うたうおばけ の商品レビュー
友人の名前をタイトルにするの、とてもいい。 その友人との思い出の濃さがひと目でわかる。 人の人生を覗き見するというおもしろさがあった。
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「桃を煮る人を」をずいぶんに購入したものの、積読になったままこちらを先に読んでしまった。 なんて可愛いエッセイなの。 クスッとも笑えるし、あけっぴろげとはちょっと違うかもだけど、素の感じの文章がとても良かった。読んでいて心地よかった!
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何気なくすぎていく毎日が宝物のように愛おしく思えるエッセイです。 登場人物もみんな魅力的でユーモアがあってあたたかい。 生活は、死ぬまで続く長い実話。 ミドリの話がとくにお気に入り。 それから歌人とお酒,飲んでみたいなぁ。へんな話をずっと聞いていたい。 私は飼うなら灯台がいい...
何気なくすぎていく毎日が宝物のように愛おしく思えるエッセイです。 登場人物もみんな魅力的でユーモアがあってあたたかい。 生活は、死ぬまで続く長い実話。 ミドリの話がとくにお気に入り。 それから歌人とお酒,飲んでみたいなぁ。へんな話をずっと聞いていたい。 私は飼うなら灯台がいい。
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考えてみると読む順番が悪かったのだろう。 先に「虎たま」「桃煮」を読んでしまったので、本作はれいんさん節がぽやぽやのおばけちゃんみたいで、可愛かったです。 「暗号のスズキくん」「きぼうを見よう」でキュンとなり、「エリマキトカゲ」「まつげ屋のギャル」でグフフとなりました。 これで...
考えてみると読む順番が悪かったのだろう。 先に「虎たま」「桃煮」を読んでしまったので、本作はれいんさん節がぽやぽやのおばけちゃんみたいで、可愛かったです。 「暗号のスズキくん」「きぼうを見よう」でキュンとなり、「エリマキトカゲ」「まつげ屋のギャル」でグフフとなりました。 これで「コヒ愛」が俄然楽しみになりました♪
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初めてのくどうれいんさん。名前の語呂が大好きでらいんさんれいんさんと何度も呼んでしまう。れいんさんの変でロマンチックな日常を読めて嬉しい。大好きです。
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面白い本でした。次はどんなお話かなとワクワクしながら読み進めていってました。くどうれいんさんの他の本にも興味がわきました。
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文章にすることも、感情の出力方法のひとつ。 そして文章ひとつでさまざまな感情を出力することができる。 さらに文章とひとくちに言っても、こうしてエッセイもあれば、短歌もあれば、俳句もある。 それもまた、たくさんの感情の出力方法ということになるだろう。 たくさんの感情を、たくさんの出...
文章にすることも、感情の出力方法のひとつ。 そして文章ひとつでさまざまな感情を出力することができる。 さらに文章とひとくちに言っても、こうしてエッセイもあれば、短歌もあれば、俳句もある。 それもまた、たくさんの感情の出力方法ということになるだろう。 たくさんの感情を、たくさんの出力方法で。 それが豊かな人間は、きっと素敵な人に見えるんじゃないかな。 でも、自分だけではその感情を抱えきれないからこそ、さまざまな方法で出力せざるを得ないんだろうなとも思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本棚に置いておきたい1冊になりました。 弟「あ!甘えびの、甘抜きひとつ!」エリマキトカゲ→勇ましく駆け抜けていくかんじが友人にそっくりです。「送ってくれんのさあ、馬とかなら、乗りたいけどね」ビニニもブヌヌもボノノも、たしかにバナナよりバナナなのだった。(笑)→蟹の裏側の顔文字だと思えばよくない?ふきちゃん「野生の売り上げ目標ですよ」。「本を読んでる人」でいることで、文庫本はわたしの盾となってくれた。
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劇的な事件なんてなくたって、毎日を見つめて解釈していけば、日常は特別なものになる、そんな気がしてくる一冊でした。 好きだったおはなし ・ミオ、白い鯨 →私も彼と別れたら儀式をやりたい。 幸せをより認識するために結婚式というものがあるが、そもそも幸せな時間がこの後も続くのだから逆...
劇的な事件なんてなくたって、毎日を見つめて解釈していけば、日常は特別なものになる、そんな気がしてくる一冊でした。 好きだったおはなし ・ミオ、白い鯨 →私も彼と別れたら儀式をやりたい。 幸せをより認識するために結婚式というものがあるが、そもそも幸せな時間がこの後も続くのだから逆に不要では?別れた時の儀式の方が次に進むために有意義なのでは?と。一般的には伝わらないかもしれない深い気づきを得た話。 ・一千万円分の不幸 →めちゃめちゃ不合理。だけど前向きになるための合理的ロジック。だいすき。 ・まつげ屋のギャル →言葉のセンスおばけ。日常も切り取り方で特別なんだ。
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行きつけの書店で物色している時、平積みのコーナーにあったサイン本が目に留まり、衝動的に手にする。タイトル、表紙、作者、どこを取っても内容が全く想像できないままお会計。その上、年を跨いで寝かせてしまい、ようやく読了。本が熟成していい味出したのか、面白い。 日常をやり過ごすのではなく...
行きつけの書店で物色している時、平積みのコーナーにあったサイン本が目に留まり、衝動的に手にする。タイトル、表紙、作者、どこを取っても内容が全く想像できないままお会計。その上、年を跨いで寝かせてしまい、ようやく読了。本が熟成していい味出したのか、面白い。 日常をやり過ごすのではなく、眺め、観察しながらストーリーとして記憶したような作品。たわいも無いことが作者にかかると出来事になり、作品になってしまうようだ。 日常を捉える感性が豊かで素敵だ。
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