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神に愛されていた の商品レビュー

4

100件のお客様レビュー

  1. 5つ

    31

  2. 4つ

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  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    1

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2024/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み始めて数ページで、その世界観に惹き込まれ、一気に読んだ。 途中、「もしかして…?」と伏線と『雨』の正体に気付いたけれど、気付きながらも夢中でページをめくった。 あ、あの時のあれはそういうことか、ああ、これも…と切なくなる。捉え方次第でこうも変わってしまうのか。 全て読み終わった後で、それぞれの視点からまた読み返したくなった。 全て分かった上で改めてタイトルを見ると切なくて堪らない。

Posted byブクログ

2024/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大きく二部構成になっているが、一部目のストーリー内に張られた伏線がすべて非常にわかりやすい。 そのため、答え合わせパートとなる二部目に新鮮味はなく、失速したままストーリーが終わる印象。 帯文負けしている。 普段全くミステリーを読まない人なら、それなりに楽しめるかもしれない。

Posted byブクログ

2024/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

天才が秀才に抱く激重な愛情が最高すぎる。 後半の、前半へのアンサーが特に好きでした。 愛し方がわからなくて「こうだ!」って行動したら秀才のコンプレックスを刺激してしまって。 なのに自覚がない。 なにも伝わらない。 それで逆に秀才が引いてしまって、「あれれ?なんで?」ってなってる天才のサイコパスみにたまらなくなりました。才能に全振りしてしまったが故にその他が欠損しているかんじ、とても好きです。 授賞式で、緊張しすぎて素の自分になってしまって笑顔がつくれず塩対応になっちゃったのも不器用かわいい。自分がさりの一番になりたくて同じ作家になったのに、幸せを考えた結果、好きでもない男と結婚しちゃうところが本末転倒すぎて泣けてきました。 ぜんぶ裏目に出てて……。 それでもちゃんと、最後にはさりちゃんに想いは届いてたからよかったねとなりました。 対比の描き方が気持ちよかったです。

Posted byブクログ

2024/01/06

たくさんの人がこの本を紹介しているけど、その紹介ほど狂気だったり過ち?の要素は感じなかった。 読めば読むほど続きが気になる作品。 読み終わる頃には主人公が愛おしく思えるような、暖かい内容だと思う。 神に愛されていたのは誰だったのか。

Posted byブクログ

2024/01/06

女性作家2人の羨望と嫉妬。冴理の回顧から始まり、最終章の天音の手記で一段階ぐっとおもしろくなった。 狂気を感じる執着。 もっときちんと向き合って想いを伝えていたら、神に愛されていたかもしれない。

Posted byブクログ

2024/01/05

文体が軽い感じだったので途中でやめちゃうかもと思いながら読んだけど、冴理が話し出すと一気読み。「神」はそうだったんだ。

Posted byブクログ

2024/01/05
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誰かを殺したいと思うほどの絶望を味わったことがあるか。 サスペンスと思って手に取りましたが、サスペンスとは違う。予想とは違うけど、すごく心に刺さる本でした。自分と相手を比べて落ち込んでしまうこと、もしかして自分は特別な才能があるのでは?と(大小あれ)勘違いしてしまうことは多分誰しもが経験あることではないかと思う。近くにいるのに思いがすれ違ってしまった二人。二人の想いと行動、小説にぶつけた気持ちをぜひ読んでほしい。 神に愛されていたというタイトルもすごく素敵。 自分にとっての神、そういう人を大切にするにはちゃんと言葉にして伝えていかなきゃいけないよなと考えさせられた。 小説は主人公の東山冴理と、主人公の後輩であり同じ小説家の白川天音どちらの視点からも描かれているので、この時こんなことを思ってたのか!と思わされた。やっぱり思ってることは声にしないと伝わらないなぁ。

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2023/12/31

嫉妬と羨望… あまりにも切なくて苦しくて、それなのに読む手が止まらなくなる…そんな作品でした。 誰かと比べて落ち込んだり嫉妬したり…そんな自分が嫌になったり…人の心の中を余すところなく表現してくれているからこそ苦しかった。 そして光と影はいつだって対であるはずなのに一度走り出した...

嫉妬と羨望… あまりにも切なくて苦しくて、それなのに読む手が止まらなくなる…そんな作品でした。 誰かと比べて落ち込んだり嫉妬したり…そんな自分が嫌になったり…人の心の中を余すところなく表現してくれているからこそ苦しかった。 そして光と影はいつだって対であるはずなのに一度走り出したドス黒い気持ちは誰にも止める事ができないのかと。 何より作中で描かれた愛の形は様々で、その描写が美しくもあり、切なさを増殖させた。 読了後、この胸の中にある気持ちを吐き出さずにはいられない…そんな作品でした。

Posted byブクログ

2023/12/27

文体が軽い感じがして、読みやすいのかもしれません。 しかし、優しい文章だからなのか、「狂気」がそこまで感じられず残念…。

Posted byブクログ

2023/12/22

初めましての作家さんでしたが一気読みでした。 相手の思っていることと、自分の思っていることとがかけ離れてしまって悲しいことになってしまったな、と感じました。

Posted byブクログ