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黒い絵 の商品レビュー

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106件のお客様レビュー

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  4. 2つ

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2024/02/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

好きな作家 原田マハさんだけど、今回は違った。 作品紹介では「著者初の『ノワール小説集』」なんて書かれている。 ーー ノワール=フランス語で黒という意味。 人間の悪意や差別、暴力などを描き出している。 ーー とあったが、本作はちょっと路線がちがうように思った。 短編6作が並ぶ。 前の3作は人間のエロスを書いたもの。 唐突にはじまり、世界に入りかけたところで、fin 終わりを迎える。中途半端。 後半3作はマハさんお得意の美術史を絡めたもの。 個人的には「キアーラ」がいままでのマハさんの作にちかく好み。 新境地を開くための1冊だったのかもしれない。 マハさんの創造性は素晴らしいので、世界を書き切った作品が読みたい。

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2024/02/18

愛と性かな。本当はこうじゃないんだって思っても現実は目の前にいる誰かと逃れられない関係が続いてしまうって事を短編で綴られている本だと思います。なかなか良かったと思います。

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2024/02/11

どろっとした読み心地の短編集。 意欲作ってことなのかな? やっぱりこうアートに真っすぐみたいなのが好きだなとは思ってしまう。

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2024/02/10

原田マハさんの著作の評価は、だいたい高いので、この作品がなぜ低いのか読んでみようと思いました。 著者お得意の美術、特に絵画を中心に置いた作品は、著者の絵画作品、絵画の作者への理解が深いので、全て成功してきたと思います。 そんな中今回は表題にあるように、作品というより、人間の裏...

原田マハさんの著作の評価は、だいたい高いので、この作品がなぜ低いのか読んでみようと思いました。 著者お得意の美術、特に絵画を中心に置いた作品は、著者の絵画作品、絵画の作者への理解が深いので、全て成功してきたと思います。 そんな中今回は表題にあるように、作品というより、人間の裏側や、腹黒い面に焦点を当てて物語が描かれていました。主題は悪くないと思いますが、読み進めて気持ちが乗らないというか、理解し難い面が多くて、今回は納得できる作品でありませんでした。残念ですが、こういう時もあるでしょう。 これも読んでみなければわからないと今回は諦め、次回作品に期待したいと思います。

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2024/03/01

2024新年最初に読む本じゃなかった〜‼ 『カフーを待ちわびて』や『本日はお日柄もよく』等、原田マハさんの作品が大好きなので、その大好きな作家さんの最新作ということで、何の前情報も無くワクワクして手に取った。 結果、想像していたのと全然違った〜‼ "官能ホラー小説&qu...

2024新年最初に読む本じゃなかった〜‼ 『カフーを待ちわびて』や『本日はお日柄もよく』等、原田マハさんの作品が大好きなので、その大好きな作家さんの最新作ということで、何の前情報も無くワクワクして手に取った。 結果、想像していたのと全然違った〜‼ "官能ホラー小説"という感じで、原田マハさんの"新境地"。 これまでとは全く異なった作風で、作家名を見なければ原田マハさんの作品だとは全く分からないと思う。 ただ、私はあまり好きな作品ではなかった。 こういう作風が得意な作家さんは他にいるし、こういうのが読みたければそっちの作家さんを選ぶ。 原田マハさんにこういう作品は求めていないな…。

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2024/02/08

かなり官能的な短編集。 好き嫌い、賛否、ありそう。 そのアートを知っていたら、好きなら、自分の感覚との差異に戸惑ったり。

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2024/02/02

新たなマハさんの雰囲気が纏う作品集。 個人的には同郷の写真家土門拳さんがフィーチャーされてて嬉しかった。 写真をしてる人は自然と構図線の比率が身に付いている人は多いと思うのですが、土門拳記念館ではどこで写真を撮ってもカッコよく写真が撮れます。 配置、設計がすごい。 オフィーリア...

新たなマハさんの雰囲気が纏う作品集。 個人的には同郷の写真家土門拳さんがフィーチャーされてて嬉しかった。 写真をしてる人は自然と構図線の比率が身に付いている人は多いと思うのですが、土門拳記念館ではどこで写真を撮ってもカッコよく写真が撮れます。 配置、設計がすごい。 オフィーリアが良かった。芥川龍之介の「地獄変」をベースに創作されてあるとの事。

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2024/02/01

久々の原田作品、ワクワクして手にしたが、ガッカリ。学級委員の高校生が精一杯背伸びして、大人の世界書いてみた、みたいな痛々しさ。初出みて理解。デビューまもない頃の作品だったんだ。なんか騙された感残った。絵画ミステリ–期待してます。

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2024/01/30

初めてノワール小説を読んだ。ミステリー作品が好きな自分には正直いまいちだった。人間の闇と作品を繋げる要因としての官能的な描写が多かったことを覚えている。最後のゴッホの節について、どの視点で何を見ているのかよく分からなかった。再読あり。

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2024/01/30

原田マハさんの多才ぶりには脱帽。アートへの愛と造詣の深さが伝わってきて、こちらもワクワクと芸術の世界に引き込まれた。さすがの文章力で、1話1話テイストも雰囲気も違っていて、チョコレートの詰め合わせ箱から一つ一つ丁寧に選んで味わっているような感覚も楽しかった。個人的には"...

原田マハさんの多才ぶりには脱帽。アートへの愛と造詣の深さが伝わってきて、こちらもワクワクと芸術の世界に引き込まれた。さすがの文章力で、1話1話テイストも雰囲気も違っていて、チョコレートの詰め合わせ箱から一つ一つ丁寧に選んで味わっているような感覚も楽しかった。個人的には"指" が好きだったなぁ。芸術とエロスって通ずるものがありそう。禁忌って人を惹きつけるよね。そんな禁忌が詰まった一冊であった。初原田マハさん、別の作品も読んでみたい。

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