 複雑な課題はさまざまな要因が複雑に絡まり合っている。全体として漏れがないリストはいつまで経っても実現できない。
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※このレビューにはネタバレを含みます
あらゆる種類の複雑な問題を解決するために、新しい選択肢を見出す手法を説明する本とのこと 課題を分解し、部分を解決し、調和するように組み合わせる 創造行為において常識とされつつあることを明確に否定していておもしろい メモ ・発明とは、見抜き、選択すること。戦略的模倣 ・イノベーションを目指すプロセスの構造。課題を明確かつ具体的に定義することから始まる。それから各部分を解決する既存の方法を探索する。そしてそれらの解決策を全体として調和して機能するように新しい方法で組み合わせる。 ・think biggerのロードマップ ステップ1課題を選ぶ 解決すべき課題を正しく選ぶ ステップ2課題を分解する サブ課題を多くリストアップし5-7に絞り込む ステップ3望みを比較する 3つの重要な当事者を特定し、解決策に何を望んでいるかを洗い出す ステップ4箱の中と外を探す(業界内外など) 様々な分野業界過去の時代からすでにある解決策を探し、リストアップしていく ステップ5選択マップ パズルのピースのようにいろんな方法で組み合わせ、ピッタリハマる組み合わせが見つかるまで繰り返す ステップ6第3の眼テスト アイデアを他人がどう見るか。アイデアを理解するために、他人があなたのアイデアの中に何を見るかを理解する ・大事なのは好奇心と粘り強さ ・創造性を最も促すのは無地の壁、 ・多すぎる選択肢はやる気を削ぐ ・人間が把握できるのは7±2 ・3つのツール 選択マップ 課題、分解したサブ課題、サブ課題に対する戦術を選び組み合わせる 全体像 当事者にどう感じてもらいたいかを書き出す 第3の眼 アイデアを評価判断する ・課題を書き出す 毎日の生活に起こる解決したい課題は? 最も苛立たしく解決またれる課題は? 関心のあるテーマや詳しく知りたいテーマは? 一番大切にしていることは?食事?読書? ・意味があるほどには大きいが、解決できる程には小さい課題
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課題解決の発想は一部の天才のひらめきではなく、先人たちが築いた集合知の上にもたらされるものでありその方法は型化することができる。 型は以下の6つのステップから構成されている。 1.課題を選ぶ 2.課題を分解する 3.望みを比較する 4.箱の中と外を探す 5.選択マップ 6.第三の...
課題解決の発想は一部の天才のひらめきではなく、先人たちが築いた集合知の上にもたらされるものでありその方法は型化することができる。 型は以下の6つのステップから構成されている。 1.課題を選ぶ 2.課題を分解する 3.望みを比較する 4.箱の中と外を探す 5.選択マップ 6.第三の眼
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