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黒い絵 の商品レビュー

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126件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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  3. 3つ

    55

  4. 2つ

    28

  5. 1つ

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2024/09/24

久しぶりの原田マハさんの作品。レビューなどでいつもと違うようなことが書かれてて、興味を持ち読んでみました。マハさんの作品を全部読んでいるわけではないけど、確かに今まで読んだのとは少し違うかな、と思いました。アートを絡めた短編集なんだけど、マハさん攻めてるなというのが、私の感想。 ...

久しぶりの原田マハさんの作品。レビューなどでいつもと違うようなことが書かれてて、興味を持ち読んでみました。マハさんの作品を全部読んでいるわけではないけど、確かに今まで読んだのとは少し違うかな、と思いました。アートを絡めた短編集なんだけど、マハさん攻めてるなというのが、私の感想。 『深海魚』 2人の女子高生がどうなっちゃうのか、すごく気になる。というか心配。 『楽園の破片』 別れの話かな?小学生がゴーギャンの作品の題名についての答えが笑える。 『指』 お釈迦様の前で、欲望をさらけ出してしまって大丈夫? 『キアーラ』 これに出てくる男はどうしようもないな。 『オヒィーリア』 朝ドラの「花子とアン」にもこんな場面出てきたな。画家が娘を描いてた時、どんな想いだったんだろう? 『向日葵奇譚』 俳優が怖いかも。どんな役も成り切るというけど、度が過ぎるのもな…。ゴッホ降臨? 悲しい話もあれば、おいおいと言いたくなる話もありました。

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2024/08/24

見えてるものと見えてないもの。 見えてないところは黒いものが渦巻いてるんだろうなぁ。 外で読んでたら、なんか無駄にドキドキしてしまった(汗 重くて暗いのかと思いきや、不思議とさっくり読めました。ダークで大人向けの「世にも奇妙な物語」かな‥

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2024/08/23

このタイトルで黒い絵の作品から 物語が展開するかと思ったが 全く違った 最初の深海魚の内容に驚いた 原田マハはこんな作品も 書くんだ 私の好みでは無い内容 ちょっと気持ちが悪い 他の作品はいつもの らしい作品で 気持ちよく読めた しかしこの作家はすごい 人のドロドロの中味から ...

このタイトルで黒い絵の作品から 物語が展開するかと思ったが 全く違った 最初の深海魚の内容に驚いた 原田マハはこんな作品も 書くんだ 私の好みでは無い内容 ちょっと気持ちが悪い 他の作品はいつもの らしい作品で 気持ちよく読めた しかしこの作家はすごい 人のドロドロの中味から 歴史的名作や絡む多様な人を 散りばめて書く事ができる どんな頭の持ち主だろう

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2024/08/22

原田マハさんの他とは少し作風の違う短編集。 仄暗い海の底に誘われるような「深海魚」が好きでした。 最初の数編はエロスが前面に出てきて読んだことがない読後感だったけれど、後半はアートが絡み出してマハさんの小説だなという感じ。

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2024/08/21

少し怖い表紙は加藤泉氏による作品だそうだ。 本書は七つの短編が収められている。 官能的な表現も多く、なぜか緊張する。 「楽園の破片」はゴーギャンの有名な絵、「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」を題材にとる。 ゴーギャンの絵画に描かれる女性たちが人生を...

少し怖い表紙は加藤泉氏による作品だそうだ。 本書は七つの短編が収められている。 官能的な表現も多く、なぜか緊張する。 「楽園の破片」はゴーギャンの有名な絵、「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」を題材にとる。 ゴーギャンの絵画に描かれる女性たちが人生を表すように、主人公も人生を一瞬で駆け抜ける。 「指」では土門拳の作品のなかでも有名な仏像写真を題材に扱う。 確かに私も写真を見た時、妙にエロティックな写真だなと思ったことがある。 仏像なのになんだか艶かしくて、モノクロームで写された仏像の指先から目が離せない。 この物語は、年の離れた地位ある男性を誘惑する女性を主人公とする。 つまりは不倫で、全く褒められたものではないが、本書の中では一番気に入った話だ。 押し込めている自分の中の欲望と合致するのかもしれない。 しかし、もちろんそれは想像の中の話で、「興奮した!よし、金持ちのおっさんを誘惑しに行こう!」とはならない。 そもそも配偶者が立派なおじさんだし、私は彼と彼との間の子が大好きだからね。 でも、そんな幸せ家族の中にも、黒い何かは渦巻くことがあるのかも、しれない。

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2024/08/11

原田マハさんの作品で期待が大きい分、少し残念でした。 個人的に短編が苦手というのもマイナス評価になっています。

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2024/08/06

短編が7つ。 ちょっと不思議だったりグロテスクだったり…不倫している女の登場人物が多かったな。 著者らしく、ほとんどアートが絡んでいる。

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2024/08/05

想像とは少し違った小説でした。 もっとダークなミステリーっぽい話なのかと思っていたら、余り深みの無い短編がダラダラ続いているだけで、余り印象に残りませんでした。 原田マハの新境地?!との評判もある様ですが、余計な新境地は要らないですね、、、

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2024/08/04

6つの短篇小説。いずれの小編も作品の中に塗り込められた、トグロを巻く情念を感じる。 読み手にそれを受け入れ読み解く精神的な余裕がなければ、しんどくて重い小説。 さすが原田マハ、アートを扱う書き手として、やはり秀逸。

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2024/08/03

アートに関する短編ノワール小説集。 人間の怖さやエロスが詰まった作品集。 マハ作品なので読みやすいけど、手元に置いておきたいかと訊かれると、答えはノーかな。 美術品の描き方はやはり素晴らしいので、 室生寺金堂の釈迦如来坐像や 聖フランチェスコ聖堂のフレスコ画は 実物見てみたい...

アートに関する短編ノワール小説集。 人間の怖さやエロスが詰まった作品集。 マハ作品なので読みやすいけど、手元に置いておきたいかと訊かれると、答えはノーかな。 美術品の描き方はやはり素晴らしいので、 室生寺金堂の釈迦如来坐像や 聖フランチェスコ聖堂のフレスコ画は 実物見てみたい! という気持ちになりました。

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