どうしてわたしはあの子じゃないの の商品レビュー
「選ばなかった人生」「選べなかった人生」「選ばずに済んでしまった人生」、人生は選択の連続で、道のようなものだと改めて思った。天、ミナ、藤生。もちろんみんな1人の人間だからそれぞれの道があって、いろんなところで交錯する。その中で、相手の中の自分の見たいものだけを見るからこそ、「どう...
「選ばなかった人生」「選べなかった人生」「選ばずに済んでしまった人生」、人生は選択の連続で、道のようなものだと改めて思った。天、ミナ、藤生。もちろんみんな1人の人間だからそれぞれの道があって、いろんなところで交錯する。その中で、相手の中の自分の見たいものだけを見るからこそ、「どうしてわたしはあの子じゃないんだろう」と思ってしまうときもあるのかもしれない。どんな人生であったとしても、自分で選んだ道を愛して生きていきたいな。
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読み終わった後に、その人たちの人生があり、いろんな場所で生きていて、感じる感情。当たり前のことだけど、なぜかそれを眩しいと思わずにはいられなかった。 それは、自分に対する悲観的な感情ではなく、物語に登場する人物同様に自分にもあの時にしか存在しなかった光のようなものがあり、それが切...
読み終わった後に、その人たちの人生があり、いろんな場所で生きていて、感じる感情。当たり前のことだけど、なぜかそれを眩しいと思わずにはいられなかった。 それは、自分に対する悲観的な感情ではなく、物語に登場する人物同様に自分にもあの時にしか存在しなかった光のようなものがあり、それが切なくもあり敬意のようなものを感じたかもからかもしれません。 他人にたいして感じる感情を各自がラベルを貼って見ている。 私は、 自分が誰かを見るとき、また誰かに見られる時にどれだけ本物に触れているだろうかとふと怖くなりました。 とても素敵な本に出会えてよかったです。
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どうしてわたしはあの子じゃないの、誰しもが覚えのある感情ではないだろうか。 10代の頃に感じた思いを30歳になって振り返る天、藤生、ナツ。表面しか見ることのできない10代、30歳になりそれぞれに人を思いやることができるようになったり、自分も他人も許せるようになったり… 人それぞれ...
どうしてわたしはあの子じゃないの、誰しもが覚えのある感情ではないだろうか。 10代の頃に感じた思いを30歳になって振り返る天、藤生、ナツ。表面しか見ることのできない10代、30歳になりそれぞれに人を思いやることができるようになったり、自分も他人も許せるようになったり… 人それぞれではあるだろうけれど、どうでもいいと思えることが増えたり、他人は他人と割り切れるようになるのが大人になるということなのかもしれない。 そんなことを思いながら読み終えた。
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自分の思春期の頃を思い出した。 学生の頃って、他者を通して自分を見るしかなくて、 自分は自分、これでいいんだってなかなか思えないよね。 周りを見て、わたしも頭良くなりたいなとか、可愛くなりたいなとか。諸々。 今でこそ、人は人、自分は自分と思えるけど、 自分のいいところも、悪いと...
自分の思春期の頃を思い出した。 学生の頃って、他者を通して自分を見るしかなくて、 自分は自分、これでいいんだってなかなか思えないよね。 周りを見て、わたしも頭良くなりたいなとか、可愛くなりたいなとか。諸々。 今でこそ、人は人、自分は自分と思えるけど、 自分のいいところも、悪いところもわかってきたのは お恥ずかしながら、 社会人3年目になった今ぐらいからで、 本当最近だなと思うんですよね。。 他者からの評価と、自己の内省を繰り返して、 自分とはなにか、分かっていくんじゃないかなと思っているわたし。 実は寺地はるなさんの作品は初めてですが、 他にも読んでみたい。 装丁をみると、 自分を中心として花が広がっているイラストが、可能性の広がりにも見えるし、女の子(主人公の天かな?)の眼差しは、花々に囲まれているのに、ここではないどこか遠くをみていて、苦しさを感じている表情にも見えて。人の多面性を表してるのかなとか、考えてみたり。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
心の中のモヤモヤに容赦なく触られた感じなんだけど、それは嫌な感じじゃなくて「こんな気持ちになるのは私だけじゃないんだな」と思わせてくれる作品だった。 容姿についての話は、共感しすぎて少し苦しかった。美人に生まれていたら… というたらればは、何回考えたか数え切れないなぁ… でも、私が羨んでいる子も、喉から手が出るほど欲しいものがあるかもと思うと、気が楽になるなぁと思った。 色々と悩んでいる時に読みたくなる本だなと感じた。明るいだけの話じゃないのが逆に慰めになる感じがする。 ラスト、天と藤生をくっつけなかったの良いなと思った。あの時の気持ちに区切りをつけて、前に進んでいる感じがして良い。
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閉鎖的な村社会から飛び出して十数年、久しぶりに集まって会うことになった三人の幼馴染の、悩みや葛藤、その先に踏み出す未来を描いた物語です。 メインの主人公は、高校を卒業すると同時に家出して十数年、まったく地元に寄りつかなかった作家志望の天。この先も喧嘩別れした家族の元には戻る...
