同じ星の下に の商品レビュー
久しぶりに先が気になって眠れなくなる作品に出会いました! ***ネタばれ*** そういうことだったのか・・・ 渡辺さんは「お父さん」ではなく、「おじさん」だったんだね。 不幸にも赤ちゃんの取り違いが起こってしまい、本来なら本当の姪である沙耶が、両親から虐待をうけている、まして殺...
久しぶりに先が気になって眠れなくなる作品に出会いました! ***ネタばれ*** そういうことだったのか・・・ 渡辺さんは「お父さん」ではなく、「おじさん」だったんだね。 不幸にも赤ちゃんの取り違いが起こってしまい、本来なら本当の姪である沙耶が、両親から虐待をうけている、まして殺害されるかもしれないなんて知ったら、誘拐してでも助けようって気持ちになる。私にも姪がいるので、賢二郎に同情する自分がいました。 そして最後のページの賢二郎の思いにぐっときました。 「生きられると思えた」 「自分の愛する者たちの幸福を願い、祈り続ける、ただそれだけのために」 私もこどもはなく、オババカな毎日を過ごしていますが、大好きな姪の幸せを毎日祈っているので。 それだけで自分が生きている価値があるのだと、思わせてくれた作品でした。 面白かったーっっっ!
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読み終わった時に、沙耶と渡辺さんを取り巻く環境が幸せでありますように、と祈らずにはいられない1冊でした。出会えて良かった1冊。 誘拐といえば「流浪の月」が思い出されるけど、全然違う結末で、どっちも好き。 虐待されていた沙耶の元に児童福祉司を名乗る渡辺が訪れ、児童福祉施設で話しを...
読み終わった時に、沙耶と渡辺さんを取り巻く環境が幸せでありますように、と祈らずにはいられない1冊でした。出会えて良かった1冊。 誘拐といえば「流浪の月」が思い出されるけど、全然違う結末で、どっちも好き。 虐待されていた沙耶の元に児童福祉司を名乗る渡辺が訪れ、児童福祉施設で話しを聞くと言い沙耶はそのまま車に乗りこむ。 しかし、連れて行かれた場所は普通の(よりちょっと立派な)一軒家で拘束され誘拐されてしまう。 だが、束の間の拘束の後は、今まで味わった事のない快適な生活。バランスの良い食事を作ってくれ、暖かいお風呂とお布団。風邪をひけば心配し看病までしてくれる。 このまま沙耶と渡辺さんの生活が続けばいいのに。と何度も思った。 渡辺さんが何者なのかは途中であの人しかいないなぁとなるんだけど、動機、目的がわからず。 エピローグで明かされますが、これは誘拐するしかなかったのかな。時間もないしな。なんだろう、刹那とも違うこの感じ。本当にみんな幸せになって。そして有乃夫婦には確り懺悔して改心して欲しい。 作者さんの他の作品も読みたくなりました。道産子!
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久しぶりに一気読みした。 誘拐されたはずなのに、何故か自分に優しい誘拐犯。本当の誘拐の目的は、何なのか?身代金?それとも、、、、。 子どもにとっての世界は、家庭と学校がすべて、そしてそれらの選択肢は子ども自身にはない。 感想とは関係ないが、ストーリーの中に出てくる料理がとてもおい...
久しぶりに一気読みした。 誘拐されたはずなのに、何故か自分に優しい誘拐犯。本当の誘拐の目的は、何なのか?身代金?それとも、、、、。 子どもにとっての世界は、家庭と学校がすべて、そしてそれらの選択肢は子ども自身にはない。 感想とは関係ないが、ストーリーの中に出てくる料理がとてもおいしそうだった。
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中学2年の少女・沙耶は、日常的に両親から虐待を受けていた。 自分の殺害を両親が計画してしていることを知った彼女は、児童相談所にも電話で相談していたのだが、訪問せずにいたある日、学校帰りに相談員だと名乗る渡辺に保護するからと車に乗せられて…。 渡辺に連れて行かれ、監禁された家での...
