神に愛されていた の商品レビュー
学生の頃から作家になることを夢見てた冴理。新人賞を受賞し順風満帆といったところに現れた高校・大学の後輩で、同じ新人賞を受賞した天音。 天音が現れてから何もかもが上手く行かなくなり、嫉妬の感情を抱き、殺してしまいたいとまで…。 前半は冴理、後半は天音の視点で話が進んでいく。 あの時...
学生の頃から作家になることを夢見てた冴理。新人賞を受賞し順風満帆といったところに現れた高校・大学の後輩で、同じ新人賞を受賞した天音。 天音が現れてから何もかもが上手く行かなくなり、嫉妬の感情を抱き、殺してしまいたいとまで…。 前半は冴理、後半は天音の視点で話が進んでいく。 あの時にひとこと気持ちを伝えることが出来ていれば、まったく違った結末になっていたのかもしれない。
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- ネタバレ
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ツイッターで、この作品に木原音瀬先生の名前が出てくると聞いて、興味を持ったので読んでみた。 『私が大好きな小説家を殺すまで』や『推し、燃ゆ』を先に読んでいたし、この作品自体アマデウス症候群の話だったが、単純にファンと作家、神とファンの話で面白かった。アンチにはならなかった。 殺したいほどの執着。 でもやっぱ一番は映画の「アマデウス」が好きだな。 自分より上のものを受け入れるか突き放すか無視するか潰すか。 面白くて一気に読んだ。美しい話だな。
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女の子たちはもれなくとんでもない思い込みの中を生きてく それぞれが自分を愛する神の御心のまま動くもんだから世の中は物騒になる。当然だ。
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「あなたは、誰かを殺したいと思うほどの絶望を味わったことってあるかしら」 ヒット作を生みながら突然筆を折った小説家の告白。それはある人物の死が絡んでいて… 才能と嫉妬と少しの狂気。およそ誰もが持つ苦しさを掬い上げたようなお話。 最終的に1つの物語が2つの視点から語られます。 「...
「あなたは、誰かを殺したいと思うほどの絶望を味わったことってあるかしら」 ヒット作を生みながら突然筆を折った小説家の告白。それはある人物の死が絡んでいて… 才能と嫉妬と少しの狂気。およそ誰もが持つ苦しさを掬い上げたようなお話。 最終的に1つの物語が2つの視点から語られます。 「神に愛されていた」と思う人と 「神に愛されている」と思った人。 そんな2人のお話だと感じました。 創造者の世界ではもはや当たり前の才能や嫉妬の物語としては読んでいてムカムカするような嫌な感じがあまりせず、なんとなく爽やかさまで感じます。 個人的にキーマンはヨーコだと思っています。
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これはなかなか借りられなかったので、やっと。 嫉妬、妬み、羨望。 私は歳をとったのか、今はこういう感情って全く無いのだけれど。 若い頃はこういう思いでいっぱいだったと思う。 ただ、純粋な思いは切ない。 内容はシンプルだけど、私はけっこう好き。 あとがきが、なんだかうるっとし...
これはなかなか借りられなかったので、やっと。 嫉妬、妬み、羨望。 私は歳をとったのか、今はこういう感情って全く無いのだけれど。 若い頃はこういう思いでいっぱいだったと思う。 ただ、純粋な思いは切ない。 内容はシンプルだけど、私はけっこう好き。 あとがきが、なんだかうるっとした。
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読書初心者の私が初めて一気読みした作品でした。 展開は予想しやすいかもしれないが、読みやすく面白かったです。 もっと2人がちゃんと話せばよかったのになぁって思う
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区切りが少し多めなのが気になるが読みやすい文体であり、要所要所のフレーズが良く刺さるものがあった。言葉選びが素敵な作家さんだと思う。 ただストーリーとしては意外性はなかったかなぁ。タイトル回収は好きだからそこは好みだけど。 たまには知らない作家読むのもいいよね。
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女性の心理がミステリーの形で存分に味わえる作品です。文字量もそこまど多くないので、一気読みできました。
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スラスラと読めた。冴理目線と天音目線で構成されていて、ここも伏線だったのかと驚く場面が多かった。タイトルの神は天音、天音にとっての神は冴理。最終的にはみんな愛されていたという展開も良かった。
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どうなるんだろうと思いながらスラスラ読めてしまって、あっという間でした。 才能があると大変なんだな、、というのがいちばんの感想でした。 一度上にあがると中々下に降りるのが怖くなるというか。 本当は憧れていたのに相手からしたら憎き相手だったとか、人生のままならなさってこれですよねぇ...
どうなるんだろうと思いながらスラスラ読めてしまって、あっという間でした。 才能があると大変なんだな、、というのがいちばんの感想でした。 一度上にあがると中々下に降りるのが怖くなるというか。 本当は憧れていたのに相手からしたら憎き相手だったとか、人生のままならなさってこれですよねぇと。 どれだけ才能があっても完璧でいれる人なんていないんだなぁ。
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