invert[インヴァート] の商品レビュー
霊媒探偵 城塚翡翠シリーズ第二弾! 1作目のmediumを読んでから、こちらを読むことを強くお勧めします。 3編からなる中編連作ストーリ。 倒叙って何だ?って思っていたら、最初から犯人が分かっていて、犯行の一部始終を我々読者に見せたうえで、探偵がその綻びをついて、犯人を逮捕する...
霊媒探偵 城塚翡翠シリーズ第二弾! 1作目のmediumを読んでから、こちらを読むことを強くお勧めします。 3編からなる中編連作ストーリ。 倒叙って何だ?って思っていたら、最初から犯人が分かっていて、犯行の一部始終を我々読者に見せたうえで、探偵がその綻びをついて、犯人を逮捕するというもの。 ということで、どれも、犯行が明確になっている中で、翡翠と犯人のヒリヒリするやり取りがポイントとなっています。 ■雲上の晴れ間 プログラマが社長を殺害。完全犯罪と思いきや翡翠がボケをかましながらも追い詰めていきます。 ■泡沫の審判 女教師が男を殺害。巧妙に隠ぺい工作していたが、やはり翡翠が追い詰めていきます。 本作からは殺人事件の犯人に対する翡翠の意志が感じられる物語です。 ■信用ならない目撃者 元刑事の殺人事件。元刑事Vs翡翠ということで、翡翠が苦戦しますが、これはやられた! またしても、やられてしまいました。 後半、あれ、どうなっているの?って混乱するぐらいひっくり返されます。 この作品が一番面白かったです。 ということで、第1作目同様、見事に騙され大満足。 とってもお勧めです!
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前作medium でしっかり騙されているので、その世界観が下地になった上で本作を読み進めると、なるほど、倒叙にしたのは本作ふうに言うならば、天晴れさんです笑 主人公のキャラが生きますね。 千里眼で鋭い推理をする主人公vs完全犯罪を目論む犯人の構図。倒叙だからか、ダメなんだけど少...
前作medium でしっかり騙されているので、その世界観が下地になった上で本作を読み進めると、なるほど、倒叙にしたのは本作ふうに言うならば、天晴れさんです笑 主人公のキャラが生きますね。 千里眼で鋭い推理をする主人公vs完全犯罪を目論む犯人の構図。倒叙だからか、ダメなんだけど少し犯人を応援したくなる不思議な感覚。手に汗握るヒリヒリとした展開を楽しめた。 それにしても古畑任三郎感がハンパない。 ウンザリしている被疑者に対して、しつこく事件のことを聞くところなんて任三郎やん!ってツッコミ入れたくなった。解決編に進む前のくだりなんかも意図的?と思ってしまうくらい。 前作があまりに衝撃受けたので、今作はハードル上げすぎたかも。面白かったけど、ラストの展開が読めてしまって、正直そこまでの衝撃は無かったかな。シリーズ1作目って、なんでもそうだけど偉大だなぁ。
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城塚シリーズの第一弾です。 プロローグで犯人語りがあり、それが誰かわからぬまま、 違う事件ペアで事件を解決して行く話が短編で続きます。 最終章ではそれらを振り返りながら、オチがあります。 多くは語らないですが、ミステリー好きな私には好きな作品でした。 続編(INVERT 2)...
城塚シリーズの第一弾です。 プロローグで犯人語りがあり、それが誰かわからぬまま、 違う事件ペアで事件を解決して行く話が短編で続きます。 最終章ではそれらを振り返りながら、オチがあります。 多くは語らないですが、ミステリー好きな私には好きな作品でした。 続編(INVERT 2)は、この本の設定(背景)がわかった前提で進みますので、 かならずこのINVERTから読んでください。
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この手の倒叙ものって、犯人視点での物語になるので読者としては犯人側の心情に沿って話が進むわけで。それを突き崩す探偵役は言ってみれば敵役なわけですよ。だから他の形態のミステリに比べるとより探偵役に魅力が必要だと思うんですが、城塚翡翠さんはどうも力不足が否めない。ただただ探偵役に魅力...
