デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか の商品レビュー
すみません、結局「こういう本ではありません(ので安心ください)」と何度も書いてあったのに、「こういう本」に読めてしまいました。
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小国であること、地理的に端っこでありながら北欧諸国の中で唯一中欧と接するという潜在リスクを、むしろ国力を高めるエンジンとして駆動させ成功している国がデンマークなのかなと感じた。 効率的に国力を高める術として高税率・高福祉国家という道を選び、そのために個人が最も高いパフォーマンスが...
小国であること、地理的に端っこでありながら北欧諸国の中で唯一中欧と接するという潜在リスクを、むしろ国力を高めるエンジンとして駆動させ成功している国がデンマークなのかなと感じた。 効率的に国力を高める術として高税率・高福祉国家という道を選び、そのために個人が最も高いパフォーマンスが出せる仕事ができる環境と構造を整備していったことで、生産性が上がる好循環ができあがっている。地理的に恵まれすぎて、いろいろなところに無駄が生じ、結果としてその場限りのなぁなぁな判断が積み重なって生産性を上げられないドツボにハマってしまってるのが日本で、好対照に思える。
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日本人がデンマークの働き方をそのままコピーすることは出来ないけど、参考になる情報が得られた。 一番印象に残ったのは、部下を「信頼して任せる。マイクロマネジメントはしない」ということ。 マイクロマネジメントをすることで仕事をした気になってしまっていることが日本人には大いにありそ...
日本人がデンマークの働き方をそのままコピーすることは出来ないけど、参考になる情報が得られた。 一番印象に残ったのは、部下を「信頼して任せる。マイクロマネジメントはしない」ということ。 マイクロマネジメントをすることで仕事をした気になってしまっていることが日本人には大いにありそうだと感じた。 結果的に上司に常に監視されていて、管理されないと何も能動的に価値を生み出せないようになってしまっている人が多いかもしれない。
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毎月残業50時間近くしてる自分に刺さる内容だった。タイトルは4時に帰っても成果が出せると書いているものの、ランチは30分、仕事が終わってなければ夕食後に片付けるなど、決してゆるい働き方をしているわけではなかった。デンマークでは社会として転職が当たり前(生涯平均7回)で、職業選択を...
毎月残業50時間近くしてる自分に刺さる内容だった。タイトルは4時に帰っても成果が出せると書いているものの、ランチは30分、仕事が終わってなければ夕食後に片付けるなど、決してゆるい働き方をしているわけではなかった。デンマークでは社会として転職が当たり前(生涯平均7回)で、職業選択を能動的に行えるからこそ、生き生きと働いてる姿が伝わって来た。ジョブ型雇用にはメリデメあるものの個人が主体的に仕事を選び、選んだ仕事に前向きに取り組めるのは大きなメリットかな。 デンマーク人の感覚として喜んで税金を払っているというのは日本との大きな違いで興味深かった。福祉国家で税金が何に使われているのか見えやすいかつ、政府への信頼があるから税金を払うことには社会貢献の感覚があるのだとか。個人的には日本の物凄く安定したインフラを享受している感覚があるため税金を払うことに負の感情は無いものの日本では少数派だろう。 本書には短時間で成果を出し、人生を充実させるヒントが散りばめられている。1番刺さった言葉は「退社時間を決める。プライベートライフを守る覚悟を」。
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タイトルは影響があり、その内容も着地も書き様かなと思うものでした。 この第一の感想には悪事はなく、持って行き方次第で魅力を打ち出せると感じる書き手の努力を感じるものという感想です。 1日が24時間であり、寝る時間も変わらないとしたら活動できる時間でパフォーマンスを発揮するにはと考...
タイトルは影響があり、その内容も着地も書き様かなと思うものでした。 この第一の感想には悪事はなく、持って行き方次第で魅力を打ち出せると感じる書き手の努力を感じるものという感想です。 1日が24時間であり、寝る時間も変わらないとしたら活動できる時間でパフォーマンスを発揮するにはと考えるのが普通でデンマークだから超人なんじゃない、工夫しているし表立っては見えない部分てちゃんと仕事しているという、そこが大事ですね。 日本人が働いてきた歴史には、農業には休みがなく日曜日だけでもから派生したのが週休2日や4週8休制、建設業などに課せられた残業時間の制限を鑑みると日本全体が新たなステージに立つ必要があると思います。 この本を読んで、デンマークが良いと思う点を少しでも取り入れて日本の文化にしていければ、これからの日本も発展できると思うならものでした。
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やっとこさ今年16冊目。 15時にはデスクの片付け始めて16時には家に帰るなんて素敵だなと思ったけど、ただ海外凄い!日本はダメ!っていう話ではなくて、ではどのような点を我々は学べるかという点にフォーカスしていたのがとても良かったと思います。 マイクロマネジメントの対義語として...
