1,800円以上の注文で送料無料

神に愛されていた の商品レビュー

4

84件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    33

  3. 3つ

    19

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2024/09/02

愛は盲目だと言われる。愛する対象だけが見えて、周囲のことは見えなくなる。 また、人は、他人のことはよく見えるが自分のことはよく見えない。他人の背中は見えるが、自分の背中を見ている他人のことには気付きにくい。 その死角が悲劇を生み出す。思い込みで自分が自分を不幸にする。 ブクログ...

愛は盲目だと言われる。愛する対象だけが見えて、周囲のことは見えなくなる。 また、人は、他人のことはよく見えるが自分のことはよく見えない。他人の背中は見えるが、自分の背中を見ている他人のことには気付きにくい。 その死角が悲劇を生み出す。思い込みで自分が自分を不幸にする。 ブクログの中で、また大好きな作家を見つけることができた。読めて良かった。出逢えて良かった。読書の喜びが増えた。 ま、これもあくまで個人の感想で、盲目になっているだけなのだけど。

Posted byブクログ

2024/08/31

ずっと紙の本で読みたかった。 ずっと探してやっとあった1冊。 この本は小説初心者さんや、本を読みきったことない人におすすめ。 小説家の想いも知れるし何より 木爾 チレンさんの中にあるご自身を少しリンクさせて描かれてる感じが伝わってくる。 闇の部分?良い意味でその闇が読者へ訴えかけ...

ずっと紙の本で読みたかった。 ずっと探してやっとあった1冊。 この本は小説初心者さんや、本を読みきったことない人におすすめ。 小説家の想いも知れるし何より 木爾 チレンさんの中にあるご自身を少しリンクさせて描かれてる感じが伝わってくる。 闇の部分?良い意味でその闇が読者へ訴えかけてくるものを感じずにはいられない。 木爾 チレンさん、好きだわぁ。

Posted byブクログ

2024/08/18

なぁ、天音。楽しそうにしてる女の子ほど最強なものはないんよ。 嫉妬、羨望、憧れ、憎悪。 ドロドロしてるはずのものが何故か爽やかに感じる。

Posted byブクログ

2024/08/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ベストセラーを発表してから30年、小説の書き方も忘れてしまったと思えるような東山冴里が、これまでの人生を語る。 面白くてあっという間に読了。 前半は冴里目線、後半は冴里からしたら全てを奪っていった後輩天音目線で描かれる。 雨が天音なのは最初の時点で予想はついていたけど、それでも圧倒されてしまった。 伏線とも気付かなかった、天音が冴里のTwitterをフォローしていなかった理由が明かされたり丁寧に描かれている印象。 茉莉の赤字が却って良作を産んでいたのも興味深かった。 天音が冴里のファンなのは分かっても、ここまでの狂気を持っているとは思わなかったな。冴里が書けない理由が自分だったら、それすらも排除する。帯に書かれていた「狂気」そのものだった。

Posted byブクログ

2024/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

めちゃくちゃ良かった…ジーンときた。途中でそうなのかな?と思ったけど思った以上の答え合わせがあって、ページを捲る手が止まらなかった。すれ違いだらけで悲しい結末なのに、絶望だけじゃないのは、みんな最後は何らかの光を見出していたからだと思う。この作者さんの完全なファンになりました。こんなにサクサク読みやすいのに、心に響くのは間違いなく天才だと思う

Posted byブクログ

2024/07/30

冴理と天音、それぞれの視点から書かれた物語。 それぞれ見方、感じ方が違っていて… 相手を想っての行動が、相手にとっては迷惑だったり。 愛が違う方向へ。 考えさせられました。 そして、孤独な小説家の気持ちも少しわかったような。。。 再読したい本になりました。

Posted byブクログ

2024/07/16

よかった。 冴理、天音、両者の視点から描かれた、それぞれの剥き出しの感情が胸に突き刺さった。 ☆4.0

Posted byブクログ

2024/07/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分にとって神にも等しい人への想いが何一つ伝わらず、結果的に全てを奪う形になってしまった天音。 殺意を抱くほど憎き相手に、全てを懸けて愛されていたことに気が付いたのは、死に導いた後だった冴理。 救いようがないくらいひどいすれ違いの物語だったのに、読後感は悪くなかった。 最後の最後で、報われない愛などなかったと思わせてくれたからかもしれない。 著者の他の作品も読んでみたいと思った。

Posted byブクログ

2024/06/26

読み終わったあと、とっても大好きな作品になっていました。 悲しくて愛しい…そんな気持ちになるお話でした。

Posted byブクログ

2024/06/23

嫉妬や嫉みが書かれているが、それが汚くなく美しさも感じた。神だと思ってしまうくらいに人を憧れられる生きる希望があるなら逆に失う怖さもでてくる。自分の人生を懸けてでも人を崇めることは幸せなのだろうか。やはり人を神と思い込んでしまうのは危険な気がする。でも美しい物語だった。

Posted byブクログ