椿ノ恋文 の商品レビュー
3作目は発刊の間隔と同様に6年の月日が流れ、QPちゃんは中3の思春期になり、新たに加わった妹と弟が小学校に進む。双子じゃないけど同学年、仲のよろしいこってって間違いなく云われるパターンだね。今回も代書と云う私が人生で一度も接したことのない話がメインだが、QPちゃんや先代との絡みが...
3作目は発刊の間隔と同様に6年の月日が流れ、QPちゃんは中3の思春期になり、新たに加わった妹と弟が小学校に進む。双子じゃないけど同学年、仲のよろしいこってって間違いなく云われるパターンだね。今回も代書と云う私が人生で一度も接したことのない話がメインだが、QPちゃんや先代との絡みが素敵!いい話でした
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私は、キラキラ共和国を読んでいない! 読んでおくべきだった!いつ結婚した? この本は、挨拶状から始まっている。 「五人家族になりました。QPちゃんは 中学三年に、妊娠、出産が続き、小梅と 蓮太郎が揃って小学校に上がりました」 とある。そして、店と代書屋再開のお知らせになっている。...
私は、キラキラ共和国を読んでいない! 読んでおくべきだった!いつ結婚した? この本は、挨拶状から始まっている。 「五人家族になりました。QPちゃんは 中学三年に、妊娠、出産が続き、小梅と 蓮太郎が揃って小学校に上がりました」 とある。そして、店と代書屋再開のお知らせになっている。二人の子供が同時に 入学というのは、と計算している私がいる。忙しそう!と思ってしまう。 連作短編、紫陽花、金木犀、椿、 明日葉、蓮という目次が味わい深い。 この本では、先代とお相手の恋文が出現し、それを供養する為に椿で有名な伊豆大島へ行く。 椿の木は、地中に根を強く張り倒れにくく、防風林にもなるという。 花びらはジャム、塗料にもなり、枝は炭焼きにして炭に。葉は餅等を包むのに いい。捨てるところがないらしい。 店の前の椿は、藪椿。藪椿は山椿ともいい、野生の椿だ。 先代は、もしかしたら大島に住む想い人を慕い、ツバキ文具店、と名付けたのかも知れない・・・・ 私は、大塔宮鎌倉宮という所へ行ってみたい!護良モリナガ親王、鎌倉幕府を終わらせた方が祀られている。“厄よけ石”を 投げてみたい!「かわらけ」という素焼き石に、息を吹きかけ、厄を乗せて、厄割り石めがけてかわらけを。割れれば厄よけ完了だ。ん~興味ある! そしてもうひとつ、お賽銭は二十五円が 良いらしい!何故かって、二十にご縁を 頂けるように。フフフ(^・^) ・・・・でも、その時になったら忘れてしまいそうな気がする。私のことだから・・・・ ツバキ文具店、第四弾が出たら今度こそ 読み逃すことのないようにしたい! 2024、5、4 読了
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やっぱり ぽっぽちゃん 好きです ますます にくめない等身大のぽっぽちゃんがそこにいた お母さんのぽっぽちゃんが そこにいて なんだか ほっこりしました 懐かしい友人に会えた気分
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よかった!よかった! 読みながら、「ツバキ文具店」のストーリーも、 「キラキラ共和国」のストーリーも、 どんどんよみがえって、さらに楽しめた。 懐かしい人たちも次々と出てきて、うれしかった。 バーバラ婦人は、やっぱり、素敵! 「恋文」の内容が、何だろうとワクワクしつつ、 「椿ノ...
よかった!よかった! 読みながら、「ツバキ文具店」のストーリーも、 「キラキラ共和国」のストーリーも、 どんどんよみがえって、さらに楽しめた。 懐かしい人たちも次々と出てきて、うれしかった。 バーバラ婦人は、やっぱり、素敵! 「恋文」の内容が、何だろうとワクワクしつつ、 「椿ノ恋文」で、先代の切ない恋、大島の椿、とわかり、 たまらなく感動。 姑の料理、免許証返納、末期がんの母親、など、相変わらず、素晴らしい代筆仕事に、あっぱれ! 依頼人と受け取る人と両方に寄り添った心遣いがすごい。まるで依頼人が憑依したかのような文章。 お隣さんに向けた子供の字、可愛かった。 古い絵葉書はリアル! 反抗期に入ったQPちゃんに向けての手紙は、読んでいてウルウルした。 QPちゃんからの手紙で、反抗期の訳がわかった時、胸がいっぱいになった。 第4作、ぜひ読みたい! 先代の若かりし日のことも、レディババの父親も知りたい。 子供達の成長もまだまだ見守りたい!
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ツバキ文具店、キラキラ共和国に引き続き、手にする。 今回はQPちゃんの反抗期と先代の秘められた恋について。 伊豆大島での話がとても良かった。 鎌倉の街なみの描写に、ひさしぶりに行きたくなりました。 QPちゃん、船に乗り遅れたからって、大胆だなー。
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ツバキ文具店、キラキラ共和国の続編。 QPちゃんが中学3年、ミツローさんとの子が年子の同学年で小学1年生というところから。鳩子さんも子育てに追われ、代筆業を休止していましたが再開します。 QPちゃんの反抗期(原因や解決への道が見えず迷走する鳩子さん)、バーバラ夫人宅に越してきた住...