やっとこさ今年16冊目。 15時にはデスクの片付け始めて16時には家に帰るなんて素敵だなと思ったけど、ただ海外凄い!日本はダメ!っていう話ではなくて、ではどのような点を我々は学べるかという点にフォーカスしていたのがとても良かったと思います。 マイクロマネジメントの対義語としてのマクロマネジメント、いい考えだなあと思った。それは部下を信用するということだと思うし、日本みたいに変に気を使わないことが結局お互いにとって気持ちの良い雰囲気を作っているのだと思いました。以下個人的に日常に活かせそうな気になった点。 ・ccは最低限にする(=メールを受け取るというコスト) ・ダブルチェックは不要(それぞれをプロフェッショナルとして尊重) ・何時までに終わらせるという時間を意識 ・失敗を許容する。人は誰でも失敗するもの。 ・部下にNOと言われたらそれでもいい。 あとは転職について。デンマークでは転職する=新しい環境に適応できる、同じ会社で働き続ける=一つの環境でしか適応できない、変化を受け入れられないという考え方もあるということ。転職をポジティブに捉えられている。取材した中で転職していない人は1人もいなかったそう。勿論それが全てじゃ無いけど、迷ったときはそのような見方もあるのだということは参考になった。また、明確なキャリアプランを持たずにいま自分がやりたいこと、ワクワクすることに向かってみる、それが結果的にキャリアに繋がるという考え方もとても素敵だと思いました。結局、それが一番幸せの追求という意味では良いのかもしれないし、あれこれ考えるのも大事だけど、自分がその場その場でやってみたい!と思うことを尊重する生き方もイイなぁと。あとは税金あれだけ高くてもデモとか反対意見とか出ないのは単純に凄い。日本では考えられない。やっぱり社会に貢献したいというデンマーク人の気持ちと、実際に税金が正しく使われているという認識があることがそのような風潮を作っているのかなと思いました。この点日本はまだまだだなぁ。
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優先度の高いことに注力する。新しい制度を導入するとき、既存の制度は併存せずにバッサリ捨てるという話が日本ではできないことだろうなと感じた。
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フレックスやリモートワークなど、ワークライフバランスを保つ仕組みはあっても、結局は、私たち自身が主体的に行動できるかが全てだと思った。受け身の姿勢では、今の仕事に疑問も持つこともないし、マニュアル通りにしか動けない。デンマーク人は、自分が仕事や人生で成し遂げたいこと、大事にしたい...
