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同じ星の下に の商品レビュー

4.2

42件のお客様レビュー

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2024/07/28

初めて読む作家さん。 読みやすく、また面白かったです。 誘拐犯の正体と目的がなかなか見えてこなかったので、最後に全てが分かった時に「なるほど!」となりました。 何とも切ない誘拐です。 「存在の全てを」も切なかったけど誘拐犯が人質に抱く感情が全く異なり、新しい誘拐ミステリーとして...

初めて読む作家さん。 読みやすく、また面白かったです。 誘拐犯の正体と目的がなかなか見えてこなかったので、最後に全てが分かった時に「なるほど!」となりました。 何とも切ない誘拐です。 「存在の全てを」も切なかったけど誘拐犯が人質に抱く感情が全く異なり、新しい誘拐ミステリーとして楽しめました。 子どもの気持ちを描くのが上手でした。他の作品も是非読んでみたいです。

Posted byブクログ

2024/07/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なかなかおもしろかった!普段ミステリばかり読んでるので、「渡辺さん=カウンセリング医」はすぐにピンときたが、正体まではまったく予想できず。父親じゃなかったけど血は繋がってるのね!よかった! 風邪を引いて心細くなった沙耶が、渡辺にそばにいてほしい、とうまく伝えられないシーンなどはとても胸が熱くなった。ストーリー全体を通してとても読みやすく無駄がないが、細かい心理描写がとても丁寧。 伏線が散りばめられていて最後に見事回収!ではなく、最終章の犯人の独白にて一気にすべてネタバラシだったのでそこだけマイナス1。個人的には、結局毒親は札束を燃やすのか?どうなんだ?というところがもっともハラハラした。

Posted byブクログ

2024/07/20

 何でだろう。犯罪小説なのに、ラストは感動に打ち震えた。  この世にはたくさんの犯罪があって、それぞれに理由があると思う。もちろん身勝手極まりない理由も多いと思うが。  でも、こんなに切ない理由の犯罪はないんじゃないだろうか。  中学2年生の沙耶は、ある日の下校中、誘拐され...

 何でだろう。犯罪小説なのに、ラストは感動に打ち震えた。  この世にはたくさんの犯罪があって、それぞれに理由があると思う。もちろん身勝手極まりない理由も多いと思うが。  でも、こんなに切ない理由の犯罪はないんじゃないだろうか。  中学2年生の沙耶は、ある日の下校中、誘拐される。誘拐されてからの生活は沙耶にとってはこれまでの生活よりも断然素晴らしい生活だった。なぜなら沙耶はこれまで両親のDVを受けていたからだ。  沙耶を誘拐した渡辺さんは、とても紳士で美味しい食事を用意してくれ、高価なクリスマスプレゼントまでくれる。そして、一番不可解なのは、沙耶を誘拐したこと。沙耶の家は全く裕福ではなく、身代金の2000万円なんて、とても用意できそうでもなかったのだ。  一体なぜ沙耶を誘拐したのか。その理由が明らかになる頃、やるせない思いに打ちひしがれる。  【わからないこと】 捜査していくうちに、刑事の相良が渡辺の顔をどこかで見たことがあるという箇所があったんだけど、結局それはなんでだったんだろう?私の読み込みが甘かったのかな?  それぞれのキャラが良かったし、物語としても面白かった。犯罪小説なのに、緊張感のある描写ではなかったが、理由を知ればそれも納得。読後感も爽やかだ。

Posted byブクログ

2024/07/10

この人は一体誰なのだろうと思いながら読み進めた。もしも自分だったらと思うと怖くなるが、この話の場合は1人を救い出せて良かったともいえる

Posted byブクログ

2024/07/05

同級生はみな幸せそうだ。なのになぜ、わたしだけが、これほど不幸な目に遭い続けるのだろう。 12月の北海道。中学2年の少女・沙耶(さや)は、自分を日常的に虐待をしてきた両親が、今夜、海で自分の殺害を計画していることを知っていた。ところが下校途中「児童相談所の職員」を名乗る男の車に...