この手の倒叙ものって、犯人視点での物語になるので読者としては犯人側の心情に沿って話が進むわけで。それを突き崩す探偵役は言ってみれば敵役なわけですよ。だから他の形態のミステリに比べるとより探偵役に魅力が必要だと思うんですが、城塚翡翠さんはどうも力不足が否めない。ただただ探偵役に魅力がない。口調ややり口が犯人を苛つかせてその尻尾をつかむ端緒としようとしてるのはわかりますが、読者が苛ついちゃったらそれはまた別の話なんじゃないのかと。 名作ドラマであるコロンボ古畑任三郎あたりは彼ら自身が愛されてるがゆえに名作だと思うんですが、城塚翡翠さんはただただ嫌な感じが否めない。それら先人のオマージュ的な、探偵役がちょっと抜けてるみたいな描写もないでないですが、それもまたとってつけたようなあざとさで癇に障るなあ。これならそんなしょうもないコメディ要素なんてなしにただただ冷徹に追い詰めるほうが物語を楽しめたかもしれない。 文章だからなのかな?ドラマ化されたそうですが、映像で見たらまた感想が違うのかもしれませんけども・・・
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倒叙。それ自体は面白い構成だと思うし興味深い。 でも、この本は終始今一つという印象。謎解きのみで自分が好む、人間心理の裏をかくようなスリリングなやり取りや駆け引きなどは感じられなかった。 何故か? 多分翡翠のキャラが自分の中でしっくり来なかったからだと思う。随所に見られる「あざと...
倒叙。それ自体は面白い構成だと思うし興味深い。 でも、この本は終始今一つという印象。謎解きのみで自分が好む、人間心理の裏をかくようなスリリングなやり取りや駆け引きなどは感じられなかった。 何故か? 多分翡翠のキャラが自分の中でしっくり来なかったからだと思う。随所に見られる「あざとさ」がどうにもこうにも自分は苦手。 テレビドラマ化されるのはすごく分かる。本よりドラマの方が合っている内容だと思う。 先に読んでしまったが、近いうちにこの前作?に当たるmediumも読んでみようとは思う。でも、翡翠のあざとキャラがまた全面に出てくるような内容だと辟易しそう笑
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超絶美女の探偵物語 令和版古畑任三郎ってとこでしょうか 清原果耶ちゃんと小芝風花ちゃんピッタリイメージ通り!
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城塚翡翠シリーズ第二弾 前作を読み驚かされ、ドラマを観て関心し、今作はと言うと。。 いい意味でドラマの翡翠と真のイメージが強く残り、頭の中では明確に映像化されてる感じでなんか変な感覚になりながら読みました。 どの章も読み易く、間違いなくおすすめです。 映像の続編は厳しそうなのかも...
城塚翡翠シリーズ第二弾 前作を読み驚かされ、ドラマを観て関心し、今作はと言うと。。 いい意味でドラマの翡翠と真のイメージが強く残り、頭の中では明確に映像化されてる感じでなんか変な感覚になりながら読みました。 どの章も読み易く、間違いなくおすすめです。 映像の続編は厳しそうなのかもしれませんが是非またいつかシリーズの映画化お願いしたいです! 第三弾読んだら楽しみが終わってしまうのでまだまだ読めなさそうです笑
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城塚翡翠シリーズ第2弾で、倒叙ミステリ中編集。 前作が短編集に見せかけた長編どんでん返し系だったのに対し、今回は最初に犯人や犯行が分かっているタイプ。どうかなーと思って読み進めていったのですが、、相沢沙呼さん…なんて底知れないミステリー作家なんだ…!倒叙ミステリでどんでん返しなん...
城塚翡翠シリーズ第2弾で、倒叙ミステリ中編集。 前作が短編集に見せかけた長編どんでん返し系だったのに対し、今回は最初に犯人や犯行が分かっているタイプ。どうかなーと思って読み進めていったのですが、、相沢沙呼さん…なんて底知れないミステリー作家なんだ…!倒叙ミステリでどんでん返しなんてできるのですね…?! ミステリを読み慣れている人だと「まこと」の名前が出てきたら反射的に警戒してしまうクセみたいなものがあると思うのですが、今回もまんまと騙されました。ありがとうございます。 キャラクターものとしても面白いし、人気出るの分かるなぁ。 次のinvert Ⅱにも期待。
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ドラマでちゃんと見ていたエピソードだったのね〜全然わからんかったw そして、面白かった。 最初の1・2話については、なんとなく見覚えあるな〜くらいの感覚で、それでも話を辿っていくって感じだったんだけど、3話目はドンピシャ。めちゃ好みの仕掛けだった。 こういうのが読みたい!って感じ...
ドラマでちゃんと見ていたエピソードだったのね〜全然わからんかったw そして、面白かった。 最初の1・2話については、なんとなく見覚えあるな〜くらいの感覚で、それでも話を辿っていくって感じだったんだけど、3話目はドンピシャ。めちゃ好みの仕掛けだった。 こういうのが読みたい!って感じの、スッキリはっきりさっぱりな物語だったな〜。
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今回は最初に犯人と犯行が分かるコロンボ、古畑任三郎タイプの進み方 構成はいいんだけど、翡翠があざとすぎてイライラ(苦笑) つくってるって分かってるけど 犯人からしたらあざとかろうがしっつこく殺人事件として付き纏われたら、そりゃイヤだろなぁw
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