フレックスやリモートワークなど、ワークライフバランスを保つ仕組みはあっても、結局は、私たち自身が主体的に行動できるかが全てだと思った。受け身の姿勢では、今の仕事に疑問も持つこともないし、マニュアル通りにしか動けない。デンマーク人は、自分が仕事や人生で成し遂げたいこと、大事にしたいことをちゃんと考えて持っていて、それを優先する。そして、周囲のみんなは、当たり前にそれを受け入れる。時短勤務をしたい、仕事を効率化したい、のではなくて、さらにその先のゴールを持つことが、国全体の生産性を上げるんだなと凄く感じた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
4時には帰宅する。 スーパーには、デリや弁当はない。商品が少ない。しかし人生の選択肢はたくさんある。物価が高い。サンドイッチとコーヒーで2500円。税金が高い。消費税は25%。約半分が税金。医療費、教育費は無料。福祉が充実。 面積は九州程度で人口は590万人(千葉県より少ない)。デジタル先進国。高齢者もオンライン手続きを当たり前に行なう。幸福度が高い。ヒュッゲ(居心地がいい空間)。国際競争力一位。日本は34、35位。 レゴ、カールスバーグ、ノボノルディクス社、など。 DIY、家庭菜園が好き。サバイバル能力がある。 世界一の自転車都市コペンハーゲン。現金が使えない場合がある。キャッシュレスからカードレスへ。スマホのアプリで保険証や免許証も。古いシステムは切り捨てる。行政からの手紙もオンラインで。ポストを見ない。2022年2月でパンデミック終了宣言。柔軟な対応、早い変化。 年間5週間の休暇、フレックスタイム、夫婦合わせて52週間の育児休暇がある。 ワークライフバランス=ライフのためにワークがある。ライフを楽しむからこそワークが充実して取り組める。 育児は夫婦共同のプロジェクト。女性も男性から稼ぐことを期待される。専業主婦願望の人には厳しい。男性も仕事を理由に育児放棄できない、女性も育児を理由に仕事を放棄できない。 社会変革、解決までのスピードが速い。 4時に帰って夕食を必ず家族で食べる。 友達に会う時間は無い。 SNSもあまり使わない。 優先順位は、家族、仕事、自分のしたいこと、の順。 時間は意識的に使う。 仕事は4時に終了、金曜日はさらに早めに帰る。3時くらい。 職種によっては、難しい場面もある。 会議に出る人数は少ない。必要ない会議には出ない。ダブルチェックはしない。むやみにCCを入れない。年功序列の概念が無い。 プライベートを守る覚悟が必要。仕事を理由にプライベートを犠牲にすると離婚理由になる。ランチは30分。フレックスタイム制。一週間に37時間労働。終わらない仕事は早朝出勤と夕食後の自宅で行う。男女の間で仕事の重要性は同じ。帰宅後9時にかけて、メールが飛び交う。仕事があっても4時には帰る。ほっておくと仕事をしすぎるから、家族とすごす時間を優先して取る。 休むから生産性が上がる。情熱が保てる。 週休3日か、1日は違うことに取り組む。 休まないと仕事ができない。 7月に3週間のれん給を取る。社会的機能が一時停止する。レストランも閉店する。7月は不便。7月に仕事をしても応答が無い。 デンマークでは石橋を作りながら渡る。フットワークが軽い。高い国際競争力は柔軟に変化する力に支えられている。子どもの頃から予定変更になれている。時間割も決まっていない。予定はあくまで予定、という社会。 リーダーは失敗に寛容。日本は不信をベースにしたマイクロマネジメント。報告は連絡、相談を求める。デンマークは信頼を前提に確認をしないマクロマネジメント。タイパがいい。いちいちチェックされないのでストレスが無い。上司はいちいちチェックする暇が無い。部下もストレスがたまらない。 ルーツは教育にある。指示をまたない。自由になんでもできる教育。失敗できる環境にある。 役職は地位ではなく役割。 日本、香港では部下に具体的なやり方を指示する必要がある。デンマークは自分で考えるほうが喜ぶ。知識を活用する応用力がある。 なぜ、と質問するカルチャーがある。何のために、やるのか、理由が必要。 思ったことは口にする。マナーがなっていない。サービス精神がない。我慢しない力がある。 デンマークの社会性は日本とは違うものがある。 人生で大事なのは家族。お金は仕事をするモチベーションにはならない。自己成長のための仕事。 仕事職業はアイデンティティ。会社ではない。数年ごとに転職する人の方が評価される。変化を受け入れられる人。 社会に貢献できる人でありたい。喜んで税金を払う。 『寿命ハック』 適材適所のマッチングがうまくいっている。 年間の離職率は30%。平均7回の転職。近い将来12回くらいになると推測されている。
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国際競争力ナンバーワンの国のモノの考え方を学ぶ事ができてとても参考になった。 ただ日本の社会では到底真似できそうもないと感じる。それは何故なんだろう? 日本はおもてなしの国と言われているけど それは表向きの顔だけで実際は自分のことが優先で 他人の幸せに関しては無関心なのでは?と思...
国際競争力ナンバーワンの国のモノの考え方を学ぶ事ができてとても参考になった。 ただ日本の社会では到底真似できそうもないと感じる。それは何故なんだろう? 日本はおもてなしの国と言われているけど それは表向きの顔だけで実際は自分のことが優先で 他人の幸せに関しては無関心なのでは?と思うところがある。徐々にでも変わっていってほしいと感じる。
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