ツバキ文具店、キラキラ共和国の続編。 QPちゃんが中学3年、ミツローさんとの子が年子の同学年で小学1年生というところから。鳩子さんも子育てに追われ、代筆業を休止していましたが再開します。 QPちゃんの反抗期(原因や解決への道が見えず迷走する鳩子さん)、バーバラ夫人宅に越してきた住民とのトラブル、先代がなんと秘めた恋をしていたらしく、見つかった手紙からその恋の輪郭が浮かび上がっていく。 春先からQPちゃんが高校生になる1年間がさまざまな手紙とともに綴られていきました。やはりいろいろな人生が透けて見える手紙を読んでいると感情移入で落涙すること多く、人前で読めない本だなぁと思います。 鎌高前駅は、例の踏切まで行かなくても、駅のベンチからも景色を堪能できるのでしょうか。この本に出てきた場所に座ってみたいです。 人生が語られる中で男女の仲の描写があるので小学校にはNG。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「ツバキ文具店」「キラキラ共和国」の続編と知らずにいきなりここから読みましたが、この鎌倉、伊豆大島を舞台にした本作だけでも、その優しく暖かい世界観に非常に癒されました。改めてシリーズの頭から読みたいと思います。 特別な人も出てこないし、特別な事も起きない物語ですが、どこにでもいそうな人々の、どこにでもありそうな出来事に対する作者の視線がきめ細かく優しく暖かく一気読みでした。 QPちゃんとの"人は何のために生まれてくるのか"の会話の中でのバーバラ夫人の台詞「〜人は笑うために生まれてくるんだ〜思いっきり楽しむのが人生の醍醐味。怖いことや苦しいことも全部全部ひっくるめて、経験そのものを楽しむってこと」とか、鳩子の思い「私が今ここにいて、息を吸いながら、吐きながら、無事に生きているということ。そのことへの感謝の気持ちが、満ち潮のように溢れてくる。幸せは日々もがく泥の中にあるのかもしれない。はたから見たらその姿がどんなに無様で滑稽でも、私はそんな自分や、大切な人達が愛おしくなる。」に、多いに共感。
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「ツバキ文具店」「キラキラ共和国」に続く、シリーズ第3作。 このシリーズ読んだあとの率直な感想は毎回、「鎌倉に行きたい」です。笑 舞台となっている鎌倉の観光名所やお店やグルメなどが、具体的な名称とともに登場するから、ゆったり鎌倉散策をしてみたくなる。 そしてやはり何と言っても...
「ツバキ文具店」「キラキラ共和国」に続く、シリーズ第3作。 このシリーズ読んだあとの率直な感想は毎回、「鎌倉に行きたい」です。笑 舞台となっている鎌倉の観光名所やお店やグルメなどが、具体的な名称とともに登場するから、ゆったり鎌倉散策をしてみたくなる。 そしてやはり何と言っても主人公・鳩子の「代書」の仕事が物語のメインなのだけど、今回はそれにプラスして、亡くなった先代(鳩子の祖母・かし子)が長らく「恋文」をやり取りをしていた男性の甥が鳩子の元を訪れて…というのが物語の大筋となっている。 情熱的なやり取りの「恋文」たちを、供養するために鳩子は奔走する。 「結局残るのは、デジタルより紙」みたいな鳩子の言葉があるのだけど、確かに、昔の文豪が書いた手紙やノートなどがいまだに発掘されることがたまにあるのを見ると、紙媒体は強い、と思う。 私も昔から手紙を書くのは好きなので今でも書くことはけっこうあるし、もらうこともけっこうある。メールやLINEも嬉しいのだけど、手紙をもらった時の嬉しさは種類が少し違う。 こういう小説を読むと、取っておくことは少しためらうのだけど(笑)でも捨てられなくて取ってある。何なら、学生時代の授業中に友だちとやり取りした手紙も取ってある。 話が少し逸れたけど、本当に伝えたいこと、逆に伝えづらいこと、未来のために残しておきたいこと、を自分ではなかなか書けないから代書してもらいたいと、人々は鳩子の元を訪れる。 余命わずかな母親が結婚が決まった娘に宛てた手紙や、同性愛者である男性が両親にカミングアウトをする手紙、あと今回は変わり種として、企業に対する宣伝の手紙(破格のギャラ!)などが登場。 つくりは1、2作目と同じで実際鳩子が書いた手紙が差し挟まれるので、使った便箋、書くために使った文具の違い、字体の違い、なども楽しめる。 ミツローさんと結婚して、ミツローさんの連れ子であるQPちゃんの下に第2子第3子を出産し、生活環境もがらりと変わった鳩子の日常も描かれている。 反抗期真っ盛りの中学生になったQPちゃんとの関係性に悩む鳩子の葛藤も描かれるので、終盤、QPちゃんから鳩子に贈られる手紙のくだりでは涙が溢れてしまった。 NHKで放送していたこのドラマ好きだったけど、亡くなったり色々あって出なくなったりのキャストが数人いるし、続編は無理なのかな。NHKがめちゃくちゃ好みそうなコンテンツなのにもったいない。笑 今回もバーバラ婦人の言葉がとてもよかった。 「男はあくまで嗜好品。必需品にしちゃダメよ」とか、人生を遊園地にたとえたくだりとか。 こういう言葉たちを拾い上げるのが好きで私は本を読むんだな、ということを改めて思った。
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ドラマの出来が良かったせいか鳩子を多部未華子を思い浮かべながら違和感なく読み進められた。前半は話の内容が今ひとつ盛り上がりを欠くも、後半はほのぼのと幸せな感じで読めた。またドラマ、やってくれないかなぁ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大好きなシリーズの最新作! 時はかれこれ進みもうQPちゃんが中学3年生。 今回は代筆がメインというよりはポッポちゃんを初めとする主要キャラの人生がメインで描かれていた気がしました。 新たな年度になって忙しい4月。。。 読むのに時間はかかったものの、素敵な作品でした。 明日も頑張ろーっと思えるような作品でした^^
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