同級生はみな幸せそうだ。なのになぜ、わたしだけが、これほど不幸な目に遭い続けるのだろう。 12月の北海道。中学2年の少女・沙耶(さや)は、自分を日常的に虐待をしてきた両親が、今夜、海で自分の殺害を計画していることを知っていた。ところが下校途中「児童相談所の職員」を名乗る男の車に乗せられ、そのまま誘拐・監禁される。監禁下の交流から、ふと彼女は、男が、じつは「本当の父親」ではないかと疑い始める。一方、男は身代金2000万円が目的の営利誘拐であると犯行声明を北海道警察に送りつけ、粛々と計画を進める。男は一体、誰で、目的は何なのか? ☆3つつけてるけど 3.5をつけたい! 帯に〝号泣、必至! 最後に待ち受ける驚愕の真相と、最後の最後にもたらされる大きな感動。〟と載ってるみたいなんですが 残念ながら私は涙は出なかったです… けれど、渡辺と名乗る男がいったい何者なのか?がひたすら気になって読みました  真相!より最後の最後にもたらされる大きな感動!の方にとても感動した 沙耶の不運な生い立ちを考えると 他人を思いやれる良い子によく育ったな…と思いました 渡辺さんも救われる思いだろうな… 渡辺さんを恨んでしまうだろうに…

Posted byブクログ

2024/06/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

誘拐犯と人質。 一触即発な関係なはずなのに、なんだかほのぼのしてしまう「渡辺さん」のキャラがすごく物語を深いものにしてくれた。 映画になってほしいな。

Posted byブクログ

2024/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

沙耶と渡辺さんの会話で心温まった。 渡辺さんに会って、沙耶のこと助けてくれてありがとうってお礼言いたい。。笑

Posted byブクログ

2024/06/12

最初から最後までドキドキの展開で、短期間で読み終えた。周りの人に話したくなるような話だった。私的にはここ最近で一番面白かった本だ。

Posted byブクログ

2024/06/11

八重野銃摩さんは初読みの作家さんだった。 『同じ星の下に』 【あらすじ】 舞台は寒さ厳しい12月の北海道小野幌 公立中学2年生の有乃沙耶は、学校に友達1人もおらず、家庭では理由なき虐待に耐える日々を過ごしていた。 ある日、下校途中の沙耶は児童相談所の児童福祉司を名乗る渡辺景吾に...

八重野銃摩さんは初読みの作家さんだった。 『同じ星の下に』 【あらすじ】 舞台は寒さ厳しい12月の北海道小野幌 公立中学2年生の有乃沙耶は、学校に友達1人もおらず、家庭では理由なき虐待に耐える日々を過ごしていた。 ある日、下校途中の沙耶は児童相談所の児童福祉司を名乗る渡辺景吾に誘拐される。 沙耶の両親には身代金2千万を要求し、沙耶を監禁する渡辺だが、そこでの暮らしは沙耶が生まれて初めて経験する、安全で快適で人の温かさを感じるものだった。 果たして誘拐犯の渡辺は、一体何者なのか? そして、一体何が狙いなのか? 【レビュー】 沙耶の生活環境があまりに過酷で、両親の愛情も受けられず夢も希望も持てない暮らしぶりが、非情過ぎて胸が苦しくなった。 そんな暮らしの中、両親の新たな企てに勘付き、それに対抗すべく精一杯に知恵を働かせて対峙しようと、若干14歳の少女が希望薄の中で奮闘していたかと思うと、不条理で胸がはち切れそうな思いがした。 それでもやはり、親の保護下にある子供が自らの力で出来ることは限られている。沙耶の様な子供は、きっと現実にもいるのだろう。もしかしたら身近な場所で救いの手を待っているのかもしれない。誰しもそういったSOSに気付くアンテナは、いかなる時でも張っておく必要があると思った。 また、渡辺の誘拐犯らしからぬ対応に戸惑う沙耶が、普段いかに過酷な生活を送らされているのかが次第に明らかになる。沙耶の両親である徹人と沙都子には、最初から最後まで1ミリの同情すら持てなかったが、利発な沙耶は思考を変えることで、両親のことを何とか理解しようと試みたりもする。沙耶の現実の不遇さが余計に際立っていて辛かった。 本作では、誘拐の裏に秘められた真実がある。 人質と誘拐犯らしからぬ奇妙な関係性の謎が、エピローグで全てスッキリする。ネタバレになるので詳細は避けるとして、人生をかけた罪の償い方、誘拐事件後のそれぞれの行く末も納得感があり、また家族の深い愛情が感じられて涙が溢れた。 ラストまで登場人物を絞った構成で、芯がブレずに物語の内容がストレートに心に響く作品だった。 沙耶の境遇が辛過ぎるのでハッピーエンドを願いながら読む読者が殆どだと思う。 号泣、必至!の触れ込みに違わず、なかなか泣けます。これからの方は読む場所にお気をつけください。

Posted byブクログ

2024/06/01

同じ星の下に 八重野統摩さん おもしろかった。 誘拐。謎? どうして?? 前知識なしで、まずは、読んで欲しい。 おもしろかった。

Posted byブクログ