閉鎖的な村社会から飛び出して十数年、久しぶりに集まって会うことになった三人の幼馴染の、悩みや葛藤、その先に踏み出す未来を描いた物語です。 メインの主人公は、高校を卒業すると同時に家出して十数年、まったく地元に寄りつかなかった作家志望の天。この先も喧嘩別れした家族の元には戻る予定がなかったのだが、ある日幼馴染のミナから幼馴染で当時よく一緒にいた三人で会おう、という連絡をもらう。中学を卒業した時に、お互いに宛てて書いた手紙が見つかったのだという。三人でそろって開封しようと言われたが、その手紙に書いた文章を思い返すうち、彼女の中に当時の記憶が蘇ってきて――。 このお話は、何人もの目線から多角的に物語が進むオムニバス形式になっています。視点が違えば、同じ物事でも捉え方が違う。こんなにも人は見事にすれ違っていくことができるのか、と思う部分もあれば、ああ私もこんなこと考えてた時期があったかも、と共感できることもあり、この作者さまは本当にもやもやとして捉えどころのない感情の動きを落とし込むのが上手いなあと感じます。十代の正しい感情に上手く置き換えることができないもどかしさや、もやもやとしてすっきりとしない、あの感覚。するりと読めるのに色々と考えさせられる内容でした。 自分が羨んでいる『誰か』は、自分が思うほど自分の優位に立っているわけじゃなく、自分も全く気付かないうちに誰かにとっては羨ましく思われる部分があるのかもしれない。けれど、結局自分には他人から見た自分のことは見えないし、自分が自分であることしかわからない。だからこそ、この答えのない物語が心の中に沈んでいくのかもしれない。そんなことを考えながらラストまで読み切らせて頂きました。 多角的に物事を捉えること、理解しようとすることは難しいことだと思うけれど、自分が見えるものが全てではないと知っているだけで、人は少しだけ周りとのすれ違いにも寛容になれるのかもしれません。私も、そうありたいと思います。
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audible⭐︎ 物語が進むにつれて入り込んでいった。 中学時代、思春期の葛藤がよく書かれてあった。 他者を羨む感情、素直になれなかった後悔。 自分の思春期を思い出してしまった。 もう一度戻れるなら…と。
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「どうしてわたしはあの子じゃないの」 生きている上でみんな誰しもが一度は抱いたことのある感情 だけど、自分視点で見えているその人は本当はほんの一部しか見えていない 冷静になればわかるのに、それがわからない 小説だけど他人事のように感じられなくて、読み終わった今でも謎にドキドキし...
「どうしてわたしはあの子じゃないの」 生きている上でみんな誰しもが一度は抱いたことのある感情 だけど、自分視点で見えているその人は本当はほんの一部しか見えていない 冷静になればわかるのに、それがわからない 小説だけど他人事のように感じられなくて、読み終わった今でも謎にドキドキしている だけどそんな自分を肯定してくれるような気もしていて、今まで感じたことのない複雑な気持ちに戸惑っている でもそれは嫌な戸惑いではないから、余計にどうすればいいかわからない 初めて寺地さんの本を読みましたが、また他の本を読みたくなりました
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物語全体に、どんよりと暗く重たい空気感が漂う。それでも何か光はあるのか、次はどうなるのかと、どんどん読み進められた。登場人物それぞれの心情が丁寧に描かれていて、感情移入しやすかった。他人の評価や価値観と、自分の価値観は当たり前に違っていて、その違いを認識しながらも、不器用にしか生...
物語全体に、どんよりと暗く重たい空気感が漂う。それでも何か光はあるのか、次はどうなるのかと、どんどん読み進められた。登場人物それぞれの心情が丁寧に描かれていて、感情移入しやすかった。他人の評価や価値観と、自分の価値観は当たり前に違っていて、その違いを認識しながらも、不器用にしか生きられない主人公たちを見ていると、人生ってなかなか上手くいかないことも多いよなぁと感じた。もう少し自分に優しく、過去も許しながら、心の隙を作って穏やかに生きることができたら、また違った未来も描けるのかなぁと考えさせられた。
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舞台は、佐賀県。私も佐賀県出身です。たしかに若い頃は自分があーだったら、こーだったらばかりでした。カラオケの最低限の合いの手も打てない、人並みに走れない、キリがありませんでした。しかし、今はこの年でも救急当直をこなせる体力、健康に感謝してます。寿命は縮んでるなら不健康かもしれませ...
舞台は、佐賀県。私も佐賀県出身です。たしかに若い頃は自分があーだったら、こーだったらばかりでした。カラオケの最低限の合いの手も打てない、人並みに走れない、キリがありませんでした。しかし、今はこの年でも救急当直をこなせる体力、健康に感謝してます。寿命は縮んでるなら不健康かもしれませんが。
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