invert[インヴァート] の商品レビュー
解説が大倉崇裕さん。なるほど倒叙集ですもんね。刑事コロンボは、TVで頻繁に放送していた頃に楽しみながら見ていました。去り際の一言を発する場面などは、ビジネスの場でも活用でしそうな手法ですね。 3話中の3話目は城塚翡翠シリーズの真骨頂でした。冒頭の場面の詳細な情景描写は犯人目線...
解説が大倉崇裕さん。なるほど倒叙集ですもんね。刑事コロンボは、TVで頻繁に放送していた頃に楽しみながら見ていました。去り際の一言を発する場面などは、ビジネスの場でも活用でしそうな手法ですね。 3話中の3話目は城塚翡翠シリーズの真骨頂でした。冒頭の場面の詳細な情景描写は犯人目線で細部にわたり証拠隠滅を徹底した様は、どこから崩そうかと自らが悩んでしまった。
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純粋100%叙述トリック これだけ主人公を派手に仕上げるなら 対戦者もかなりの曲者でないと、読みごたえが…。 たとえば「爆弾」のスズキタゴサクみたいなのはいかがでしょう。
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配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01426097
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『medium 霊媒探偵城塚翡翠』の続編。冒頭に犯人が殺人を犯し、その犯人を主人公がいかに追い詰めるかを描くいわゆる倒叙ミステリーである。完全犯罪をもくろむ犯罪者たち。彼らに霊能力者を装って忍び寄り、その直感と論理で犯罪者の嘘を暴いていくのが、主人公城塚翡翠である。それでは、翡翠...
『medium 霊媒探偵城塚翡翠』の続編。冒頭に犯人が殺人を犯し、その犯人を主人公がいかに追い詰めるかを描くいわゆる倒叙ミステリーである。完全犯罪をもくろむ犯罪者たち。彼らに霊能力者を装って忍び寄り、その直感と論理で犯罪者の嘘を暴いていくのが、主人公城塚翡翠である。それでは、翡翠はなぜこれほどまでして犯罪者に立ち向かうのか。珍しく、翡翠が感情をあらわにして叫ぶシーンがある。 「たった一度だけ!たった一度だけ!わたしたちの命は、とても儚く脆いのです!だからこそ、わたしはひとりよがりの殺人を赦しません!人を殺してはいけないという社会を守り続けることでしか、人の命を奪う暴力を除外する術はないのです!大切な誰かを護るためには、人を殺したら必ず報いを受けるのだと!罪を償うべきなのだと!そのルールを徹底して知らしめることでしか、わたしたちは殺人という暴力から命を護れないのです!」 もちろんこれも本心なのか演技なのかわかりはしないが、「どうして人を殺してはいけないか」という議論は結局ここに帰着するのだろう。 ところで、事件解決の糸口をつかんだ時、翡翠がヴァイオリンの弾き真似をしながら口ずさむ「ちゃーらーん」は一体何だろうか。シャーロック・ホームズが下手なヴァイオリンを弾くのは知っているが、そのメロディまではわからない。なので、脳内ではいつも火曜サスペンス劇場のアイキャッチ「ちゃかちゃか、ちゃかちゃか、ちゃーらーん」の「ちゃーらーん」だけが響いている。
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城塚翡翠シリーズ第2弾、中編3作の倒叙集。 前作の肝が使えなくても充分楽しめた。信用ならない目撃者の人物の入れ替わりを読んだ後は他の作品は替わってないよな?と不安になったり良い意味で振り回される。 3作の中で好きなのは泡沫の審判、犯人に同情の余地があると難しく考えてしまうので尚更に印象に残る。 翡翠が超人過ぎるので苦戦する話も読んでみたい。
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全三編からなる倒叙ミステリー集。 先に犯行のシーンが描かれているので、犯人はわかっている。主人公の城塚翡翠が、犯人を追い詰めていくところが爽快そのもの。 前作の『medium』とは構成がかなり変わるが、読んでいて面白いのはさすが。 個人的には2作目の『泡沫の審判』が、1番刺さった。小学校教員のブラックっぷりが鮮明に描かれ過ぎていて……笑
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前作に引き続きおもしろかった。個人的には前作の方が好みだったのと、ドラマを見てしまっていたこともあり物足りなさを感じてしまったかな?(それでも十分に楽しめた) 3つの短編で構成されていて、どれも読み応えがある文章。探偵の推理を推理することは出来なかったけど、ページを捲る手が止まら...
前作に引き続きおもしろかった。個人的には前作の方が好みだったのと、ドラマを見てしまっていたこともあり物足りなさを感じてしまったかな?(それでも十分に楽しめた) 3つの短編で構成されていて、どれも読み応えがある文章。探偵の推理を推理することは出来なかったけど、ページを捲る手が止まらない程楽しませてもらえる作品だった。
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前作mediumの展開が素晴らしかっただけに、本作は物足りなさを感じてしまった。3つの短編で構成されているが、最後の「信用ならない目撃者」は予想外の展開で、読み応えがあった。犯人達の視点で描かれている点は、新鮮だったが、やっぱり読者の立場としては、犯人探しをしたいのが本音。前作も...
前作mediumの展開が素晴らしかっただけに、本作は物足りなさを感じてしまった。3つの短編で構成されているが、最後の「信用ならない目撃者」は予想外の展開で、読み応えがあった。犯人達の視点で描かれている点は、新鮮だったが、やっぱり読者の立場としては、犯人探しをしたいのが本音。前作も含め、久々に読み疲れた。
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mediumを読み、ドラマを観て、そして本書の文庫化を楽しみに。 ドラマの絵が先にインプットされてて、一話目二話目は原作通りだったんだな、と思いながら、三話目のトリックはドラマとは異なり(ドラマでは原作通りは無理やね)あっと騙された。ドラマの続編は無理っぽいけど、INVERTⅡの...
mediumを読み、ドラマを観て、そして本書の文庫化を楽しみに。 ドラマの絵が先にインプットされてて、一話目二話目は原作通りだったんだな、と思いながら、三話目のトリックはドラマとは異なり(ドラマでは原作通りは無理やね)あっと騙された。ドラマの続編は無理っぽいけど、INVERTⅡの文庫化は楽しみに待ちたい。
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「知っているからこそ、繰り返しだからこそ、わたしたちは魔法の只中に迷い込んでいる……」いやまさにコレ。 読者が既に城塚翡翠を知っている状態で2作目どうするのかなと思っていたら倒叙集!なるほど!
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