中学2年の少女・沙耶は、日常的に両親から虐待を受けていた。 自分の殺害を両親が計画してしていることを知った彼女は、児童相談所にも電話で相談していたのだが、訪問せずにいたある日、学校帰りに相談員だと名乗る渡辺に保護するからと車に乗せられて…。 渡辺に連れて行かれ、監禁された家での生活は、恐怖を感じたのは最初だけで、居心地の良い暖かな部屋とバランスのとれた食事に彼が誘拐犯だとは思えなくて、本当の父親ではないかとさえ感じていた。 渡辺が、何故こんな誘拐をするのか…何が目的なのか…。 彼の正体がわかったときに驚愕の真相が待ち受けていた。 ことばをなくす…とは、このことなのか。 暫し、茫然としてしまった。 運命とは、とても残酷である。 だが、彼によってひとりの少女が救われたことに違いはない。
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少女を誘拐した誘拐犯と少女の五日間を巡る物語。 なんとも悲しい。読者である私自身も誘拐犯である渡辺が少女の父親であればいいと思った。 一気に読破できる作品。
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あまりに優しすぎる誘拐犯。 たった数日間の共同生活の中で 優しさの裏に愛が見え隠れする。 なるほど、そういうことだったのか。 過去の過ちにこの誘拐犯は苦しんでいたけれど、そのおかげで誰も気づかず、 本来なら救われなかったであろう立場の子どもが救われた。 登場する毒親には辟易したが...
あまりに優しすぎる誘拐犯。 たった数日間の共同生活の中で 優しさの裏に愛が見え隠れする。 なるほど、そういうことだったのか。 過去の過ちにこの誘拐犯は苦しんでいたけれど、そのおかげで誰も気づかず、 本来なら救われなかったであろう立場の子どもが救われた。 登場する毒親には辟易したが、 誘拐犯、そして彼を取り巻く人々の優しさと愛がこの物語を美しく優しくまとめ上げている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
号泣…というほどではなかったかな~、と思いました。 こんな優しい誘拐犯って何?っていう思いで読み進め、予想しない結末ではありました。 私自身、幼い子どもが2人いるのですが『取り違い』はあってほしくないな、気をつけてはいても何かのトラブルであってしまうのかな、と少し悲しくなりました。
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面白い。面白すぎる。予備知識なしでたまたま手に取った本がこんなに面白いなんて、一足早い年末ジャンボに当たったような気分じゃん。正直、著者のこともまったく知らなくて、なぜこの本を選んだのかも今となってはわからないのだけれど、そんな僕が思うに、こんなことを言っては大変失礼だけれど、こ...
面白い。面白すぎる。予備知識なしでたまたま手に取った本がこんなに面白いなんて、一足早い年末ジャンボに当たったような気分じゃん。正直、著者のこともまったく知らなくて、なぜこの本を選んだのかも今となってはわからないのだけれど、そんな僕が思うに、こんなことを言っては大変失礼だけれど、この本、タイトルとカバー絵のせいでずいぶん損をしていると思います。だってちょっと、まるで優しさの押し売りしてくるタイプの小説みたいな顔してませんか?ひねくれ者の僕みたいなやつが思わず敬遠してしまいそうな顔してるんですよね。 でも、とにかく引き込まれました。外側からの視点と内側からの視点の対比が面白かったし、人質と犯人であるはずの2人の会話のユーモラスさが面白かった。ストーリー設定からしてどうしても「流浪の月」を思い出してしまうけれど、真相の落としどころがまったく違っていた。これには胸を打たれました。この本、絶対面白いですよ?絶対読んだほうがいいと思う。
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犯人と被害者はどんな関係なのか?? 本当にこんな親もいるのかな? と思いながら読み進みました。最終章で「なるほどそういうことだったのか」と納得です。 それでも最後は皆が幸せになりそうこんな予感が感じられホッとしました。
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もう少し、ストレートに表現できたらって、最後になって思う。 親ガチャって言葉、好きではないけど、こんな本を読むとね、、、、
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