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同じ星の下に の商品レビュー

4.2

45件のお客様レビュー

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2024/10/27

なんて切なく、悲しく、思いやりのあるお話しだったんだろう。 中学2年の有乃紗耶は親から虐待を受けていましたが、3か月前からパタリと虐待がなくなり、夜に海釣りに行こうと言われ、自分は殺されると思い児相に連絡をします。 その数日後、児相を名乗る「渡辺さん」に誘拐され、警察に身代金要...

なんて切なく、悲しく、思いやりのあるお話しだったんだろう。 中学2年の有乃紗耶は親から虐待を受けていましたが、3か月前からパタリと虐待がなくなり、夜に海釣りに行こうと言われ、自分は殺されると思い児相に連絡をします。 その数日後、児相を名乗る「渡辺さん」に誘拐され、警察に身代金要求の犯行声明が届きます。 紗耶の受けた虐待に、心が痛くなりました。 誘拐されましたが、誘拐された日々の方が温かいご飯や布団に幸せを感じ紗耶が受けていた日々の辛さがわかりました。 渡辺さんがどうして紗耶を誘拐したのか、最後にわかりますが、これもまた切なくウルウルきてしまいました。

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2024/10/21

泣ける場面が多くありました 切なくて悲しい話でした 誘拐犯て女子中学生のやり取りが テンポ良く進んでいてだんだん距離が縮まっていくところが面白かった 最後まで読んだ感想は、 みんな強く、幸せになって欲しいなと 思いました

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2024/10/09

読みやすく、新たな事実の明かされ方もテンポが良く一気に読めた。 まぁ、そんな偶然あるかねぇと思うところもあるし、クライマックスは思惑通り行きすぎな気もするが主人公二人は賢いので、あるか。

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2024/07/28

初めて読む作家さん。 読みやすく、また面白かったです。 誘拐犯の正体と目的がなかなか見えてこなかったので、最後に全てが分かった時に「なるほど!」となりました。 何とも切ない誘拐です。 「存在の全てを」も切なかったけど誘拐犯が人質に抱く感情が全く異なり、新しい誘拐ミステリーとして...

初めて読む作家さん。 読みやすく、また面白かったです。 誘拐犯の正体と目的がなかなか見えてこなかったので、最後に全てが分かった時に「なるほど!」となりました。 何とも切ない誘拐です。 「存在の全てを」も切なかったけど誘拐犯が人質に抱く感情が全く異なり、新しい誘拐ミステリーとして楽しめました。 子どもの気持ちを描くのが上手でした。他の作品も是非読んでみたいです。

Posted byブクログ

2024/07/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なかなかおもしろかった!普段ミステリばかり読んでるので、「渡辺さん=カウンセリング医」はすぐにピンときたが、正体まではまったく予想できず。父親じゃなかったけど血は繋がってるのね!よかった! 風邪を引いて心細くなった沙耶が、渡辺にそばにいてほしい、とうまく伝えられないシーンなどはとても胸が熱くなった。ストーリー全体を通してとても読みやすく無駄がないが、細かい心理描写がとても丁寧。 伏線が散りばめられていて最後に見事回収!ではなく、最終章の犯人の独白にて一気にすべてネタバラシだったのでそこだけマイナス1。個人的には、結局毒親は札束を燃やすのか?どうなんだ?というところがもっともハラハラした。

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2024/07/20

 何でだろう。犯罪小説なのに、ラストは感動に打ち震えた。  この世にはたくさんの犯罪があって、それぞれに理由があると思う。もちろん身勝手極まりない理由も多いと思うが。  でも、こんなに切ない理由の犯罪はないんじゃないだろうか。  中学2年生の沙耶は、ある日の下校中、誘拐され...

 何でだろう。犯罪小説なのに、ラストは感動に打ち震えた。  この世にはたくさんの犯罪があって、それぞれに理由があると思う。もちろん身勝手極まりない理由も多いと思うが。  でも、こんなに切ない理由の犯罪はないんじゃないだろうか。  中学2年生の沙耶は、ある日の下校中、誘拐される。誘拐されてからの生活は沙耶にとってはこれまでの生活よりも断然素晴らしい生活だった。なぜなら沙耶はこれまで両親のDVを受けていたからだ。  沙耶を誘拐した渡辺さんは、とても紳士で美味しい食事を用意してくれ、高価なクリスマスプレゼントまでくれる。そして、一番不可解なのは、沙耶を誘拐したこと。沙耶の家は全く裕福ではなく、身代金の2000万円なんて、とても用意できそうでもなかったのだ。  一体なぜ沙耶を誘拐したのか。その理由が明らかになる頃、やるせない思いに打ちひしがれる。  【わからないこと】 捜査していくうちに、刑事の相良が渡辺の顔をどこかで見たことがあるという箇所があったんだけど、結局それはなんでだったんだろう?私の読み込みが甘かったのかな?  それぞれのキャラが良かったし、物語としても面白かった。犯罪小説なのに、緊張感のある描写ではなかったが、理由を知ればそれも納得。読後感も爽やかだ。

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2024/07/10

この人は一体誰なのだろうと思いながら読み進めた。もしも自分だったらと思うと怖くなるが、この話の場合は1人を救い出せて良かったともいえる

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2024/07/05

同級生はみな幸せそうだ。なのになぜ、わたしだけが、これほど不幸な目に遭い続けるのだろう。 12月の北海道。中学2年の少女・沙耶(さや)は、自分を日常的に虐待をしてきた両親が、今夜、海で自分の殺害を計画していることを知っていた。ところが下校途中「児童相談所の職員」を名乗る男の車に...

同級生はみな幸せそうだ。なのになぜ、わたしだけが、これほど不幸な目に遭い続けるのだろう。 12月の北海道。中学2年の少女・沙耶(さや)は、自分を日常的に虐待をしてきた両親が、今夜、海で自分の殺害を計画していることを知っていた。ところが下校途中「児童相談所の職員」を名乗る男の車に乗せられ、そのまま誘拐・監禁される。監禁下の交流から、ふと彼女は、男が、じつは「本当の父親」ではないかと疑い始める。一方、男は身代金2000万円が目的の営利誘拐であると犯行声明を北海道警察に送りつけ、粛々と計画を進める。男は一体、誰で、目的は何なのか? ☆3つつけてるけど 3.5をつけたい! 帯に〝号泣、必至! 最後に待ち受ける驚愕の真相と、最後の最後にもたらされる大きな感動。〟と載ってるみたいなんですが 残念ながら私は涙は出なかったです… けれど、渡辺と名乗る男がいったい何者なのか?がひたすら気になって読みました  真相!より最後の最後にもたらされる大きな感動!の方にとても感動した 沙耶の不運な生い立ちを考えると 他人を思いやれる良い子によく育ったな…と思いました 渡辺さんも救われる思いだろうな… 渡辺さんを恨んでしまうだろうに…

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2024/06/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

誘拐犯と人質。 一触即発な関係なはずなのに、なんだかほのぼのしてしまう「渡辺さん」のキャラがすごく物語を深いものにしてくれた。 映画になってほしいな。

Posted byブクログ

2024/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

沙耶と渡辺さんの会話で心温まった。 渡辺さんに会って、沙耶のこと助けてくれてありがとうってお礼言いたい。。笑

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